日研個人ベストテン予選に参戦
6月に入り梅雨入りのニュースが伝えられる中、日研主催の大会で、個人ベスト
テンの予選会が行われたので参加した。
この大会は、10月に野田幸手園で決勝が行われ、春季、夏季大会などの大きな
大会の上位入賞者や、6月に行われる予選を勝ち抜いた人達で争われる。
予選会場は好みの場所を1箇所決めてエントリーすることが出来る。
自分は筑波白水湖を選んだ。
6月10日(日)
白々と東の空が明るくなる中、外環、常磐道と車を走らせる。
そして、柏インターを通過した頃フッと、あることが脳裏をかすめた。
『ウキを忘れた( ̄□ ̄;)!!』
いや〜な汗が吹き出てきた。
Uターンして取りに帰ろうか!?とも考えたが、時間的に無理。
誰かに借りるかぁ〜(>_<)
でも、こんなときに限って仲間は誰もエントリーしていない。
ほんとは会友もエントリーしていたが、急用で欠席。
一瞬の内に色々な考えが頭の中を駆け巡る。
しかし、チョーチン用のウキを竿ケースに入れたことを思いだし、そのまま釣り
場へと向かった。
久しぶりの白水湖。
前情報は入っていない。
去年は沖目のライトペレ宙か短竿のセット。
小ウキは無いので大きめなウキを使い沖目を狙う。
竿13尺
タナ 1m
ミチイト 1号
ウキ『葉舟・槐7』
ボディー7㎝、極太パイプトップ、カーボン脚、バランスは先端から4目半出し。
ハリス 上下0.4号35ー48㎝
針 上下バラサ5号
エサ
ペレ軽2+軽麩1+BBフラッシュ1+水1
ライトペレ宙。
ある程度の活性が約束されていないと成立しない釣り。
この時期の白水湖は活性が高い。去年は自分はコケたが、釣れてる人はペレ宙が
多かったように思う。
また、短竿だと活性がそこそこ高いとヒゲ、渋いとウドンセットとなる。
この日の使用桟橋は南中央桟橋の真ん中より奥の両面を貸しきり。
参加24人で通過枠は8。
狭き門とは感じないが、油断は禁物。
幸い手前のへち席に座れたのでラッキーだった。
6時少し前に担当役員の合図で2時までの競技がスタートした。
左からの風で、まださほど苦にならない程度の流れがある。
2投目で何か気配があった。
5投目でイトズレでスレ。
時折ジャミが掛かってくるものの、思ったよりもウキが動いたので安心した。
程なくしてハリスの倒れ込みでズッとアタッて1枚目。
さぁ、これからだ!!と気合いが入るが、なかなか追釣出来ない。
カラツンはあるが、食いに来てる物とは違う。
トップの馴染み際に、止めが入ってからのカラなら問題ないが、ウケや、止めが
入らずにズルッと入るジャミや、イトズレっぽいものが続く。
朝イチの時間帯と言うこともあり、まずは、手返しを速めて、活性が上がるのを
待つ。
それでも、次第に本命のアタリがポツポツ挟まり開始1時間で5枚。
フラシのお代わりはまだ誰も来ない。
見える範囲では短竿カッツケのセットが出だしは良かったが、その後は振るわな
い様子だった。
風が少しずつ強くなる。
振り込みもやや、遠振りを余儀なくされた。
が、このやや遠振りにしてから、ウケや、止めが増えてアタリに繋がるように
なる。
カラツンが増えてきたので、ハリスを27ー40㎝に。
試しに針を6号にサイズアップしてみたが、逆効果でアタリが遠くなる。
前日の雨が悪いのか、今日は渋いんだなぁと思う。
日中は気温も上昇するとのことで、期待もあったが、ここまで釣りをしながら
この状況の悪さからも、その逆もあるなぁと不安もあった。
釣れるときはバタバタと3、4枚は続くもののまた、釣れなくなってしまう。
食い気のある魚の回遊待ちのような気がしてならなかった。
釣れるときはウキが立ち馴染みに入るときに、肩でウケる。
そして、トップが馴染む途中で止めながら入り『ズバッ』と消し込まれるものが
多かった。だから、釣れるときは簡単に釣れてくる。
エサのタッチは作りたてはネバボソ。
そんなに、固くはないのでエサの持ち具合を見て押し練りする。
アタリをもらえているときに、手水を打ちながら練っていくと、ある程度ところ
で、触りが少なくなり、アタッてもアワセる前からカラツンと分かるようなカラ
ツンだったりする。
ボソ感をある程度残しておかないと理想的な動きに近寄らない。
ある程度の釣り方が見えてきたら、あまり大きな穴が空くこともなくポツポツ釣
れ続いた。
時間を追う毎に、最奥の人が頭ひとつ抜け出す。
釣り方は8尺のタナ80㎝のヒゲセット。
結構なボソタッチのバラケで釣っていると教えてくれた。
自分も3、4番手くらいに着けているようなので、ちょっと違う釣りをしてみよ
うと思った。
ちょうど向かい風が強まったのも機にチョーチンを試す。
竿8尺
タナ チョーチン
ミチイト 1号
ウキ『葉舟・樹7』
ボディー7㎝、PCムクトップ1.2㎜、カーボン脚。
ハリス上0.5号10㎝、下0.4号25㎝。
針 上アラシ8号、下角マルチ3号。
釣り方はチョーチンウドンセット。
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+水2+セット専用バラケ1+GTS1+段底1
クワセはタピオカ
親指頭大で打ち始める。
2投目で触る。
6投目でスレ。
魚は居るようだ。
程なくして釣れ出すが、短ハリスでガンガン…と言う感じではない。
この釣りで短いハリスで釣れる時は、必ず馴染み際に触りがある。
食い気があって、バラケにアタックしてくるイメージ。
それで、バラケがタナに到達するまでの間に、エサ玉が削られ削られ、ある程度
の大きさがタナにぶら下がる。
タナまでエサが持つように、魚の量に合わせてエサの大きさを調整する。
ボソ感のないエサじゃないと、アタリが出ないときは、割りと大きめなエサで
釣っていくことが多い。
この日はボソタッチだった。
途中、ボソを消す方向も試すが、全く合っていなかった。
ハリスも18㎝とかも試すが、釣れなくはないものの、それがベストな選択とは感
じなかった。
次第に強くなる風により、かなり流されるのと、上ずりの状態であるために、
ウキをワンランク大きくする。
すると、狙い通り釣りやすくなり、良いペースになった。
更なるペースアップを図りハリスを40㎝にし、針をセッサの5号と張らせ気味に
して、ハリスのたわみによるアタリの取りこぼしを極力減らすようにした。
これも、魚がどれだけ釣ろうとしているタナに居るかによって針の大きさも変わっ
てくる。
本当はこのときは4号がベストな気はしていたが、持ち合わせがなかった(^_^;)
ハリスを35㎝への修正はしたが、ほぼこのセッティングで下ハリスの倒れ込み
でズバッとアタルことが増えて、楽しく釣ることが出来た。
終盤は空が厚い雲に覆われ、いつ降りだしてもおかしくない状況になった。
それによるものと思うがアタリが散漫になり尻すぼみのまま納竿時間になった。
63枚 25㎏台
ウキを忘れたことに気づいた朝はどうなることかと思ったが、終わってみれば
3位通過と上出来だった。
これからは、出掛ける前に確認かな(^o^;)
tom
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