M-1CUP予選 へら学の森 泉園

桜の開花も高らかに宣言され、テレビやラジオはお花見の予定までをも急かしてくる。
だが、我々ヘラ師といえば「花より団子」、「ダンゴよりセット」!


3月20日 春分の日
自身初エントリーとなる「M-1CUP」予選に参戦した。会場は茨城県にある「へら学の森 泉園」
数える程度しか行った事の無い同池だが、釣り場・トイレがとてもキレイで管理が良く行き届いている。
また、過去に所属会の例会でたまたま良い成績を残せた事も手伝ってとても良い印象のある池である。
が、いかんせん私の家からは遠いのである。
普段あまり遠方には釣りに行かない私にとってはちょっとした“覚悟”のいる距離である。
しかしその“覚悟”を決めて2回の試釣を敢行した。そこで偶然“tom”さんに遭遇しバラケのタッチのヒントを頂けました。
アリガトウゴザイマシタ。


前日に所用で葉舟氏と電話で話した。
話の流れで今日の大会参戦を告げると激励と共にプレッシャーを頂きました。
アリガトウゴザイマシタ。


座席抽選で狙い通りの桟橋東向きを見事に引き当て密かにテンションも上がりつつ急いで釣り支度に取り掛かった。


午前7:15 アナウンスがスタートを告げ一斉にエサ打ちを開始。
竿9尺
ミチイト0.6号
ウキ『 葉舟・槐(えんじゅ)PC1.2mm 』6号
ボディー6cm 1.2mm径PCムク10.5cm カーボン脚8cm バランスは食わせを付けて2目盛り出し。
ハリス &針  上 0.5号7cm   バラサ5号  
下 0.3号50cm  バラサ2号
バラケエサ
粒戦30cc+とろスイミー30cc+セットガン60cc+水120
PBスーパーセット60cc+セット専用バラケ60cc+プログラム60cc
攪拌後に軽麩60ccを絡めたボソ。


クワセエサ
力玉サナギ浸け大粒
力玉サナギ浸け小粒
力玉サナギ浸け極小粒 (小粒と極小粒は乾燥の度合いで種類分け)
感嘆(サナギ粉入り)
この4種をローテーションしながら探る。


イメージは下ハリスを張らせてあまり誘わずに自然のアオリで食うまで待つ“静の釣り”。
小指頭大のバラケをラフ付けしタナ付近で抜くゼロナジミで様子見。
すると数投で早くも魚のシグナルを 愛機:槐PC は伝えてきている。期待しながら待っていると消し込みアタリ!
すかさずアワセて1枚目をゲット。上場のスベリ出し!
それからはやや間が開きながらアタるポツポツのペース。


しばらくすると魚が寄ってきたのかサワリが増えカラツンが出始めた。
ここで下ハリスを45cmへ。
カラツンが解消し乗る様になるもウキの動きがおとなしくなり物足りない感じに…。
そこで下ハリスを中間を取って47.5cmに。するとサワリからアタリへと連動するようになりカウントが徐々に進み始めた。その後はおおむねこのセッティングで時間あたり10枚のペースをキープ出来た。


9:30頃から試釣時と同じ様にサワリが激減してきてこの釣り方での好地合の終わりをウキが伝えている。


10:30からの途中休憩(M-1CUPは30分間の休憩がある)くらいまでなら前触れ無しの突然アタリでそこそこ拾えるだろうが 
その後この釣り方をあれこれ探ってみても試釣時には正解を見付ける事が出来なかった。


ここまでのカウントは29。休憩前に“次の釣り方”の確認もしておきたかったので思い切って仕掛けをチェンジ!


竿はそのまま9尺でタナはチョーチン。
ウキ 『 葉舟・創(つくり) 浅ダナ PC 0.8mm 』 5号
ボディー 5cm 0,8mm経PCムク 10cm カーボン足 6cm バランスは食わせを付けて1.5目盛り出し。 
ハリス&針   上 0.5号 5cm  バラサ4号 
下 0.3号50cm  Sプロスト1号
バラケエサは作り変え、縦バラケを意識してプログラムを段底に変更。


イメージは落ち込み・縦サソイの落下中 触られながらの動きの中で食わせる“動の釣り”。
準備を整え10時前に再スタート。モーニングが終わりこの渋った時間帯。試釣時にはこの釣り方がとても有効だった。
が…、アタラない。ガマンしてエサ打ちを繰り返すがアタリをもらえないまま時間がどんどん過ぎていく。
焦りと共に後半戦は釣り方を元に戻そうか考えていると休憩まで残り10分のアナウンス。


魚は十分に寄っている…ハズ…。セッティングが弱過ぎてアタリがウキに伝わっていないのかな??
このまま打っていてもラチがあかないので試しに下ハリスをイッキに40cmへ。変えた1投目でチクッ!!
触られながらの落ち込みでの早いアタリに思わずアワセ遅れるもなんとか乗った!ハリ掛かりは?…OK!
残り数分でもう1枚拾えて計31枚での折り返しとなった。
土壇場でのこの調整による2枚の釣果がもたらしたものはとても大きく感じられた。なんだかイケそうな気がするぅ〜♪


もうこの釣り方と心中するしかない! 休憩に入り仲間と状況を報告し合う。同じブロックに自分の他に2名の会友。
うち1人は昨年の年間チャンプ“Uチャン”。釣って来ない訳が無い!
話を聞くと“Uチャン”の周りは30枚以上が数人。中には40枚とった方も…!
どうやらこのブロックは激戦区らしいとの事です。はい。
ビビリつつも気を引き締め直し、後半の部が静かにスタート。


ボソ気味のバラケを高い位置からのゼロナジミ。程なくして釣れ始まる。
少しウキが大人しかったので下ハリスを42,5cmへ。すると程よいサワリから連動してアタリを貰える投が増えた。
が、カラが多い。そこで自重がほぼ同じ位でふところが少し広い バラサ1号へ。
変えてみると乗る様になりカウントが進み始めた。再び時間10枚のペースが訪れた。


順調に釣り進み13:00にカウントは51へ。 


ラスト1時間。過去に1枚差で逃した“敗戦”を意識的に思い浮かべる。(最後まで“あと1枚”を狙って行こう。)
ここで右隣の選手が短竿によるチョーチンに変更。すると段々とアタリが遠くなりカウントも止まる。
今日、これまでの好調は両隣の選手が“沖狙い”だった為に手前の魚を多く寄せられていたんだなぁ〜と認識した。


その後は最後まで攻め続けるも盛り上がりの無いまま時報と共に競技終了のアナウンスが告げられた。
56枚  34,0kg 結果は全体の4位で次のセミファイナルに駒を進める事が出来た。


自分なりに攻めきれた。ここのところ久しくなかった“出し切った感”。
帰りの道中、地元の釣り親友“富士サン”に報告の電話を入れるとテバタキで祝福してくれました。
するとジワジワと色々なうれしさが込み上げて来た。 ヨシッ!次もガンバルぞ!!
…が、家路はやはり遠かった。


ともちゃん★
                                
                                                  

★『樹』(いつき)発売中!!
「チョーチン専用ウキ・パイプ&PC」「浅ダナ専用ウキ・パイプ&PC」
★『創』(つくり)・『結』(ゆい)・『紅』(くれない)シリーズ発売中!!
★『葉舟工房』ホームページ開設&25周年記念ウキ。
『槐(PC&パイプ)』・『槐・超パワー系』・『柊・底 (PC&パイプ)』 
『槐・浅ダナ』・「特別価格にて発売中!!」


今回ブログ書き込みに使用された「 創・浅ダナPC 0.8mm 」
「槐・PC1.2mm」のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、
御観閲下さい。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/