武蔵の池で大会。

毎年恒例となっている、城北ブロックの大会が武蔵の池で開催され参加した。


2月11日(水)
この日は建国記念日で、だいたい毎年晴れる。
問題は風だが、この日は不思議なくらいに静かで、釣果以外は最高の1日になった。


朝、今年初顔合わせとなる多くの方々に挨拶をし、池の近況などの情報収集。
混雑による食い渋りは想定内だが、釣り方を大きく外したくないため。
チョーチンが良いよと言う話が気になったものの、今年の課題でもあるメーターセットを選択した。


竿8尺
ミチイト0.6号
ウキ『 葉舟・暁ミニ4 』
ボディー4センチ、パイプトップ、カーボン足、バランスは食わせ付きで先端から2目半出し。
ハリス上0.3号7センチ 下0.25号35センチ
ハリ上6号、下2号
バラケ
ペレ匠デカ粒0.5+とろスイミー0.5+セットガン1+水2+セット専用バラケ1+GTS1+PBスーパーセット1
食わせ
さな感


この時期は基本的に打ち始めから小エサを多用する。
ただリズムをスローにせず、割りと早目の打ち返し。
だいたい、10投も打てば何となく的な触りが出るものだが、今年の武蔵の池は動かない。
場所のせいかな?
中央桟橋の奥よりで、南桟橋が目の前にあるところ。
決して悪くないし、むしろ良いポイントに当たったと思っている。
でも、動かない(>_<)
右側に入った人も、そのまた右側の人も、メーターセット。共に8尺。
引っ張りあいなのか?
でも、確実に言えることはもっと魚っ気がウキに現れないと、アタッても釣れないだろう。
その為には、もう少しエサ打ちをペースアップしようと試みる。
アタリがないと、ついつい待ってしまうものなので。
すると、明らかに気配は感じるようになってきた。
でも、なかなか釣果に結び付かない。
開始20分が経過した頃、開きを抑えたエサ付けをした投で、ナジミ際の変化に合わせて1枚目。上針を食ってきた。
並びでは1番早く検量器に魚を乗せた。
この時点でこの日の渋さを覚悟し始めた。


どうにか突破口はないか?
とエサ付けのコントロールで、試行錯誤を繰り返すも、2時間経過で4枚とエサ打ちリズムとは反比例な低釣果(T_T)
大会参加者の中で一番釣ってる人で16枚の人がいる!
と言う話声がどこからともなく聞こえてきた。
釣り方は?とか気になる所だが、自分の釣りに集中する。


ここまで、色々なタッチのバラケを打ってきた。
しかし、どれもこれも決め手に欠く。
ん?、もしかしたらここにヒントがあるのかも?と感じた。


ボソッ気の強いモノをラフにつけたもの、また同じタッチを小さく強い圧で付けたものをぶら下げ気味に、とか、しっとりタッチをラフに付けて固まり抜きとか、変化を付けたときに触りを多く感じた。
それで、その度に『おっ!これかぁ〜?』などと思って同じタッチを同じような抜きかたでやっていくと、その内動かなくなる。
そんな感じで、同じことを続けているとボケるようで、触りがなくなってしまう。
この辺りに最近のメーターセットの難しさを痛感する。


下ハリスの長短も試すが30〜35センチ位がよかったように思う。
不思議と50とか、55センチとか長めにしても全く好転しなかった。


ウキを替える。
『 葉舟・プロトタイプ4 』
ボディー4センチ、グラスムクトップ、カーボン足。
オモリ負荷は、それまで使っていた暁ミニとほぼ同じで、食わせ付きのバランスは先端2目出しとなる。


それまで使っていたウキとの大きな違いは、やはりトップがパイプからグラスに変わったこと。そのことでエサがタナに入りやすくなる。
更に踏み込んだ表現をするなら、パイプではタナに入る前に抜けてしまっていたエサも、タナまで持たすことが出来る。
もちろん、魚がエサ打ち点に居ると言う前提での話。


先日、ここのブログでお馴染みの、こうじさんと椎の木へ行ったときにもこのグラスムクトップのウキを使い、弱い圧でホックリと針付けしたエサが、上手くタナに入ったときは、かなりの高確率でアタリをもらえた。


そんな、良いイメージのまま、このウキを使うと何だか釣れそうな気がする〜♪(^^)


このウキに変えてからは、よりタナを意識して一旦はタナにバラケを入れるイメージで組み立てて行った。
触りがなくなりかけたら水面直下でバッと開かせるようにしたり。
目を見張る釣果は無いもののアワせる回数は増えてきた。


早目の昼休憩を挟み12時前に再開する。
この時点でたったの8枚(>_<)
なんとか巻き返せるようにガンバる。


粒の追い足しは有効に感じていたので、新しいエサをスタンバイする前の残りエサにどっさり入れてみる。
直後は特に変わりは感じられなかった。
ただ、あとから思えば結果的には効果があったのかもしれない。


残り時間は2時間。
この頃から嫌な風が。しかも、正面に近い。
この時期にしては珍しい南風だ。
これまで凪に近い状態だったので、風がとても邪魔に感じてしまう。
ウキ下の魚影が少ないからか、結構流されてしまうようになり、触りが消えてしまったので、ウキを替えることにする。
『葉舟・樹・浅ダナ専用ウキPC1mm 4 』ボディー4センチ、PCトップ、カーボン足。
バランスは食わせ付きで先端から2目半出し。
これまで使っていたウキと同寸ボディーだが、径がこっちの方が太いのでオモリ負荷はこちらの方がある。


変更の理由は、ザックリ言うなら流れ対策。
オモリ負荷が多い方のが若干流されるスピードが遅くなる。
とは言え、小ウキを使ってゆっくりとタナにエサを届けたいと思ったので、ここでこれよりも大きなウキの選択はしなかった。
あと他の理由は、バラケをタナで耐えさせる時間を長くしたいこと。
グラスムクトップと比べPCムクトップの方が僅かにバラケを抱えてくれる。


流れがある時に、バラケをタナよりも上で抜いていると、食わせとのシンクロが薄れてしまい、魚が離れてしまう気がする。
パイプトップのウキでしっかりバラケを抱えることも考えられるが、ここでは食わせの付いた下ハリスの張りが弱いPCトップを選んだ。
下ハリスが短めであるため、張らせて違和感を出したくなかった。


実際水の中ではどうなのか?
魚がどう感じているのか?は、我々釣り手の想像でしかないが、へら鮒釣りは想像力がものを言うと思っている。


競技時間が残り1時間を切った。
ここまで、11枚としょっぱい釣果となっている。
この時点で、所々で片付け始める人が出てきた。
それは時間経過と共にどんどん増えていき、自分の周りもエサ打ちを止め片付けてる人が増えていく。
多分、そのせいだと思うが、魚っ気が出てきた。と、言うことはやはり魚の絶対量が足りていないのか?
引っ張りあっていたのは間違いなかったようだ。
カラツンも多くなり楽しくなる。
バタバタと釣り込めれば嬉しいが、そうは問屋が卸さない。
この日のアタリはハッキリしたものが大半だった。
これは、魚の寄りが濃くない証拠だろう。
15時。
定刻になり競技終了。
14枚、8.96キロ


順位は8位。全体的に段底が多く、上位の人達も段底で釣っていた。
でも、優勝は7尺チョーチンのセットだったと言う。
朝、聞いた話の中にチョーチンが良いと言う情報を思い出した。
後の祭りである。


tom



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