シマノJC椎の木湖

日中はまだまだ残暑が色濃く残る陽射しが照りつけるが、朝晩は秋の空気が充満している。
季節はトーナメントシーンがピークを迎える秋へと突入していく。


9月21日(土)
会場となる椎の木湖は、多くの参加者が詰めかけていた。
シマノJC予選はこの会場が最後となり、まさに、最後の椅子をかけた戦いとなる。
座席抽選で決まった釣り座は、3号桟橋奥の5号向き。
朝日の眩しい向きだ (^_^;)
試釣で、チョーチン、メーターと試すも、どちらとも決まった!と言う手応えを掴めず自信のないまま、この日を迎えてしまった。
なので、朝はメーターの方が釣れ出しが早い、と言う椎の木のセオリーに乗っ取り、メーターから入る。


竿 8尺
ミチイト 1号
ウキ 葉舟「 槐・超パワー系 」45
ボディ4.5㎝、極太パイプトップ、カーボン足
ハリス 上0.6号、下0.5号。10ー25㎝
針 上8号、下5号
バラケ デカ粒0.5+顆粒0.5+水2+鬼武者2+若武者1+ペレ匠ダンゴ1+速攻カッツケ1
軽グルで調整。
食わせ タピオカ


7時になり、1回戦が始まる。11時までの4時間勝負だ。
1投、2投、3投、、、、
全く触りさえもない。
開始20分経過でようやくイトズレのような動きが出始めるが、非常に良くない状況が続く。
チョーチンを選択した人が多く、ポツポツ釣れ出している。
ハリスを伸ばしたり、当然バラケも開きの少ないものに手直しされている。
あっという間に1時間経過で3枚と、大きく出遅れる。
その後、30分で3枚追加して、たったの6枚で釣り方を変更する。


竿9尺
タナ チョーチン
ウキ 葉舟「 樹・短竿チョーチン専用ウキ 」 8
ボディ8㎝、1㎜径PCトップ、カーボン足。
ミチイト 1.2号
ハリス 上0.6号、下0.5号。 10ー40㎝
針 上9号、下4号
バラケも食わせもメーター時と同じ。


ここまでの状況で、おぼろ気に感じていたのは、渋くて触らないからと、餌を絞めすぎてもダメで、ある程度の開きと、大きさをつけて、遠巻きでもある程度の口数をキープしないと、食ってもらえない。
抜きセットもあるなと感じていた。
チョーチンで再開するも、なかなかアタリが出ない。でも、触りがメーターの時よりも多い。
しかし、ウキが立った時の触りが多く、狙いのタナには、なかなか魚が入って来ない。
そうこうしているうちに、30分の空白。
開始から2時間を過ぎている。
タナが上なので、8尺チョーチンに変更。


竿 8尺
ウキ 葉舟 「 隼 」 8
ボディ8㎝、グラスムクトップ、竹足
ミチイト1.2号
ハリス上0.6号、下0.5号。10ー45㎝
針 上8号、下3号

バラケ
粒戦1+とろスイミー05+パワーX1+水1.5+セット専用1+GTS1+スーパーD1
食わせ
タピオカ、力玉大さなぎ浸け。
針は角マルチで、タピオカを付けた状態で、トップ先端2目出しに設定。
残りが1時間半で、未だ6枚と、超貧果。。。
もう、これに賭けるしかない。
困った時の抜きセットだ(^^;


再開直後から、餌つけを甘くして、タナよりも上でガンガン抜いていく。
触ってくれよ〜と言う気持ちが通じたのか、早々にいい感じの触りからのガチッと言うアタリでヒット。
渋くて、魚の薄さは変わらないので、いい加減開きすぎるバラケだと、遠巻き具合が増す感じなので、少ししっとり気味の粒ドッサリで感じが掴めてきた。
ウキの動きに集中し、変化系のアタリも見逃さずに捕らえていく。
まさかの巻き返しに成功し、11枚追釣出来ブロック内3位で、2回戦に進むことが出来た。
抽選により2回戦の釣り座は、なんと手前のヘチ( ☆∀☆)
でも、自分の中では手前はデッドZONE。
あまり、テンションの上がらないまま準備に入る。
チョーチンしかないと思っていた。でも、8尺か、9尺かで迷った。
1回戦を思い返すと、9尺は魚が薄かった。実際、8尺で巻き返した経緯がある。
で、その経緯を重視した。


竿8尺
タナ チョーチン
ウキ 葉舟 「 樹・短竿チョーチン専用ウキ 」 9
ボディー9㎝、1㎜系PCトップ、カーボン足。
ミチイト1.2号
ハリス 上06号 下05号 10ー40㎝
針 上9号、下角マルチ5号。
バラケ
顆粒05+デカ粒05+水2+鬼武者2+若武者1+ペレ匠ダンゴ1+速攻カッツケ1
細粒、軽グルで調整。
クワセ
タピオカ


2回戦進出者は60名。4ブロックに分けてブロック内上位2名が、全国大会進出。
う〜ん、狭い(>_<)
2時間勝負と短期決戦なので、地合いを掴み、釣りが決まらないと抜けられない。
定刻になりスタート!
大きめなバラケをナジミ切りすること4投目。
ナジミ切ってから、切らずに縦誘い。
フッと触り、ナジミかける途中でズバッとアタッて1枚目。
ここから、ポツポツながら釣れ始まった。
でも、釣りをしながら、 少し違和感を感じていた。
理想的な動きは、やはり、釣れる釣れないは別として、毎回強いアタリで終わること。
現状は、釣れるときは強いアタリが出るものの、たまにポッカリ穴が開く。
開始から30分が経過した時に、9尺にしようか?と思ったが、ここから3連続ヒット。タナに魚が入ってきたのかな?
と、判断を鈍らせる。
1回戦に比べたら全然良い現状も判断を遅らせた。
更に30分も8尺を引っ張ってしまい、違和感を解消すべく9尺へ。
残り時間は1時間しかないが、最後まで諦めない。
タックルは同じで、下ハリスは35㎝。
再開後にすぐに釣れ出し、型も1回り大きい。
エサを打ち込む度に魚の気配が厚くなる感じが掴めた。
釣り込めるぞっ!と、思ったと同時に、スタートから9尺で入った人は、かなり釣っているのではないか?
と、不安に思った。
しかし、ここはヘチのアドバンテージを生かして釣りまくるしかない。
8尺と大きく違う所はやる気のある魚が多いこと。
バラケにもアタッて釣れてくる。
でも、ウドンに
食って来る方のが型が良い。
短ハリスにしないで、35㎝の距離感がそうさせているのかな?と思い、
そのまま通した。
9尺に替えて10枚以上追釣し、残り時間が1分を伝えるアナウンス。
餌をつけてラスト1投。
しっかり目につけて、アタルまで上げない覚悟。
トップが沈する。
そっと縦誘いを繰り返す。
2回、3回、
4回、沈むトップが止められチャッ!
軽く聞きアワセ。
まだ、バラケが残っているようで、餌落ちメモリよりも3目ナジミ。
残り10秒ココイチで使う下げ誘い。
水中にトップを沈めた瞬間、ドカン。
頭の振り幅から、大型とわかり、慎重に竿を操作する。
水面に現れた口はデカイ!
針はガッツリ飲まれている。
終了の合図と共にすくう、、、寸前でスッポ抜け、魚は反転して水中へと消えていく。。。
勝負には、運が付き物。
持っている人、いない人。
今年は、持っていなかったのかも知れない。


結果、ブロック3位で、全国進出はならなかった。
でも、9尺に替えてからの追い込みは、自分なりに満足している。
あと、少し短ハリスで攻めればとか、バラケをもう少し軽くすればとか、色々思ったが、また来年に繋がればと思う。
いや〜、昔の人はうまいこと言いますよね、逃がした魚は。。。


tom


★『樹』(いつき)発売中!!
「チョーチン専用ウキ・パイプ&PC」「浅ダナ専用ウキ・パイプ&PC」
★『創』(つくり)・『結』(ゆい)・『紅』(くれない)シリーズ発売中!!
★『葉舟工房』ホームページ開設&25周年記念ウキ。
『槐(PC&パイプ)』・『槐・超パワー系』・『柊・底 (PC&パイプ)』 
『槐・浅ダナ』 特別価格にて発売中!!


今回ブログ書き込みに使用された「 樹・短竿チョーチン専用ウキ 」
「 槐・超パワー系 」のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、
御観閲下さい。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/