シマノJP関東予選Aに参戦

今年もトーナメントシーズンがやって来た。
1月から、Mー1の予選などがあって、早々に忙しかったが、シマノJPの大会
告知のポスターを見ると、
『いよいよ開幕か!!』
と、気持ちが引き締まる。


へら鮒釣りは競技と共に発展を遂げてきた。
例会などで年間レースに夢中になったり、釣り場の月例会に参加したり、みんな、
このゲームフィッシングの虜になっていく。
自分も、今の所属会に入会して、競技の楽しさを知った。
初めて例会で優勝した時の喜びは、今でも鮮明に覚えている。
ちなみに、その時の釣り場は11月の豊英湖。
白鳥の突端の立木に着けて、丈7で1本半の浅ダナをやった。


思えば、その頃から競技の釣りにハマっていったような気がする。


そしていつしか、メジャートーナメントと言われる大きな大会に参加するように
なった。
そのお陰で、沢山の良き仲間と出会い、互いに切磋琢磨し、トーナメントと言う
魔物に立ち向かっている。


5月19日(土)
シマノJP関東予選の先陣を切って、埼玉県さいたま市の『武蔵の池』にて行わ
れエントリーした。


1週間前に試釣を入れたが、その日はすこぶる活性が高く、多くの人が浅ダナに
手応えを感じていた。
自分も、そんな一人で当日の1回戦は浅ダナで行くつもりでいた。


当日は快晴の天気で風も緩やか。
朝は少しヒンヤリしていたが、絵に描いたような五月晴れ。
受付前の駐車場には、馴染みの顔ぶれが見られる。


問題の釣り座抽選。
南桟橋以外なら何処でも良いと思っていた。。。
が、引いたのは何と、その南桟橋(T-T)
テンションがた落ち。
でも、やるしかないのは、確か。


岸桟橋に乗ったら絶対に竿は長め!と思ったので、そそくさと準備に取りかかる。


竿11尺
タナ1m
ミチイト、0.7号
ウキ『葉舟・抜(プロトタイプ)55 中細パイプトップ』ボディー5.5㎝
バランスはクワセを付けて3目出し。
ハリス、上0.5号8㎝、下、0.35号50㎝
針、上アラシ8号、下角マルチ2号。
釣り方はメーターウドンセット。
バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+水2+セット専用バラケ1+GTS1
+スーパーD1
クワセ
タピオカ(細麺)力玉大粒さなぎ粉漬け
やがて、定刻の7時となり、合図と共に一斉に餌が打たれる。
4時間の1回戦で、ブロック内上位5位までが、決定戦の2回戦へ進むことが
出来る。
何としてもここは突破したい。


エサ打ち開始10分、20分…全く『らしい』動きにならない。
エサも、次第に小エサになっていく。
開始からどれくらいたった頃だろうか、ジャミっぽい動きの中でいきなりズバッ
と消し込まれるアタリで、待望の1枚目が釣れてきてくれた。


奥の様子は分からないが、自分の入った手前のエリアよりは釣れているだろう。
自分の並びではみんな苦戦している。
魚が居ないのか、触り→アタリに繋がる気配がまるでない。
このまま諦めるのは早いので、下針をコムの4号に落とす。
長さも55㎝に。
とくに変わった気はしないが、ポツポツと、2枚追加。
時間は1時間30分経過。
まだ、これと言った決め手に欠いている。
バラケはちょこちょこいじっている。
浅ダナ1本で、開きを抑えたり、細粒、水に浸したデカ粒なども入れて変化を期待
したが、残念ながら突破口を開けない。


2時間が過ぎた頃、並びの人が8尺のメーターウドンセットで絞り出した。
このままでは、到底通過は無理だろう。
何かアクションを起こさないと、このままズルズル行ってしまう。
頭の中を完全に冬に後戻りさせる。


取りあえず、まずウキを換えてみる。
『抜55』→『楓4』中細パイプトップ、ボディー4㎝。
バランスは力玉を付けて2目半出し。
クワセは力玉の小粒のさなぎ粉漬け。


バラケはそのまま。


攻め方は抜き気味だが、一旦は沈させるくらいのエサ付けで、極力上でバッと開
かせないようにした。


軽めのウキにすると、それまでの散発的な触りに比べ、明らかに多くなった。
やはり、渋ったら小ウキ、は、定石なのか!?
風流れが強い時は別だと思うが。


触り→アタリに繋がるようになり、ヒットするしないは別にして、手返しが速く
なる。
針も、段階的にコムの2号まで小さくなり、ハリスは45㎝に固定。
なんとか15枚は釣らないと厳しい感じがしていた。
途中、珍しくリャンコがあってご機嫌だったが、終了間近になった頃、この日
一番の良型をヒットさせたが、何と、すくう寸前で上針が網に掛かりバラして
しまった(ToT)
これで万事休すか。。。。


11時。厳しい1回戦が終了。


13枚 7キロ


物足りない釣果だが、あの状況では、今の自分の技量では精一杯の結果だったよ
うに思う。


各ブロックごとの通過者の名前が呼ばれていく。
自分の釣果では到底通過は無理と思っていたので、そそくさと片付けを進めて
いた。


やがて、自分のブロックの発表になり、耳をすますと、、、
なんと、5位ギリギリで名前が呼ばれた。
信じられない気持ちだったが、正直嬉しかった。


これで首の皮1枚で、なんとか全国行きのチャンスを得ることができた。
でも、ほんとにシマノJPの2回戦は難しい。
2回戦は、中央桟橋の両面を使うが、全国行きの切符を手に出来るのは、並びの
中で二人だけ(^_^;)
狭き門だ。


1回戦の渋さから15枚位の勝負かな〜と思った。
恐らくほぼ全員浅ダナで来るだろう。
この日は、チョーチンがあまり釣れていないのだ。


ここは一発、勝負に出てみよう!!
チョーチンウドンセットの準備に取りかかる。


竿7尺
タナ チョーチン
ミチイト1号
ウキ『葉舟・創PC 7』0.8㎜PCトップ.
バランスはクワセを付けて4目沈め。
ハリス 上0.5号8㎝ 下0.4号30㎝
針 上アラシ8号 下 角マルチ2号


バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+水2+セット専用バラケ1+GTS1+段底+1
クワセ
タピオカ


12時30分になり2回戦開始。
なんと、その2投目。
元エサを割りとラフに付けていたが、トップの馴染み際に、フッフッと触り
ドカッと消し込まれ、上針をくわえて上がってくる。
そのあとも、触りがあり、すっかりこちらはその気になる。
しかし、何投も打たないうちに、その気が無くなる。
ふわふわとした動きはあるが、明らかに釣れそうな雰囲気の動きではない。
エサを小エサにしても、魚がクワセに近づく感じにはならず、触りが消えていく。
早々と浅ダナにスイッチすることも考えたが、たまたま釣れた2枚目が大型だっ
たこともあり、チョーチンの続行を決める。


主な触りは上の魚のイトズレがほとんどなので、ジックリ釣りを組み立てようと
思った。
そこで、ウキをパイプトップに換える。


『創7』→『槐7』


極太のパイプトップが装着されているウキなので、バラケをタナにぶら下げて、
じっとさせることが出来る。
縦誘いのし過ぎで、イタズラにエサを動かすと、食わす為の行為が、時として
逆効果になってしまう。
最近は、特に気を付けている点だ。


クワセを故意的に動かさない代わりに下ハリスを長く50㎝に。
ハリスを張らせ気味にして、強いアタリを出したいので針を大きく、角マルチ
4号に。


バラケのボソは少しずつ消されていき、気が付けばヤワシトタッチに近づいて
いる。


どうもボソがあると、ウキは動くがイトズレばかりになってしまう。


このセッティングにして幾分良くなったものの、とても抜け出せるような状況に
はならなかった。
浅ダナもかなり苦戦している様子。
やはり、池のコンディションは悪い。
それでも何とか拾っていこうと、ウキのサイズアップや、ハリスの長短、針の
大小と思い付くことは色々やった。
しかし、もがいているうちにアッと言う間にタイムアップ。


6枚 3㎏台
全くダメでした(ToT)
一発勝負で、チョーチンを選択したのは間違いではないと思うが、見切りをつけ
るのも大事だったかも。
通過者は全員浅ダナのウドンセットだったようだ。


次回は富里の堰。
共エサのイメージもあるが、多分セットだろうなぁ〜。
シマノJPは大きな目標なので、頑張りたいと思う。


tom


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葉舟ホームページURLは以下の通りです。
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