2013初釣りは豊英湖

もう、1月も終わろうとしているが、なかなか書けなかった初釣りの報告を^_^;

皆さん、年末年始はどれだけ家族のヒンシュクを覚悟で釣りにいかれましたか!?
自慢ではないですが、私は酷かったです(^^;
6日ある休みのうち5日は釣りでした。
元日だけは大人しくしていましたが…


表情はニコやかな妻に承諾を得て、元旦の夜に翌日の釣りの用意を始めた。


1月2日

どこに行こうか考えたときに、一番好きな釣り場にしようと、素直な気持ちで選んだ釣り場が豊英湖。
自分的には、最高に贅沢な時間だ。

早朝の高速道路はガラガラ。
首都高、アクアライン、館山道と走り君津インターまで1時間弱。
アクアラインのお陰でかなり時間短縮になった。


豊英湖へ着いた頃には空は明るく出船時間を過ぎている。
今日は単独釣行なのでゆっくりだ。
狙い通り先着者は2人とほぼ貸切状態。
ネットでも調べてきたが、船宿で教えてくれたポイントは赤松対岸。
100枚前後の釣果が記録されている。
ただ超長竿(^_^;)


1本オールで漕いでいき、ポイント近くまで行くと、先釣者が二人とも赤松対岸にいたので、挨拶をして仲間に入れてもらう。
あいにく、この日の房総半島は強風で10mもの風が吹いていた。

目標枚数は20枚くらいかな!?と考えながら準備を始めた。


竿25尺
ミチイト1号
ウキ 葉舟・みなも長尺16
ボディー16センチ、パイプトップ、竹脚。
ハリス 上0.5号20センチ、下0.4号75センチ。
針 上セッサ8号、下軽量極み関スレ5号。

バラケ 粒戦0.5+ペレ軽1+ヘラスイミー0.5+水2+新B1+段バラ2+マッハ1
食わせ わたぐる単品


まだ、この時間は風の吹くときと、止むときとが交互にやってくる。なのでまだまだ釣りになる。


まずは、待たずにポンポン餌うちする。
事前の話ではこのポイントには新ベラが溜まっていて、とぐろを巻いていると…
期待ばかりが膨らみ、まだかまだかと初触りを求めてしまう。


本来、新ベラが100枚とか釣れてしまう時って、初触りまでそんなに時間を要さないものだが、なかなかウキは動かない。

左側にいる先釣者は時折合わせている。
多分、28尺くらいか。
と、間も無く竿が曲がった。
やっと魚が動き始めたか、続けて絞っている。
自分のウキも動き出すだろうと、ウキの馴染み際の触りを注意深く探る。


それまで、何の変化もなかったトップに僅な変化が。
上針が張り、グルテンの付いた下針が張るまでの速度がスローに。
トップ先端1目残しまで馴染み、1目がフッと返されるものの、そこでアタらない。
魚は居るようだが食いが渋いようだ。
だが、ウキに魚の気配を感じるだけで、ドキドキするのは野釣りならではで、管理釣り場ではなかなか体感できないことのように思っている。


やがて、今年の初ベラが落ち込みでアタって釣れてきた。
ピッカピカの新ベラで8寸程の働き盛り。
続いて馴染みきって‘モゾッ’で同寸。
更に続いて馴染みながら、止めアタリでターキー。
とても楽しくなってきた(^o^)
が、ピタッと触りが飛ぶ。
新ベラの数釣りは、今日はないなと悟った瞬間でもあった。
でも、一生懸命餌打ちしてくと、たまに魚が回ってきて2、3枚絞るパターン。
何とかこの状態を打開するにはもはや長竿しかない。
でも、これ以上の長さは持ち合わせがない。
そこで、最終奥義を使う。
仲間内ではこの時期の釣りでは定番となっている“チョーロンバリ”作戦だ。


理屈は至って簡単で、魚の居る深いエリアに餌を届けてやるってことだけ。
この時期の野釣りでは、寄せて釣るのではなくて、魚の居る場所へ釣り手側が出向き、更に、魚の居るタナに餌をお届けに行かないと、へら様に食してもらえない(^^;
水温の低下で活性が奪われ、例え新ベラであっても、水温の安定した深い層でじっとしている。


針を0.5のハリスで巻き、適当にヒトヒロ、両手を左右に広げた長さは大体180センチ位。
そのハリスを下バリに付けると、単純に今まで狙っていたタナよりも6尺も深いエリアに届く。
厳密には、今までのノーマルなハリス寸を差し引くと1メートル程深くなるわけだが、そのほんの1メートルが、水中では大きく影響する。


振り込み、取り込みにはちょっとしたコツがいるが、慣れればどおってことない。


しっかりとグルテンを付けて再開。
やっと目の前に餌が落ちてきて、たまらずに反応する魚がいる。


この、極端な大段差の釣りは、バラケとのシンクロとかは全くの度外視でいい。
と言うよりは、何投か前に打ったバラケが釣ろうとしているエリアに散らばっていると言う方が現実味がある。
でも、あくまでも、餌玉を深いタナに届けるぞ!!というのが目的で、感覚的には大段差の釣りと言うより、1本バリの釣りの感覚に近いと思う。


しかし、この釣りは効果絶大、この時期、長竿しか釣れない釣り場では、ハッキリ言って釣れます。

ただ、竿がないから、しょうがなくての苦肉の策であるのだが…(^_^;)


決して入れパクにはならないが、飽きない程度にアタってくれるようになったものの、風がドンドン強くなり、竿を振るのが困難になる。


きっとあそこなら風が避けれるだろうと、移動を決意。ここまで19枚。


ボート付けのロープを解くとあっという間に流される。ニット帽が飛ばされそうになるが、風上に向かって一生懸命漕ぐ。


野中、タツボ、一土を越えて、目的の奥畑に到着。
狙いの大石に舟を着け、準備を進める。
やはり風裏になり時折川なりに吹く風も弱い。


ここでも、25尺を出して先ずはノーマルな仕掛けで攻める。
前情報では奥畑は記録にない。
新ベラが居るか不安になるが、あのまま強風の中を続ける気にはならなかったので、奥畑で釣れなければ諦めて帰ろうと思っていた。


待たずに餌打ちしてく。
全く反応がない。残りの時間もあまり残っていないので、ここでも、奥義を出すしかない。

またまたヒトヒロ程のハリスを結び下バリに使用。


これでダメなら早上がりしようと、再開する。


モジリなどは一切なく、釣れそうな雰囲気はなかった。


再開1投目。馴染みがあまい。次投、再度しっかりとバラケと食わせを針付けし落とし込みで打ち込む。
グルテンの馴染みが感じられないので、もしや…?と思い、タナとりゴムを下バリに刺す。
すると、ベッタリと底に着いていた。
下のハリスを少しずつ詰めながら、ウキ2本分残しで、底につくように調整する。
115センチの下ハリスで底に着いた。


3目分の這わせを取り、段差95センチのスーパー段底で再開。
野釣りは良い悪いが、ハッキリと出る。
食わせのグルテンが底に安定しただけ。人間から見たら、ほんの数十センチの差なのにと思うのだが、この日のへらは地底に居た。


再開1投目でモソモソした触りが出た!!
やっぱり、奥畑にも居たんじゃん!!と、一気にテンションが上がる↑↑↑

モゾッと、入った気がして合わせるもカラ。
次投も触っている。
ウキが勝負目盛りよりも上がる。
食い上げか?
そっと合わせるとガツッとヒット。


それから毎投のように触りポツポツ釣れるが、アタリがほぼ食い上げ。
これはウキの浮力が強いからか!?
せっかくなので、チクッや、モゾッと抑えるようなアタリで仕留めたい。


ウキを『みなも長尺』から『流星・宙 竹足16番』に変更。
バランスを取り、先ほどまでと同じ這わせのイメージで打ち始めると、狙い通り、下方向のアタリに変わった。


バラケは宙で使っているものに底夏でまとまりと重さをつけた。
柔らか目にしてタナで早目に抜けるようにした。


日が傾き始め、奥畑は日陰になる。
早く片付けて戻らないといけない時間になってきた。
だが、ここに来てようやく地合っぽい感じになってやめられなくなってきた。
スーパー段底にして1時間で10枚位拾った。
たまに、流されてしまうと触りが飛ぶ。
この強風、あと、朝から気になっていたが、濁りが結構あった。
これらの影響なのか、新ベラの食いも今一つだった。


あと1枚、あと、もう1枚としている内に4時を回ってしまった(^_^;)


枚数は31枚
とても楽しい初釣りだった。
やっぱり豊英湖は良いなぁ〜d(⌒ー⌒)!


桟橋に戻ると親父さんが待っていました。ごめんなさい。


昨年はシマノや、がまかつのトーナメントのブログなどが全て中途半端で終わってしまい、没ってしまいました。
楽しみにしてくれてた方、すいませんでした。
今年はなるべく多くのブログをアップ出来るように頑張ります!!


tom


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今回ブログ書き込みに使用された 「みなも・長尺」 「流星・宙」
のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/