日曜日の加須吉沼

まだ梅雨前なのに今年はやたらと暑いですね。
釣りをするのにも何処かへ遊びに行くのにも、ちょうどいい季節になったなぁと思ったら、すっかり夏の足音が近づいてきている。
暑い暑いと言っている人間とは違い、魚はすっかり夏モードで、両ダンゴで楽しい釣りができるようになった。
最近では山上湖での長竿チョーチン釣りが多くなっているが、今回はセットの練習を、、、ということで
6月3日(日)に老舗「加須吉沼」へ行ってきた。


6時過ぎに釣り場へ到着すると、なんとびっくり駐車場も桟橋もかなりの混雑具合。
大きな例会も入っていて、名手と言われる方々もたくさん来ている。
これはいいセットの練習になりそう^_^;ということで、
一番混雑しているさくら桟橋の真ん中あたりで釣ることにした。
向きは事務所と反対向き。
案の定竿はあまり立っていないので少し不安だが、8尺メーターセットでスタート。


竿:8尺
タナ:メーター
ウキ: 葉舟 「春夏秋冬・春(ひより)」 4  
   中細パイプトップ7cm、ボディー4cm、竹脚7cm(テーパー付き)
エサ落ち目盛は全7目盛中、クワセがついた状態で先端から3.5目盛出し。
ミチイト:0.8号。
ハリス:上0.5号、下0.4号。8ー38cm。
ハリ:上バラサ6号、下サスケ3号
バラケ;粒戦100cc+とろスイミー20cc+セットガン100cc+水200cc
吸水したところで、セットアップ150cc+マッハ150cc
クワセ:コーラ感嘆(さなぎ玉も使用したかったが、持っていくのを忘れた)


シブい想定でハリスは長めにしたのだが、打ち始めると案外魚がいて、最初の5枚くらいはパタパタと釣れる。
隣の方も私と同じ釣り方で、いいペースで絞っている。
だが、8時半をまわるころになると朝のモーニングセット終了という感じで
徐々にシブくなってきた。
想定はしていたが、魚がいるのに口を使ってくれない。
アタリをだすのも苦しくなってきて、あたっても口周りのスレが増えてきた。
下ハリスを長さは変えずにサスケ2号にしてみたが、ウキの動きにキレがなくなっただけなので、すぐに3号に戻した。
なじむ前の動きが増えてくれればと思っているのだが、なかなかそうはさせてくれない。


最近の釣りの傾向として、共エサ、セット関係なく、いかにウケをつくるか
というのが釣るために大事になってきていると感じている。
そんなことは前からの基本なのだが、最近はそれが顕著になっているような気がするのだ。
特にセット釣りに関しては個々人によってアプローチ方法が異なるので、一概に言うことはできないのだが、少なくとも自分のセット釣りではそれを念頭に組み立てている。


イメージ通りにウキが動いて釣れるように頑張っているつもりでも、やっぱりいつもうまくいかない。
まぁ、そのままエサ打ちしてもダメなのはわかっているので、とりあえずいろいろとやってみる。
まず、魚が遠巻きになっているように感じたので、ハリの号数は3号のままで
ハリスを徐々に長くしていった。まずは38→41cmに。最長で43cmまでやってみた。
するとなじみ始めの早いタイミングでのド消し込みで下ハリを食ってくる。
クワセの落下が変化したことで、魚が興味をもってくれたようだ。
しかしこれはラッキーパンチというか、これだけだとアタリが飛んでしまうと思うので、魚をよりエサに向かせるようなイメージで、少しエサの広がるタイミングを遅らせるというのと、拡散範囲を狭くするイメージでBBフラッシュを少量差し込みながらエサ打ちをする。
そして上針を6号→5号に変更。仕掛け全体の落下スピードもゆっくりにした。
ウケが強めのほうが釣りやすく感じたので、これは最終的に4号まで落とした。
そんなことをしていると、毎投とはいかないが魚がいるときには、ウキのトップ付け根〜エサ落ちの間でウケが出た後、パツンと消し込む強いアタリでポツポツと拾えるようになった。
下ハリスにテンションがかかってしまうと、あたってもカラツンになってしまうのと4号針で小さいバラケを打っているので回転よくエサを入れていく。
たぶん、待って釣れるときもあるとは思うのだが、そのあたりの見極めは僕には難しいので、早いアタリに絞って打っていく。


11時の昼食休憩までに26枚と、渋いながらもまぁまぁのペースで釣ることができた。
空は雲一つなく、スカッとした快晴。
釣りじゃなかったら確実に酒飲んでますね、これ。


昼食後、いつもの悪い癖で少し「浮気」。元気なお日様効果で、深場の魚はどうかなと16尺でチョーチン両ダンゴ。
厳しいとはわかっているけど。。。
やっぱり厳しかった(笑)
1時間半くらい打って、わずか4枚。もう少しコンディションのいい時にしましょうということで、8尺メーターに戻す。


13時を過ぎると少し風が吹き出した。流れも多少ついているので、アタリが散発にならないよう、ハリスは縮めずに下ハリを4号にチェンジ。
午前中は比較的バラケがしっかりついた状態で当たってきて、抜けてしまうと
全然ダメという感じだったが、バラケが抜けた瞬間〜ワンテンポおいての強いアタリで釣れてきた。
型も揃い始め、午前中より多少魚のやる気が出た感じがしたが、やはり小さめのバラケで拾い釣りという感じ。
ポツポツではあったが連チャンもあり、14:30に40枚をカウントして納竿。


苦戦した一日で、結局それほど釣れなかったが勉強になったので、それなりに満足できた。


バラケをしっかりタナに入れて、着実に狙いのタナに魚を集めていくのは、今も変わらないウドンセットの基本というか、土台になる部分だ。
ただ、バラケを持たせ気味にするといってもスッとなじんでしまうようでは
魚が口を使ってくれないので、ある程度エアを含んだバラケをゆっくり入れ、
針にひっかけておくようなイメージがよかった。


僕が考えるキーポイントは2つあり、一つ目はエサ玉を潰さないように、「軽麩」や「BBフラッシュ」のようなまとめ系のエサの力を借りながらエサの入り具合を調整することで、その釣りが仕掛けやすくなるということ。
二つ目はウキの使い方。今回使用した「春(ひより)」は、ゆっくりとエサをなじませることができるので、落ち込みでのサワリが出やすい。
なので渋い中でも待ち釣りに追い込まれてしまうことなく(そうした攻め方が有効なこともあるけども)回転の速い釣りが可能となる。
だから寄せ負けせず、魚が「入ってくる」ときのチャンスをモノにしやすいと思っている。
赤を基調としたグラデーションと竹足の色遣いがオシャレなウキです!


これから迎える梅雨で、なかなか釣りができずイライラすることもあるかもしれない。
でも、梅雨が終わると本格的な夏。
パラソルと水分補給を忘れずに、盛期の釣りを楽しみましょう!!


ゆうすけ


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今回ブログ書き込みに使用された「 春夏秋冬・春(ひより) 」の
ラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。
葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://yousyu-herauki1.server-shared.com/