古利根川と元荒川

1年は早いもので、今年も古利根川の乗っ込みシーズンがやって来た。
今年は例年よりも1週間ほど早く、4月の初めに水門を止め3〜4日で満水になっ
た。
去年は型の良いのが釣れたので、今年も期待をして古利根川に通ってみた。

4月5日(金)
古利根川に着くと、釣友が竿を出していた。
「おはようございます」
「山ちゃんの場所は泥棒草を刈って穴を作ってあるから」
「ありがとうございます」
と、親切な釣友に挨拶をして2つ先の階段に向かった。
ここ古利根川は約50〜60メートルぐらいの間隔で10メートルほどの階段になっているので、釣り台もセットしやすい。


ポイントは水門と堂面橋の中間辺り北岸。
この場所は去年良い釣りをした私の好きなポイント。
後は畑が広がり、野釣りの好きな私には良い環境の場所だ。
流れるゴミに少しのハタキがあったので、期待を持って支度に取り掛かった。


竿;12尺
仕掛け;道糸1.5号  ハリス0.8号 32×40㎝  針上下6号
エサ;バラケ 夏・ヘラスイミー・マッハ
   食わせ 21・ワタグル
へらうき 葉舟「創・底PC1mm」 9号


8時半打ち込みを開始。
タナは1本。バランスで数投打ったが、流れが強いので外通し仕掛けに変更。
なかなかアタリがでないまま1時間半経過。
集金に来た係りの人に聞くと、「竿は6尺か7尺ぐらいでやっている人は釣れてるよ」と言われたが、短竿があるかと竿ケースの中を見ると8尺が入っていたので変えてみることにした。


8尺で30分ほど打ち込むと消し込みアタリで尺2寸ぐらいの今年初めての古利根ベラが釣れてきた。
その後は糸スレのようなアタリはあるが、乗るようなアタリはなかなか出ないまま昼を過ぎてしまった。


流れが弱くなってきたので、バランスに変えてみることにした。
たまにサワリがあるが、ジャミなのか食いアタリがなかなか出ない。
食い渋っているのか居ないのか、やはり野釣り回遊待ちといったところだ。


2時頃にウキに変化が出てきた。
魚が回遊してきたのか、一節の良いアタリを合わすが空振り。
次投同じようなアタリを合わすといきなり沖に走られたが、どうにか止まり、玉に収まったのは40㎝の肩の張ったいかにも野武士的な顔をした古利根ベラだ。
これから釣れるかと思ったが後が続かない。
回遊して来た時に食った感じだ。


3時前に38㎝を釣るが、その後30〜40分打ったがアタリも無くなったので納竿にすることにした。
枚数は出なかったが型の良い古利根ベラが釣れたので、今年も釣れるかなと、この時は思った。
合計3枚。型は36〜40cm。


3日後の4月8日(月)に行ったが、アタリは頻繁にあるが、釣れてくるのはマブナ、半ベラばかりだ。
3日前は流れるゴミにヘラのハタキはあったが、今日はハタく気配が無い。
期待をして来たが、ヘラの姿は見れず仕舞だった。
自分だけではなく、釣友も釣れてくるのはマブナばかりと言っていた。
去年も4月はあまり釣れなかった記憶がある。
時間は短時間だが4月に10回ほど行き、オデコが多くヘラは全部で10枚ぐらいしか釣れなかった。


★ 元荒川
元荒川は釣れてると聞いていたが、ポイントが分からないので行かなかった。
古利根川があまりにも釣れないので、釣友に場所を聞き、4月20日(土)に出かけてみた。
11時頃に行くと知り合いの人が竿を出していたので、挨拶がてら行ってみると10時頃から1時間打っているがまだアタリが無いと言っていた。
暫く見ていると良いアタリで型の良いのを絞った。


近くで竿を出すことにしたが、ポイントまで入っていくのに膝までの長靴が水スレスレ下手をすると長靴の中に水が入ってしまう。
長靴から水が入り靴下が濡れてしまった。
どうにか釣台をセットし支度に取り掛かった。


竿;12尺
仕掛け;道糸1.5号 ハリス0.8号 針上下6号 35×43
エサ;バラケ・底釣夏、ヘラスイミー、段バラ、マッハ
   食わせ・21 30cc ワタグル 25cc 水60cc
へらうき 葉舟「創・底パイプ」 8号


今にも泣き出しそうな雲行きだ!
アタリの出るのが早いのか、雨が降り出すのが早いのか?
タナを計ると1本ぐらい。
流れが無いのでバランス仕掛け。
1時過ぎ、バラグルのセットで打ち込みを開始。
1時間程打った2時頃に魚の気配が感じられた。
3目盛り馴染んだウキが2目盛り返した後にかすかな押さえ込みを合わすが、沖に走られバラしてしまった。
あまりにも小さなアタリだったのでスレかも分からない。
底バレの後15分ぐらいアタリがなかったが、馴染んだウキが、返すのが早く感じられたので、エサ落ち寸前まで待っていると今度は1節入るアタリ。
上がってきたのは40cmオーバーのヘラブナだ!
この型では、さっきのはスレではなかったかも?


3時頃にはアタリも頻繁に出るようになってきたと同時に雨も降りだしてきた。
雨の中魚は乗せるが、草の中へ駆け込まれバラしたり、ハリス切れをやったりと上手くやれば10枚以上は出たのではないか?
それでも雨と寒さの中4時半過ぎまでに6枚を釣ることができた。
型は36〜41cm。
こんなにアタリがあり、しかも家から12キロと近く、釣れてくるヘラが40㎝前後と半端なくデカイ。病み付きになりそうだ!


浅い釣り場なので曇りの日か雨の日を狙って、その後5回ぐらい行ったが、良い時で昼頃から7枚。悪くても1枚とオデコは無かったが、5月の連休後はだんだん釣れなくなってきた。
もっと早く場所を聞き来れば良かった。
尺半は出なかったが、型は42.5cmが最高だった。
満水になった後1週間ぐらいが良かったようなので、来年は満水になったと同時に行こうと思ってる。



★ 古利根川
5月の10日頃、古利根川もいくらか釣れるようになったと、釣友から連絡が入ったので再度出かけてみた。
マブナ、半ベラは少なくなったがその分アタリも少なく、去年のように枚数は出ないが出れば40㎝前後と型も良かった。
日並にもよるが、2〜3枚は釣れるようになった。
が、去年の印象が強かったので、満足はいかなかった。
去年の場合は良い条件が揃っていた。
連休中に大雨が降るとの予報で、5月の初めに放水した時に中川からヘラが入り、連休後満水になってから釣れだした。


古利根川にしろ元荒川もそうだが、満水になって1週間ぐらいが良かったようだ。
古利根川では、去年のように良い釣りはできなかったが、今年初めて行った元荒川では型の良い野ベラが釣れたので、欲を出さずにOKとし、来年に期待したいものだ!


余談になるが、長年釣りをしているが、古利根川で初めて見る光景。
クチボソが「コンコン」と竿先にあたる事はよくあるが、20〜30匹で岸辺の草に「バシャバシャ」とハタいているのを初めて見た。


葉舟



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