例会in筑波白水湖

凍てつく空気にさらされた手に、『はぁ〜』と
白い息を吹き掛けて、束の間の暖を取る。


霜柱の感触を懐かしく踏みしめながら、フッと夜空を見上げると、冬のオリオン
が我が物顔で鎮座している。


2月19日(日)


毎年、2月の例会はここ筑波白水湖で行われる。
この綺麗な夜空を眺めるのも密かな楽しみだ。


今年はどんな1年になるのか!?
そんな思いを巡らせながら参加する第1回例会は、希望を抱きワクワク感で満ち
ている。


この日の使用桟橋は、築桜、桜中央、桜、北の4桟橋。


毎年決まった場所に入っている。
今年も例によって同じ釣り座。
そこは、桜中央桟橋南向き。
先端から9席目


特筆するような利点のある場所ではない。
底はほぼ平らで変化があるわけではない。
敢えて言うなら、何の変哲もないところが利点なのかな?(^_^;)


と言うのは、釣り方が長竿の両グル底か、15〜18尺の宙釣りしか考えていない
ので、ある程度の水深が必要不可欠。
あと、向い合わせの桟橋との間が広い。
警戒心の強い新ベラが、中央に固まるような気がしてならない。


それを裏付けるかのように、入場前の水面を門の外から眺めていると、中央付近
でモジリがある。


6時30分に入場。
釣り座につき、先ずはストーブをつける。


−8℃まで下がった最低気温。
防寒は万全なので、顔と手意外は寒くないが、エサは直ぐに凍ってしまう。


この日の釣り方は行けるところまでは沖底の、両グル。
その後は、沖宙のバラケにウドン、グルテンのセット釣りを予定している。


竿21尺
ミチイト0.8号
ウキ 葉舟『楓・底PCトップ竹足』沖底バージョン。
ボディー12㎝

ハリス 上下0.35号50‐60㎝
針 上下角マルチ4号
エサわたグル1+水1.2
と、わたグル0.5+グルテン四季0.5+水1
の二種類を用意した。
約3本の水深がある。上バリ3㎝ずらしでスタートする。


ウキ〜穂先までのミチイトがかなり余るので、正確なエサ打ちをしたくても無理。
必ず左右に多少のズレは生じてしまう。


事前に地底の変化などを把握しておくことはとても大切。
例えば深いところにエサが落ちて、トップの馴染みが多くなったり、戻りが悪か
ったりしても悩み無用。
自分の中で納得済みであれば、迷いなく釣り進むことが出来る。


ところで、この日使用した『楓』。何で沖底バージョンなのかと言うと、その
理由はトップの塗りにある。
手にとって見てみると、驚くほど目盛りの幅が広い。
しかし、これが沖に浮かぶと凄く自然。
むしろこの目盛りの幅がないと全く目盛りを把握出来ない。


今まではノーマルの塗りのウキでスコープを使用していた。


スコープの煩わしさが無くなり快適に釣りが出来るd(⌒ー⌒)!。。。


この日はいつものような良型が顔を潜め、3枚1㎏サイズが釣れてくる。
それでもあの、モゾッと言う両グル底の、特有のアタリで釣れてくると楽しくて
たまらない。


開きの良い四季のブレントがされているグルテンよりも、わたグル単品の方が
釣れている。


しかし、次第にカラツンが出始めたので這わせ幅を多くとったり、10㎝の段差を
8㎝にしたりしたが、目立った効果はなかった。


それでも、ポツポツ釣れていたので良しとしていた。


でも、試しにダンゴを作ってみた。


ペレ底1+ダンゴの底釣り冬1+水1.5


これが思いの外、良い動きを出してくれた。
やはり両ダンゴでは釣りきれないので、セットで釣っていった。
こっちの方が触りが続いたように思う。
カラツンが出た次投は、両グルにするなどして対応していった。


周りではやはり、ヘチ回りのかけ上がりを狙った段底が釣れている。
今年の白水湖は特にこの釣り方が効果的で、高釣果が出ていた。


このまま沖底を楽しむのも良いと思ったが、流れが出てくると触りが少なく
なった。


活性のある魚のいるタナを求めて、プラン通り宙釣りに変更する。


やる気のある魚は多少流されても、エサを追ってくれるはず。


竿15尺
ミチイト0.7号
ウキ 葉舟『楓・浅ダナ 6』ボディー6㎝、中細パイプトップ
バランスは、食わせを付けた状態で4目出し。
ハリス 上0.4号8㎝、下0.3号50㎝
針 上アラシ6号、下コム2号。


バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5号+パワーX1+水2+セット専用バラケ1
+プログラム1+軽麩1
食わせ
力玉大粒さなぎ粉漬け。


数投で触り出すものと思われたがそんなことはなく、初触りまで20分ほど要
した。


中細トップなので、しっかりエサ玉をタナにぶら下げようとすると、簡単に
沈没してしまう。
圧加減で、ぎりぎりトップの頭が出るようにして、アタリの取りこぼしを
しないようにすると、微かに触った直後に、少しだけ出ていたトップが消えた。


嬉しい再開後の1枚目は新べら(^-^)
その後も触りが続いたのでひと安心。
やはり宙にいる魚の方がこの日は活性があるみたい。


風が時折強く吹くようになる。
小ウキでは対応し切れない。
もう少しバラケを抱えさせて、振り込みの精度をあげるべく、ウキを代える。


楓6→「みなも・カーボン脚 7」

上に上がろうとする力が強いので、風流れによるシモリを防げて、ある程度の
大きさのバラケをつけても沈没しないで堪えてくれる。


ハリスも伸ばしてアタリを増やしていきたい。


タナは1本半位が良かったように思う。
ポツポツではあるが、釣りにリズムが出てきた。


小エサから打ち始めたが、魚の量に合わせて、バラケのサイズを少しずつ大きく
していき、様子を見る。


ターゲットにしている魚が、泳ぎ回っている良型の新べら。
どうしても回遊待ち的な感じは否めないが、人差し指大のバラケをリズムよく
打ち返す方のが良かった。


アタリは比較的ハッキリとしたものが多く、持ち合わせがあればウドンの方が
合っていたかも。。。
しかし、時間の経過と共に確実に地合い落ちになる。


触りは有るけど、決めアタリに繋がらない。そんな時間が続く。


試しに、朝作ったグルテンをつけてみる。
すると、その1投目。
バラケが馴染み、下ハリスも遅れて馴染みきる直前にフワッと触り、ツン。
尺チョイの丸っこい新べらが釣れてきた。
れから食わせを交互につけて釣り進むが、どうも、グルテンの方のが反応が
良い。
新たにグルテンを作る。


わたグル0.5+α210.5+水1.2


バラグルのセットに頭の中を完全にシフトし、馴染み切ったときの触りがない
ときは、待たずに切り返すようにして行く。


釣れるときの主なパターンは下ハリスの倒れ込みでフワッと触り、馴染みきる前
のチッや、一旦先端1目残しまで馴染み切り、フッと戻してチャッといった感じ。


型も良くなり楽しめた。


3時になり納竿となった。
29枚、14.4㎏
3位と同重量の4位。上位はみんな段底。
他会の人は8尺の段底で30キロオーバーも居たとか。


この日は快晴で、自分なりに楽しめた1日だった。


tom



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葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/