三国池に便乗

今年は例年に比べ寒い。そのせいか何処の釣り場も渋いらしい。
ヘラもこの寒さでは泥の中へ頭を突っ込んで冬眠しているのではないか。
3月の声を聞くまではジッと我慢をしているしかない。
と思いながらも釣りに行きたくなるのは私だけではないと思う。
先日も神扇池に行ったが、全面凍結していた。
氷を割ってからの釣り、良い釣果がでる訳はない。
今回「H」の会が三国池で例会なので「こうじ」を誘い便乗させてもらう
ことにした。


2月2日(土)
4時半に起きるといつもの寒さは感じられない。
予報では日中18度か19度まで上がると言っていたのでそのせいかな・・・
ウドンを作り、軽く朝食を取り家を出たのが5時45分。
7時頃に現地に到着すると、事務所にはほとんどの会員が集合していた。
今日の出席は15人。
釣座は事務所対岸の北を背にする場所。
全員並んで入座。84番に「こうじ」私は85番。支度に取り掛かる


竿15尺。
仕掛け:道糸0.6号 ハリス上0.5号 針5号8㎝ 下0.3号 針3号40㎝ 
へらうき 葉舟 「 紅・カーボン脚 」55号(バラケをぶら下げた方がアタリ
が出るのではないかと、太目のトップが付いている「紅」を選択)
エサ:ペレ匠顆粒 120cc 鬼武者240cc 若武者240cc ペレ匠ダンゴ120cc
   食わせにタピオカウドンポンプ出し。


隣の「こうじ」は16尺。2人とも浅ダナ狙い。
8時。ウドンを付けて3節半、深めに取り魚のタナを探るのに2本弱で1投目。
テンポ良く打ち込みを重ねるが30分40分と経過するがウキに魚の気配は感じ
られない。


40分過ぎた頃に底釣りをやっている「植原」さんが絞ったが、他の人はアタリがない
ようだ。
底釣の方が良いのかと思いながらも打ち込みを続ける。


1時間が経過した頃にナジミ方に変化が現れてきた。

バラケを抑え、トップ先端までしっかり馴染ませようと元エサに手水を打ち、速攻カ
ッツケを振りかけしっかり馴染ませると、1節入る弱いアタリが出た。
軽く合わせるが勿論空振り。ジャミみたいな感じだ。


3投後に強く2目盛り入るアタリを合わせるが空振り。
今のアタリは絶対ヘラだ! と内心「ワクワク」
やっと寄ってきたと思ったが、その後15分ぐらいサワリも無くなってしまった。


タナが上なのかと1本半に上げてみた。
5分後、突然1節の「カチッ」と入るアタリを合わすと、本日1枚目。
続けてアタリがあれば良いのだが、サワリが無くなってしまう。
2枚目が来たのは10分後、深ナジミしたウキが2目盛り返した後、良いアタリで乗っ
てきた。


5〜6投後に来た3枚目は消し込みアタリだ!
スレかと思ったが、型の良いのが上エサを食ってきた。
隣の「こうじ」がうるさい。
「ウドンに食わせないのは、スレだ」と言ったので
「こうじの18番をやってしまった」と言い返した。
右隣からのヤジが・・・
「今のはなんて言う釣りですか」とたまに絞ると周りがうるさい。
これも仲間とやっている楽しさのひとつだ!


やっとアタリも続くようになり、ポツポツではあるが釣れ出してきた。
面白くなってきたと思ったら11時、昼食のアナウンス。
12時まで1時間の休憩タイム。
ここまでカウンターは7枚。


昼食に頼んだカレーウドンを食べ、直ぐに釣座に戻りたかったが、はやる気持ちを
抑え仲間と雑談タイム。


12時前に席へ戻り打ち込みを開始。
この頃から気温も上がりダウンを脱がないと暑いくらいになってきた。
直ぐにはアタリが出ないと思いながらも打ち込んでいくと3投目にいきなり2節の良
いアタリ。乗ってきたのは型のいい新ベラだ!
ここから本日のハイライト。と言っても冬場の釣りですから・・・。
1時間30分の間に12〜3枚。
連チャンもあり、あたれば乗ってくると最高のタイム。
と思いきや、バラケがなくなってしまった。


ここから待っていたのはカラツンのオンパレード。


バラケガ合わないのか、良いアタリを合わすが乗ってこない。
バラケが抜けウドンだけでもカラツン。最悪の事態。
試しにパワーボールのサナギ漬けを付けてみるが、サワリが少なくあたらなくなっ
てくる。
今日はウドンの方が反応は良いみたいだ。


昔から釣り用語で「陽気を食った」と言われるが、寒い日が続いて急に暖かい陽気
になると食いが悪くなることがある。  それかも・・・


周りではジャミを釣っている。暖かくなってジャミが元気になったのか?
私のアタリの出方はヘラだと思うのでタナをメーターにし、ハリスも35㎝と詰めてみ
るがカラ。
30㎝に詰めたらアタリが遠くなるかと思ったが、良いアタリが出るがカラ。
ジャミアタリもあると思うが、乗っても良いと思うアタリだ!!


落下速度をゆっくりにしたらどうかと、ウキを「 結・浅ダナ55 」5号に変更。
エサも大きく付けたり、小さく付けたり、顆粒を追い足し、抜いてみたりと色々手をつ
くすが結果が出てこない。


「何がなんだか分からなくなってきた」


他の人はアタリが少ないと言っているのに、私のウキはアタリなし知らずだ!
これで釣れれば申し分ないのだが・・・
アタリがあるだけ良いかと打ち込みを続けるが、たまにカラの中から運が良く釣れ
るぐらいだ。
運を天に任せる「天運釣法」だ!(冗談を言ってる場合ではないのだ)


1時過ぎ頃から段底を始めた関さんが良い調子で乗せている。
「もう辛抱たまりません」
上の釣りを見切って段底に変えたのが、2時10分。


ウキを「 創・底 パイプ 」11号 
ハリスを50㎝に変更。時間がないので大急ぎ。仕掛け、エサは同じ。
タナを計ると3本弱。5㎝ズラシで一投目。
バラケが落ちたと同時に軽く誘いをかけると1節のいいアタリ。
1投目から釣れてきた。
隣のこうじが・・・
「1投目から釣っちゃったの」
「上にいるヘラが追ってきて食ったんじゃないの」


5投目にバラケが落ちたと同時に1節の押さえで2枚目。
終了時間の3時までに3枚を追加して段底で5枚を釣り終了。
本日の釣果26枚。


検量の結果12kドン。
段底で釣った分がオーバーしたようだ。
頭で13k。この釣れない時期にしては良かったのではないか・・・


2月の初旬だと言うのに気温も上がり、風も無く釣りには最高の小春日和。
カラツン対策に又来なくてはいけないと、三国池を後にした。


葉舟



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