日研団体トーナメント1回戦、隼人大池。

日研の年間行事の中でも、最も注目され、権威ある大会が『団体トーナメント』
支部の選ばれし精鋭5人1チームになり、5対5の支部のプライドと意地を掛けた戦いなのだ。
しかし実状は、会員の減少や、選手の高齢化などにより、参加支部が年々少なくなってきている。
我が支部も、選手5人を集めるのに一苦労なのだ(^o^;)


対戦相手は事前に行われる抽選会で決まる。
今回の相手支部はかなりの強豪チームだ。
チームメイトは各自時間を作って試釣していた。
自分は時間が作れずぶっつけ本番。
一抹の不安を抱えながら当日を迎えた。


7月13日(日)


釣り場は埼玉県白岡市にある隼人大池。5時現地集合に合わせて向かう。


ここを訪れるのはかれこれ5年振り。
試釣をした仲間に聞くと、9、10尺のチョーチンウドンセットか、両ダンゴの底釣り。
前日まで降った雨が影響していないか心配だったが、9尺チョーチンから入ることにした。


竿9尺
タナ:チョーチン
道糸:1号
ウキ:葉舟・創PC9
ボディー9センチ、0.8ミリ径PCトップ、カーボン足。
バランスはクワセ付で先端2目出し。
ハリス:上0.5号8センチ、下0.4号40センチ
針:上アラシ8号、下コム4号。
バラケ
ペレ匠デカ粒1+水2+鬼武者2+若武者2+ペレ匠ダンゴ1+速攻カッツケ1
クワセ
力玉大粒サナギ漬け


相手支部とは交互に横一線に並ぶ。
新池の中央桟橋を使用した。
最奥に、相手で2番手に自分が座る。
ポイントゲッターとして期待を背負う。


6時に競技スタート。
半抜きで様子を見る入り方をした。
しかし、チモトを押さえて2目近い馴染みを出そうとしても、馴染み途中で完全に抜けている。
思ったよりも魚は濃い。
しかし、完全に抜いてしまうとアタリは出ないようだ。
フワフワするのみで決めアタリがないのだ。
これは、よくあるパターンで、釣り方がまるで合ってない現れ。
試釣した仲間の話ではぶら下げの強い釣りではないとのことだったが、この日はちょっと様子が違う感じ。
程なくしてバラケが抜けている状態でアタッて釣れてきた。
流石、ジャンボが売りの隼人大池だけあって、獲物がデカイ。
5、6枚釣ったところでセッティングを変える。
どうも、強い釣りが効きそうな感じ。


ウキ:葉舟・樹PC9
ボディー9センチ、1ミリ径PCトップ、カーボン足。
バランスはクワセ付きで5目出し。
上針を極ヤラズ9号、下針を角マルチ4号。後に5号。
下ハリスを45センチ、クワセをタピオカにして再スタート。


ウキが沈没するようにしっかりとエサをつけて、沈没したウキをそっと持ち上げ縦誘い兼バラケを削る。
抜き系の釣りからぶら下げの釣りに方向転換をした。


ハリスの長さはやりながら調整するつもりで長めから入った。


エサの重さで沈没したウキを穂先で持ち上げ、また沈める。
この動作を3、4回する間に、ウキの沈む途中でつっかえるような動きがないときは、待たずに切る。
そんなことを5分間程していたら、穂先で持ち上げたトップが沈む途中で触りが出て、止めた直後にガツンとアタり良型が上がってくる。
型は両隣よりも良い。
バラケがボソッ気の強いものだからかなぁと思いながら釣り続ける。


開始から1時間半でフラシを交換する。
中央付近に入った人達の竿が交互に絞られている。
とっくにお代わりもしているようだ。


ハリスはどんどん詰められ30センチ前後をいったり来たり。
毎回アタリがあるわけではない。
バラケの調整とハリスワークは忙しいが、どうも開きすぎは良くないような気がする。
しかし、締めすぎてしまうと全く動かなくなる。難しい(>_<)
やはり、馴染みきったあとの縦誘いで、沈みながらつっかえる動きが理想よりも少ない。
魚が遠巻きなのか、タナが違うのか?


途中、もっと釣れる方法はないか竿を換えてみる。
9尺→8尺へ。
ウキは樹9番→同8番へ。
すぐに触りが出て来るかと思いきや、全く動かない。
打ってればタナが出来るのかな?と思って、待ちすぎないように打ち返しをする。
しかし、思うようにウキを動かすことが出来ない。


貴重な時間が過ぎていくのに痺れを切らし、次なる手を打つ。
8尺→10尺へ。
ウキは槐PC10番。ボディー10センチ、1.2ミリ径PCトップ。カーボン足。
バランスはタピオカ付きで5目出し。


最近お気に入りのウキだ。
両ダンゴで使うことが多いが、セットでも使いやすいはず。
パイプと、PCトップの良いとこ取りなウキなので、タナでバラケを抱えて耐えてくれる。
沈没したウキを穂先で持ち上げる動作は少なくなり、よりタナを凝縮するような気がする。


で、10尺の釣りだが、あまり芳しくなかった。
カラは多いのだが気持ちよくヒットしない。
下のハリスも20センチまで積めたが決まらない。
バラケの調整も小まめに行ったが、大した追加のないまま再度9尺へ。8尺への変更からここまでに1時間半も費やしてしまった!
これは大きなロスだった。
残りは1時間を切っている。


再スタートすると、待ってましたと言わんばかりに連発する。
頭の中では?だ。
たかが1尺でこんなに違うのかなぁ?


10尺の時にカラツンが多発したので、エサのタッチが変わっていたことは確か。
ボソが結構消えていたのだ。
それが良かったのか、残り時間は結構なハイペースになった。


仲間内で一番釣っているのは、自分と同じ9尺チョーチンセットだが、下ハリスが25センチと短い。
真似して詰めても、同じように釣れないばかりか、アタリがなくなってしまう。
やっぱり、こちらは32センチ位が丁度良かったように思った。


試合は12時に終了。
チーム合計の釣果が多い方が勝者となる。
完全に負けたと思っていたが、相手選手のアクシデントに助けられ辛くも勝利することが出来た。


チーム内の最高釣果は30.8キロ。
2番目が自分の25.8キロ。
1番釣った仲間に話を聞くと、とにかくボソは良くなかったそうだ。
タッチはかなりのネバだったようだ。
もう少しボソを抑えたら、釣果も伸びていたかも知れないなぁと、反省した。


tom


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