筑波白水湖で両グル

毎年1月は所属会の初釣り大会が白水湖で行われる。

渋い時期なだけに釣果は今一つなのだが、この時期ならではの釣り方があるので
楽しみにしている釣行の一つ。


1月30日(日)

ザックJAPANがアジアを制し、列島が歓喜に揺れた翌日、静かな街を抜け、
筑波白水湖へと向かった。

まだ夜が明ける前に現地に到着した。

暗い夜空を見上げると、都心から離れる程に輝きを増す星達に見下ろされていた。


例会と違って雰囲気は和やか。(例会時もかわらないか(^_^;))

例年通り中央桟橋よりも北側の桟橋を使用。
しかし、自分も含め全会員が桜中央桟橋に乗る。


まずは、挨拶がわりに沖の底を攻める。


竿21尺
道糸0.8号
ウキ『 葉舟・結・底 竹脚 12 』
ハリス 上下0.4号 35−43㎝
針 上下、角マルチ4号
餌は両グル。

①わたグル1+水1.2
②アルファ0.5+いもグル0.5+水1.2

約3本の水深なので、ウキが遠くに浮いている。
陽が当たらない時や、さざ波が立つとウキが見えないので、必ずスコープを
使用する。


底釣りは、釣れる釣れないの判断がつけやすい。

今日は、沖底が良かったようだ。
周りの会員はみんな段底。

先に餌打ちをしている人達のウキが、まだ微動だにしないのに、沖底の自分の
ウキは1投目から、魚の気配を伝えている。

まさかの展開に慌ててスコープのピントを合わせる。

餌は①と②を不規則に打ち反応を伺う。

馴染んだと同時にモゾモゾと触り、ふわっと返して1節の『ツン』
正に教科書通りのアタリでピッカピカの新ベラが釣れてきた。

この後は、ウキの戻りが早くなり、魚の寄りを感じる。

返して『モゾ』や『チクッ』に新ベラがヒットし、この釣りの楽しさを改めて
実感した。

餌は①の方が良かったように思う。

途中から西風が吹き始め、右から左へと流されるようになってしまった。

ズラシ幅を最大で15㎝までにしたが、流れずらくなっても、アタらなくなって
しまう。


餌も流れに耐えるように固めに作る。

アルファ0.5+新ベらグルテン0.5+水1

アタリも遠くなりつつあるので、下ハリスを少し伸ばして、段差を12㎝とした。

ズラシ幅は上針3㎝ズラシ位が1番よく釣れた。


風は昼くらいから勢いを増し、周りの人達は移動を始める。

手前の方が流されないので竿一杯の段底に切り換えようと思ったが、その前に
ダメ元で浅ダナにチャレンジしてみる。


竿10尺
道糸0.6号
ウキ『 葉舟・紅カーボン脚 45 』
ハリス 上0.4号8㎝ 下0.35号45㎝
針 上8号 下4号

バラケ
粒戦0.5+とろスイミー0.5+新B山盛り1+水2+セット専用バラケ1
+冬のバラケ1+GTS1

クワセはタピオカ

タナは規定がないため80㎝から始めた。

この釣り場のクセなのか、ガサベラが動いてないからか、毎年この時期の
白水湖は、浅ダナのバラケはシッカリぶら下げることが絶対条件。

下ハリスも長くしないとアタリをもらえない。
空いてる平日なら25㎝前後の短バリスでバクバクなのに。。。


バラケエサを大きくラフに付けて、テンポよく打ち返す。

しばらくは動かないだろうなと覚悟はしていたが、30分が経過するとホントに
退屈になり、釣り方を変えたくなる。

でも、『意地でも1枚はゲットしてやる』で続投。

触りが一回もないのでタナを下げる。
測ってないが多分1メーター。

それでも触らないのでハリスを55㎝に伸ばす。
“普通”のメーターセットではここまでの長ハリスはやらないのだが。。。
ここは、ヘラとの根比べ(-o-;)

波間にモヤッと動いたような。。。

しかし、アタリまで持っていけない。

更にタナを下げる。

大体オモリ〜ウキ間130㎝位か?

ウキは右から左へと流れるのは変わらないが、何か気配らしきものを感じ、
バラケの抜けを遅らせてみる。

波間に変化を感じ、右手に力が入る。

多分半節程のアタリだったろうと思う。

浅ダナにして1時間が経過して、やっと乾いた玉網が濡れた。

このあと、残り僅かの時間で段底をやった。
ウキは『 葉舟・柊・底PC 13 』
クワセにタピオカをつけて普通のセッティングで攻めるもノーサワリ。

1日を振り返りグルテンが1番釣れた事を思いだし、ソッコーでわたグル単品を
作る。

その1投目から動きっきりでした。

相手が新ベラだったからなのでしょうか?

時間がなくなりグルテンを使った段底は中途半端で終わってしまった。

19枚 8.4㎏

朝の貯金が効いて1位でした。

底釣りはやっぱり楽しい(^O^)を再確認出来た1日になった。


tom


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