日研 個人ベストテン決勝 野田幸手園

一雨ごとに季節が移行していくが、今年の秋は、台風が多く、台風の過ぎ去ったあとには秋が一歩一歩深みを増していく。


10月14日(月)

体育の日は10月10日のイメージが強いが、今年は、14日がそれに当たる。
キンモクセイの匂いが昔の運動会のシーンを思い出させてくれる。
子供の頃はトイレの芳香剤の匂いとしか思わなかったのに、年齢と共に、匂いの感じ方も変わってくるようだ。


夏頃に開催された予選を通過出来たので、参加する権利が与えられた、日研主催の大会、個人ベストテン決勝。
毎年、事務所前の桟橋を使っていたが、今年は、どういう訳か竹桟橋を使用した。
と、言うことは、今まで浅いタナ一辺倒だった釣り方も、チョーチンまで、広がった。

この時期に幸手に来ることはあまりなかったので、状況を探るべく前日に試釣に訪れた。
久々の幸手
まず、付近の道路が舗装されていたことに驚いた。
これで、車の汚れも軽減?
もとから、綺麗な車ではないですが…(^^;

この日は北風が強く、南向きじゃないと釣りにならない状況だった。
少し遅れて行った為に、竹桟橋の入り口付近の釣り座になった。
チョーチンを一通り試し、大した手応えを掴めないまま、翌日の本番を待つことになる。

当日は風も収まり快晴。
最高の釣り日和の中行われた。

10時までの1回戦と、15時までの2回戦の座席抽選をする。
2回とも奥よりの座席に当たり期待が持てた。


1回戦は北向きの奥から3人目。
回りは8尺チョーチンが圧倒的に多いので、1尺伸ばして9尺チョーチンで入る。

竿9尺
タナ チョーチン
ウキ 葉舟 「 樹・ 短竿チョーチン専用ウキ PC1mm」 9
ボディー9㎝、PCトップ、カーボン足。
ミチイト 1.2号
ハリス 上06号、下05号。10ー40㎝
針 上9号、下角マルチ4号。

バラケ
デカ粒05+顆粒05+水2+鬼武者1+若武者1+ペレ匠ダンゴ1+速攻カッツケ1
水に浸したデカ粒、細粒、軽グルで調整。

クワセ
タピオカ。ポンプ出し。


打ち始めは、親指頭大に付け打ち込んでいく。
餌が作りたてなのでもちが悪く、しっかり馴染まない。
軽グルを絡めてネバボソにに調整していく。
今日は、強気に攻めぬいていくつもりだ。
ハリスも20㎝位まで詰めれたら最高!
だけど、現実は違っていた。
まぁ、よくあることですが。

40㎝のハリスでたまにアタリが出る程度。
ポツポツ釣れ始まるものの、アタリ数もまだまだ足りない。
ハリスも、短くしてみるが、明らかに良くない。
35㎝以上ないとアタリが出ないのだ。

短めのハリスを張らして、ダイレクトに出る強いアタリは影を潜める。
アタリの9割りはしゃくった後の、下ハリスの倒れ込み時のもの。
当然、ハリスはたわんでいるので、アタリは小さく、強いのも、弱いのも手を出していく。

1回戦終了は10時。
9時位から全くアタらなくなり、下ハリスを43㎝にしたら触り、アタリが出てくれたので、後半戦の攻略の糸口を掴んだ感じがした。


1回戦
24枚。
フラシ引いて正味13キロ台。


2回戦は、南向き。奥から7、8席目位。
1回戦の感じから竿は9尺よりも8尺の方が魚が濃いようなので、8尺にする。
ウキは樹の8番にした。
釣り方は同じくチョーチンウドンセットでスタート。
1回戦で20キロ台の人が何人かいるとのことで、何とか巻き返したい。

途中検量の悪影響は否めないが、打ち始めは全く動かなかった。
しかし、10分程で触りが出始め、素直なアタリで釣れ始まる。
これで一安心。
下ハリスは40㎝でスタートしたが、この長さが合っているようだ。
最初の1時間で7枚釣れ、今日の状況下では、まぁまぁな出だし。
前半戦に比べ型が良い。
これは、一気に釣り込めるかな?と、浸したデカ粒を追い足すも、それといった効果は見られない。

縦誘い後のウキの馴染み方も、魚が多く寄っているせいか、ふわふわしたもので、メリハリに欠ける。
そこで、ハリスを詰めていくが、今日はこの対応が全くハマらない。

でも、何か噛み合えば釣り込めそうな雰囲気はある。

次に針を角マルチ4号から、5号に。下ハリスを37㎝に。
更にウキを樹8番から9番に上げる。

しかし、色々変えているうちに魚が居なくなってしまった(^_^;)

幸手に来たのは久しぶりなのだが、あまり、今までにここまで魚の薄さを感じたことはない。
この日だけのことなのか定かではないが、デカバラケを駆使したパワー系の釣りは全く効かない。
尻上がりに地合いが構築されないどころか、魚が遠巻くばかり。
それでも、親指頭位の大きさは必要で、あとは手返しでカバーする。

縦誘いも3回までとし、3回目の誘いで良い触りが出た時を除いて問答無用で打ち返す。

これで少し山場を作れた。
手返しが速まって餌ボール内のバラケの消費が進む(^^;

アタリはやはり誘ったあとの下ハリスの倒れ込み時のものが主だった。
たまに、餌打ち直後の馴染み際にアタって上パリってのもあった。

いよいよ地合いが構築されたか?
と思ったのも束の間。
次第に状況が、悪化していく。
全く触りがない投も増えていく。

こうなると開く餌は御法度となり、餌はしっかり締まった小餌。
下ハリスを伸ばして47㎝に。

でも、3回誘ってダメなら次というリズムはルーティンにする。

相変わらずアタリが出るのは下ハリスがたわんでいる時。
触りを見て、大きく誘うのか、小さくソフトに誘うのかを使い分けて、ポツポツペースを維持していった。

3時になり、競技終了。
ラスト15分位は全くアタらなくなってしまった。

35枚 フラシ込み22キロ台
トータル59枚、33キロ台で6位

不満の残る成績だったが、シード権ゲットなので、来年はもう少し順位を上げたいと思う。

来月も幸手にて大会が控えているので、今回の反省を踏まえて攻略したいなぁ〜

tom


★『樹』(いつき)発売中!!
「チョーチン専用ウキ・パイプ&PC」「浅ダナ専用ウキ・パイプ&PC」
★『創』(つくり)・『結』(ゆい)・『紅』(くれない)シリーズ発売中!!
★『葉舟工房』ホームページ開設&25周年記念ウキ。
『槐(PC&パイプ)』・『槐・超パワー系』・『柊・底 (PC&パイプ)』 
『槐・浅ダナ』 特別価格にて発売中!!


今回ブログ書き込みに使用された「 樹・短竿チョーチン専用ウキPC 」
のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/