G杯予選、加須吉沼

5月18日(日)
埼玉県加須市にある、加須吉沼でG杯の予選会があり参加した。
試釣は2回した。
GW中と、平日。
混雑してるときは当然渋かった。
抜きセットしか釣れなかった。
でも、周りの意見とは違いハリスは短めが良いように感じた。
でも、平日に試釣した時はバラケをぶら下げないと全く釣れなかった。
まぁ、ガラガラだから当然か。
でも、この2回の試釣はとても有効に思えた。


シマノ予選の翌日と言うこともあり、同じ顔が多く集まる(笑)
前日の話や、当日の釣り方の話などをしているうちに座席抽選が始まる。
G杯予選は3時間ずつ2試合行う為、くじを2枚引く。
使用桟橋はもみじ、中央の両面向き。
出来れば中央に乗りたい。
出来ればもみじ桟橋の北向きには入りたくない。
で、引いた釣座は2枚とも、もみじ桟橋北向き。
『持ってないなぁ〜俺(T_T)』
翌週には、清遊湖での予選が控えている。
くじを引いた瞬間は、清遊湖の釣りを考えていたりもした。
しかし、やれるだけはやってみよう。


竿8尺
タナ、チョーチン。
ウキ 葉舟「 創・浅ダナPC0.8mm 」 
0.8㎜径PCトップ、ボディ8㎝、カーボン足。
ミチイト 1号
ハリス 上0.5号8㎝、下0.4号35㎝。
針 上アラシ8号、下クワセマスター3号。
釣り方はバラケとクワセのセット。
バラケ
デカ粒1+水2+鬼武者2+若武者2+ペレ匠ダンゴ1+速攻かっつけ1
クワセ
力玉軽サナギ粉漬け、サナギ感嘆。


1回戦競技開始は6:30。 9:30までの3時間勝負だ。
魚影の薄い場所だと思っていたので、最初は触りがなくてもポンポン打ち返す。
バラケの大きさは人差し指大。
ウキのバランスをクワセ付きで2目半出しにして、沈没ギリギリまでバラケを持たせ、半抜き状態をキープ。
全くのゼロでは釣りきれないと感じていた為そうした。


触りは意外にも開始から数投で貰えた。
必ず馴染みを出し、そっと縦誘い。
1回シャクったら少しジッとしている。
タメを作ってやる。
すると、そっと近寄ってきた魚が出す触りはモソモソ。
そしてズバッ!
勢いよく消し込んで第1号。
周囲でも早い方と言うか最初のようだ。
でも、隣の人も合わせだし、どうやら、そこそこ魚はいるポイントのようだ(^^)
魚が居ることがわかり、一気にテンションが上がる。
これは、朝の食いの良い時間帯に稼げるだけ稼ぎたい。


2回戦目の時間帯は激渋地合いになるのは必至。
集中力を高めてアタリの出るパターンを探る。
朝イチの時間帯は、まだダンゴと言うか、バラケに興味を示しバラケの近くに寄っているため、ハリスは短め、バラケは持たせ気味。
バラケの持たせ具合を文字で表現するのは非常に難しいのだが、ギリギリ沈没して、2回の誘いでトップ先端が出てくる感じ。
ウキの動きを見ながら、食い気のある魚が居るか、居ないかを判断する。
居ないと判断した場合は、バラケの大きさを、親指の第1関節分くらいにして、ハリ付けの際はチモト部分にのみ圧を掛けて、馴染み幅は2、3節と変わらないようにする。
と、言うことはタナには同じくらいの量が残り、馴染む間にバラける量が多くなる。
釣ろうとするタナよりも上に、ある程度の量の魚をキープしないと、タナでアタらせることが難しい。
触り方や、アタリの出方などを見ると、釣れてくる魚は、タナにいるものと、タナよりも下にいる魚だとイメージ出来た。


下ハリスは最短で18㎝まで詰めたが、25〜27㎝がベストだった。
バラケの大きさは人差し指大が
平均で、あまり縦誘いは入れず、引き誘いを多用した方がアタリを貰えた。
1回戦も2時間を過ぎると、アタリ数が減ってきた。
2回戦の展望も明るくないのは予想できるので、何か打開策を見付けたい。この時点で12、3枚。
ここまでに、ゼロは通用しないのは確認しているので、タナで強制抜きをして様子を見る。
一旦トップが沈没したところで竿尻を強く引いてバラケを落としてみる。
これで触りが出てフィニッシュまでいけばいいが、この日は上手くいかない。
次に、少しずつ強制抜きをする位置を変えていく。
どっぷり馴染んだ位置で抜いていたものを少しずつ上げていく。
トップの馴染み途中で抜くのだが、割りと高い位置で抜いた方のがアタリを貰えた。
具体的には、トップ付け根辺りで強制抜きを行った方が効果的であった。
その後ポツポツ拾って1回戦が終了。
釣果は8.2キロで全体の2位だった。
しかし、バラケは抜いても気は抜けない(^-^;


2回戦も上位に食い込む釣果を出さないと、全国への切符は手にできない。
今まで、散々経験している。
1回戦の釣り座から3席横に移動した場所が2回戦の釣り座。
この日はくじ運を持っていたのかも知れない。
ここまで激渋地合いだと、魚のいない所は地獄を見る。
特にこの2回戦は、フラシから魚を放したあとなので、相当に厳しいと思った。


1回戦同様8尺チョーチンセットで攻める。
アタリ出しまで時間がかかるだろうなあ〜と、餌を打ち込み竿を置き、釣り座回りを整理したり、調整用のデカ粒を溶いたりしていると、竿がカタカタ。
ラッキーな1枚目は竿ツン(笑)
これで気を良くして、行けるかも!なんてハイテンションになる。
しかし、やっぱり1回戦に比べて触りも少なく、アワせるような動きが激減。
ポツポツ拾って最初の1時間は4枚。


2時間目からは、正に魔の時間帯となってしまった。
小餌をガチガチにつけて、縦誘いを何回も繰り返しても全くアタらず、柔らかいバラケを塊で抜いても触りさえ出ない。
そうこうしている内に2時間が経過する。
このままでは通過が厳しい。
少し冷静になってまた、最初から組み立て直す。
たまにイトズレで引っ掻いたりはしているので魚はいるようだ。
ただ活性はドン底。
バラケに興味があるはずもなく、開きすぎはご法度。
縦誘いも魚に警戒心を持たせるだけなので使えない。
タナにいるヘラはバラケの粒子を遠巻きに吸っているだけのように感じた。


何とか食ってもらわないと困る。
針をコムの3号に落とし、ハリスも0.3号に。
長さは35㎝。
バラケに一握り速攻カッツケを追い足し、タナで漂う麩を多くする。
そのバラケを小指の頭程につけてタナでの強制抜き。
1回戦の時にヒントは得ていたので、抜く位置を高めに、トップ付け根辺りにしてみる。
そして、縦誘いは封印。
まぁ、必死になって色々探った結果このパターンに行き着いたわけだが、驚く程にウキは動いた。
トップの付け根辺りでウキが立ち、バラケに引っ張られながらウキが馴染み出す。
その時に竿尻を手前に引くと、チモトを軽く抑えた程度で付けたバラケが割れ落ちる。
ある程度食い気のある時は、落ちていくエサ玉を追い掛けていくが、この時のようにチョー食い渋りの時は、落ちていくエサが残していった微粒子と言うか、煙に反応すると思っている。
タナに漂う軽い麩を足したのは、少しでも触りをもらうため。
バラケが抜けて、下ハリスが張るまでの間に触りがあれば、待っているとモソモソ、とした触りのあとにズバッとアタる。
釣れる釣れないは別として、アタリの出るパターンを見つけることはすごく大切。
手返しのリズムも良くなるし、モチベーションも上がる。
しかし、アタリ数はかなり増えたものの、いかんせん空振りが目立つ。
ハリスも詰めるが効果なし、詰めすぎるとやはり触りも消える。
アタリはあるだけにストレスが溜まるが、終了までに3枚追加し、2回戦トータル7枚(^o^;)
型がよく、5キロもあった。


1、2回戦トータルの釣果は13キロを越え2位で全国行きの切符を手にすることが出来た。
東予選でサクッと通ったのは初めての事で嬉しい。


tom


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ラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。
葉舟ホームページURLは以下の通りです。
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