精進湖で大会参戦

日研行事の中で、今まで1度も参加したことのない大会が、精進湖で行われる
『法要釣り会』
昨年中に、所属会の中で物故者が出ると、参加が優先される。
残念ながら今年は優先される立場になってしまい、初の参加となった。
参加288名。


4月29日(日)


まだ、富士五湖周辺の気温は低く、ようやく桜が咲き始まるという寒さ。
一度しまったダウンを引っ張り出して持ってきた。


富士の樹海を抜けると赤池の信号を右折。
何年ぶりの精進湖だろうか?
水位は高そうな感じだ。
まだ暗い内に抽選で決まった船宿『金風荘』に到着。
顔見知りも何人かいて情報収集に余念がない。
何せあまり来ない釣り場だけに知識が無さすぎる。
知ってるポイントは大割れ、小割れ、コタツ、くらい(^_^;)
受け付けを済ませ、競技説明などを受け浜に降りる頃には、キラキラとした朝陽
が眩しかった。
そして、正面には鳥肌が立つほど美しく、富士山が目の前にそびえ立つ。
まだまだ雪で真っ白だった。


浜から見る目の前の山田ワンドには大量のヘラが入り込んでいる様子で、ところ
かしこでモジリが多発。
これを見ている釣り人全員が
『釣れる』
と思ったに違いない。


仲間同士並べるか分からないが、全員がワンドのロープに着けようと話し合う。
抽選順に名前が読み上げられ出舟が始まる。
考えることは皆同じようで、浜の目の前にあるロープがどんどん埋まっていく。
やがて自分も呼ばれて1本オールで漕いでいきスペースを見付けて一人の仲間と
並んだ。


どのような釣り方が良いのかも全く分からないが、モジリ方を見ると明らかに宙。
回りは18〜21尺の底釣りを選択する人がほとんど。


一人宙釣りで釣れるのかぁ〜?!
晴天無風の中、ワクワクしながら支度にとりかかる。


竿13尺
ミチイト1.2号
ウキ 『葉舟・槐PC10』ボディー10㎝、1.2㎜PCムクトップ。
ハリス 上0.5号15㎝、下0.4号75㎝。
針 上バラサ8号、下バラサ5号。


バラケ
粒戦1+へらスイミー1+新B1+水2+セット専用1+GTS1+軽麩1
クワセ
わたグル1+水1


バラグルセットのチョーチン釣り。
あまり普段やらない釣りだが、魚が居ればなんとかなるだろう、と思っていた。
テンポよく打ち返して、下ハリスの倒れ込みでのアタリを狙いたい。
2投目でなんか動いたような気がした。
ウキの目の前でもモジッているので不思議ではないが、ビックリした。
だが、それから4投目でチャッと入って合わせると竿が曲がる。
が、しかし、引きのわりには重さがない。
そう、釣れてきたのは20㎝程のブルーギル


周りでは底釣りの人ばかりだが、頻繁に絞っている人もいる。
やはり底に着けなきゃダメかなぁ〜なんて思っていると、ウキの馴染みが悪く
なり、カラツンが出てきた。
間違いなく魚が寄ってきたのだろう。
シッカリ餌付けするようにし、少しでも馴染ませる。
チャッとしたあたりで、3枚1㎏クラスが元気に泳ぎまくる。
魚の量に対してハリスが長いようなので少しずつ詰めていくと、60㎝でイレパク
モードに突入♪


バラケに細粒をパラパラすると馴染みが出やすくなる。
馴染みが甘かったり、触りがなければ即切り。
釣れてくるヘラが新ベラオンリーなので、回転よく餌を打ち返して、足止めを
するのが最大のポイントだと思う。3連チャン、4連チャンをしたあとは、大き
めのバラケを付けて馴染み切りをする。


食い気のある魚がたくさん寄れば釣りは簡単。
気を付けるのはグルテンの餌持ち。
針は最初から5号と大きめを使っていたので、硬めのグルテンが抜けることは
あまり無かったと思う。
でも、バラケは持たないことが結構あった。
元餌に手水をうち、BBフラッシュを振り掛け、練り気味に混ぜる。
タッチはしっとり粘。粒と細粒が入っているので、少しジャリっと感が残る餌。


前半は馴染みを出すことに気を付けてこの餌で釣れた。


朝のひと地合いが落ち着き出す8時頃、アタリのない投が少しずつ増えていく。
元餌を追い足して開きをよくすると触りが復活する。


朝からずっと気になっていることだが、もっと上のタナに魚がたくさんいる感じ。
そこで、スタンバイさせていた11尺をだす。
ウキも仕掛けも同じ。
打ち始めこそ、魚が散ってしまったのか、触りが乏しかったが、徐々に触りが
出始めてポツポツ釣れるが、13尺の時ほどの勢いがない。
地合い落ちか〜?


少しずつボソッ気を出して触りを途切らせないように努めた。
魚は回遊の波があるのでどうしても穴が開く。
全く居なくなるのではなく、魚の絶対量が減ると、競い食いがなくなり、弱い触り
のみでエサ玉を食うに至らないような気がした。
なので、回遊が来ると一気にスイッチが入るように思った。


アタリは大体が下ハリスの倒れ込みで。チャッとか、フッというもの。
たまにズバッとアタルがカラかスレ。


馴染みきってバラケがシッカリ残っている時は縦誘いも入れてみたが、あまり
効果は無かったように思う。
忙しいが、手数勝負の釣りのように感じた。


9時位になると、底釣りに見切りを付けて、自分と同じ釣りをする人たちが増えた
(^o^;)


そのせいか、地合いが落ち着いたのか分からないが、アタリも減ってきた。そこで
また元の13尺に戻し、バラケも軽めにする。


ヘラスイミー1+水1+段バラ2+マッハ2


あまりエサを用意していなかったので、隣の会友から段バラを少し分けて
もらった(^_^;)
普通なら、スイミーではなくグルバラとか、ペレ軽とかを使用することが多い。


再開後、数投で触りが復活する。
タナパワーを感じた。


軽いバラケは効果的で朝ほどの勢いがないが、ポツポツ拾うことが出来、55枚に
達した頃から、そよそよと吹いていた南東の風が、いきなり強風に変わる。


まだ、後ろからだから良いが、パタリと触りが消えてしまう。


軽いバラケでは全く意味がなくなってしまうので、ペレットのガンガン追い足し
の重いバラケで対応するも効果なし。


グルテンも硬めにして餌持ち重視で、なんとか追釣したい。
12時までに2枚を釣り、あとは、2、3回のアタリを見たのみ。


2時に検量締め切りな為1時30分に納竿する。


57枚 14㎏台


結果は14位。


上位は全員赤池から出たようで優勝は150枚だとか…
お話になりませんでした。


でも、この日の本当の目的は故人を偲ぶこと。
『はねうきの碑』に手を合わせ、亡き友に想いを馳せる。


綺麗な富士山を目に焼き付け、大渋滞の帰路についた。


tom


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