日研春季大会

4月6日(日)
日研の主催する大会の中でも、大きな大会である春季大会に参加した。
必ずしも毎年出ている訳ではないが、日程が合うときなどは奮って参加している。
舟の部に参加する人は横利根川になる。
各自で舟宿に舟の予約をしておいて、当日はその舟宿からの出舟になるので、舟宿選びも重要となるのだ。


当日は午前4時に受付、5時に出舟と野釣りの大会らしく何しろ、早い(^^;
家を2:30には出ないと間に合わないと思って、タイマーをsetして寝たつもりだった。
だが、起きたのは、タイマーのアラームではなく仲間からの『着いたぞー』の電話の着信だった(ToT)
やっちまった!との思いで慌てて用意をしたが、歯磨きをしているうちに、受付時間を過ぎている。
まぁ、慌ててもしょうがないか、との開き直りにも似た境地になって、ゆっくりと身支度を整えた。
途中コンビニで朝食を摂り目指すは横利根。
天気は悪い。
朝、忘れずにパラソルを入れてこれたのは奇跡に近い!
5:30頃には横利根に到着。
当然ながら、自分の舟を残して全て出払っていた。
行きたかった信号下のポイントには、後から入る隙間もなく埋まっていた。一番人気だ。
舟宿は中島屋。
反対の小松屋方面を見ると、小松屋の対岸がすっぽりと空いていた。
よし、そこに行こうと決め、ゆっくり出舟した。
この頃から風が吹き始める。
当然、風上からミザオを刺さないとあっという間に自分の乗った舟が流されてしまう。
周りはエサ打ちを開始しているため、注意を払って静かに準備を進めたため、開始までにかなり時間を費やしている。
しかし、見える範囲でフラシの降りている人はいない。


この日の予報は強風&雨のち晴天、気温急上昇。
なので、あまり長い竿は振りたくない。
竿 13尺
ミチイト 0.8号
ウキ 葉舟、みなもカーボン足 8番ボディ8㎝、太パイプトップ、カーボン足。
バランスは食わせつきで4目盛り出し。
針 上8号、下4号。
ハリス 上0.5号8㎝、下0.35号40㎝。


釣り方はバラケとウドンの浅ダナセット。
バラケ
粒戦1+ダンゴの底釣り夏0.5+新B1+水2+セット専用バラケ1+GTS1+段底1
細粒、浅ダナ1本で、重さと、粘りを調整した。
クワセ
タピオカ。力玉大粒さなぎ粉漬け。


打ち込み開始は7時を回っていたかと思う。
この頃から雨も降り始めて意気消沈気味。
事前にネットで調べた状況では中尺竿でのウドンセット。
しかも、『抜き』なんて、横利根では見慣れないワードが並んでいた。
昨年に閉園となったヘラ学の森泉園の魚が放流されたと言う話は聞いていた。
きっと、そのためだと思うが、管理釣り場の戦法が横利根で通用するのか?
そんな所が少し楽しみでもあった。
しかし、この風流れでは抜きなんて通用するはずもなく、開始から少しの間は半信半疑で抜きで攻めるも、
『やっぱり無理!』
と、横利根のセオリー、しっかり持たせる釣りにシフト。
左の人がアワセ始めた。
丁度その頃、周囲でも釣れ始めフラシの降りている人が増えていった。
自分のウキの近くでもモジリが出て期待が膨らむ。
しかし、いかんせん流れが強い。
横利根は川幅や、水深、川岸の凹み具合などにより、ポイントによって流れの強弱がある。
こんな日は、極力流れの弱いところに入りたい。
自分の入った場所は川幅が狭く、どうしても流れがついてしまう場所。
まぁ、出遅れは言い訳にならないが、ポイント選びは失敗かなぁと思った。
しかし、水門の開閉により流れが左右からと目まぐるしく変わるので、強風と流れが相反する時が最大のチャンス到来で、ウキがあまり流されない。
その時に、バラケを程よく開かせつつも、持たすようにバラケを上手く調節出来ると
なんとか触りを貰える感じが掴めてきた。
下ハリスも、触り欲しさに長くしてしまうと、チャンス到来時にスレあたりで引っ掻いてしまい、魚を散らせてしまう悪循環に陥ってしまう。
なので、下ハリスは30㎝固定。
クワセは力玉大粒よりもタピオカの方がアタリが貰える感じがした。
第1号は開始から1時間半後。
流されながらも触りがあってバラケが抜けたあとにズバッと飛び込むアタリで7寸クラスの可愛い新ベラだった。
続いて2投挟んで3投目にもバラケが抜けた直後位にピコッとアタッて、同サイズの2枚目。
どうも、バラケの抜けたあとに釣れてくるのが納得出来ない。
バラケの大きさを2回りくらい小さくして手水で柔粘方向に調整。
バラケの粒子の拡散を抑え、魚が触れば塊に近い状態で抜けて欲しいなぁと言う狙い。
でも、触りがなければ即エサ切りして次を打つ。
回転は意識して上げる。
時折、魚の気配はあるため、悪天候でも少しやる気は出てきた。
あとは魚にもこのやる気の何倍も出してもらうだけ(^^)
しかし、そう簡単にはいかないのが釣り。
触りを出しているのはヘラではないのかも知れないが、ヘラだと思い餌打ちを繰り返す。
たまに、やる気のあるヘラが回って来るのか、触りの中で強いアタリにアワせるとガッチリ下針を加えて7寸クラスの可愛いやつが上がってくる。
いつも思うことなのだが、このやる気のあるヘラが回って来たときに、足止め出来るかどうかは、通常時に空ツンや、モヤモヤと触りを出してる魚たちの存在が大きい。
このサクラとも言えるヤル気のないヘラが居るからこそ、ヤル気のある回遊ヘラが『何かあそこに餌がある!』と興味を示して近寄ってくれるような気がしてならない。
ここ、横利根などの野釣りでは、ワタカとかのジャミも、そんな役割を果たしているのかもしれない。
なので、モチベーションの続く限りは、打ち込みの手を休めない。
しかし、釣れないとどうしても待ちのリズムになってくる。
釣れないと、釣り手側が腹が減り、コンビニで買ったおにぎりを食べ始めたりする。
次第に集中力が欠けてくる。
眠くなる(-_-)zzz
いかんいかんと、何とか自分をもり立て新しく餌を作り直し、ハリスも伸ばしたりして目先を変えるなどの努力をした。
いつの間にか昼近くになると雨も上がり、急に晴れ間が出て風も、徐々に弱まってきた。
邪魔だったパラソルも無くなり、寒くて固まった体も少しずつ解れていく。


天候の回復はやる気を少しだけ回復させてくれた。
魚もその気持ちに応えてくれたのか、今までよりも、活発な触り。
空ツンも連発して、ついつい熱くなる。
直ぐにハリスを10㎝程詰めて、タピオカの重さで下ハリスを張らせるイメージ。
そして、イメージ通りにズバッ!
この日、1番理想的なアタリで釣れたのを皮切りに、なんとなんと3連チャン。
まぁ、この後は触りも飛んだが、間違いなく今日1の山場を作れ納得。ホントに小さい山だったが(^-^;
その後ポツリポツリ拾えてトータル8枚。
全くレースには絡めない釣果なので検量は辞退したが、持ってる人は10㎏以上もチラホラ。
やはり、泉園の魚を揃えた人は枚数はそこそこでも重量が凄かった。
これからのシーズンが楽しみでもある横利根だった。


tom


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今回ブログ書き込みに使用された「みなも・カーボン脚 」のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。
葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/