武蔵の池にて大会参戦・2012

立春も過ぎ、ふと気付くと随分陽も延びた。
暦の上では日一日春に近づいているはず。
なのに、寒(>_<)
釣りをしていて手水が辛い(^_^;)
しかし、眩しく照らす朝陽は春の息吹きを伝えているのも確かだ。。


2月11日(土)建国記念日
毎年この祭日は城北ブロックの大会で、さいたま市に位置する『武蔵の池』に
行く。


年々減っていく参加者。これは、今現在のへら鮒界の縮図なのか?(>_<)
どこかで歯止めを掛けないと、この釣りが消滅してしまうんじゃないかと、心配
になってしまう。
メジャートーナメントなどに、参加してると20代、30代のアングラーもたくさ
ん見受けられる。
しかし、野釣り場に目をやると土日でも空いてる釣り場が多くなった。
こんな情景を見ていて危機感を覚えた人も少なくないはず。
この状況を良い方向へ変えていくにはどうすれば良いのか?
メーカーや、マスメディアに期待したいけど、それにも限界があるだろう。
やはり、最終的には我々、へら鮒釣りを愛する者達の、気持ちひとつ、
行動ひとつ、に掛かっているんじゃないかなぁと思う、今日この頃でございます。


この日の参加者は99名。
減少傾向で寂しいが、そのせいで大会の使用桟橋が、中央桟橋のみ!!とのこと。
まるで、ハズレ無しのくじ引きみたいな感じに思えたが…
この日の予報では風速5m〜6m。
向かい風では釣りにならない。


この日の釣り方は決まっていた。
浅ダナウドン(力玉)セット。


竿9尺
ミチイト0.7号
ウキ『葉舟・楓4』ボディー4㎝中細パイプトップ。
バランスはクワセを付けて先端2目出し。
ハリス 上0.4号6㎝、下0.3号35㎝
針 上アラシ6号、下コム2号。


バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+水2+セット専用1+GTS1+スーパーD1
クワセ
力玉、力玉大粒共にサナギ粉漬け

釣り座No.46。
事務所を背にした良い席が当たった。これは、ラッキーd(⌒ー⌒)!
本当は8尺を出すつもりでいた。しかし、竿ケースには9、11、12尺の3本しか
入っておらず(^_^;)
準備を怠った事を後悔した。


そんな下がり気味のテンションの中、7時に競技スタート。


先ずはハイテンポで小エサを打ち込む。
圧を調整してギリギリ沈する感じのエサの持たせ具合。
数投で何となく気配があり、開始から10分位で突然のチッにあわせて1枚目を
GET♪
その後、触りが多くなっていくと思われたが、そんなことはなく、静かな気配は
有るものの、煽られたあとのチャッと言うアタリが少なかった。
釣れてはいるのだが、触りもなく、突然のアタリで釣れてくる事が何度かあり気
にかかる。


朝の1時間で8枚と好スタートを切ったのに、何か?自分の中で納得いかない
部分があった。


12枚目を釣った後からアタリが遠のく。たまに動いたり動かなかったり。
ハリスは40㎝まで伸びている。ここで更に伸ばさず、短いハリスでは?と、
試してみたくなり、そっち方向へ進んでみた。


30㎝に詰めてみる。すると、動く。
今日のポイントはここにあった。
ウキの馴染む時の動きの中で仕留めたい。
鋭い動きに欠くので更に3㎝詰めて27㎝に。
ぽつぽつ追釣する。
が、馴染み際の狙いの位置と異なり、クワセのみの状態で、誘い後のアタリのみ。
結果から書くと水面直下から50㎝位までの魚にやる気がなかった。
触りだけで追わない感じ。
ウキが立って馴染み切るまでに食わす、勝負の速い釣りが成立するときは、この
上層に居る魚にやる気がある時。
もし、そんな地合いに遭遇した場合は、「樹・PC」の浅ダナウキの出番になる。


去年は小エサで抜き、長目のハリスで釣っていったが、今年もそんな感じになり
そうだ。


再びハリスを長くする。
45㎝と、この日の最長寸だ。
変更後、すぐにリアクションを感じ、やはりこっちか!!と言う思いだ。
もっと触りが欲しいのと、カラツンでも良いので、アタリで毎投フィニッシュ
したいとの思いから、下ハリスを50㎝に。


やはり魚は遠巻きたったのだろう。
ここから短時間でカウントが進んだ。
釣れるときは馴染み際の受けが長い。
それで、馴染み切ったときにチャッと入るパターン。
でも、馴染みきって触りがないと全く釣れない。
何故?


タナに魚が入りずらい池であることはわかっているが、こうもタナが、二極化
するものか!?
何とか正解を見付けよう!!との思いから、ウキを代えてみる。


楓4→暁ミニ4へ。

自分の持っているウキの中で、オモリ負荷が、最も少量なウキだ。
昨年もこのウキで同大会で良い思いをしている。
しかし、この作戦は、風と流れの前に敢えなく失敗(>_<)。。。
そこで、すぐに楓に戻した。


でも、このような確認作業はとても大事で、1つずつ迷いを消し、へら鮒を釣る
ための包囲網を狭めていく。


エサの調整は、いつものように、細粒と、浅ダナ一本のみ。
色々とへら鮒との折り合いをつけるべく、探りに探った。
ペレ匠デカ粒も小分けした中に追い足したが、今一だった。
入れたことで、状況が上向くことが少なくなったように感じる。
盛期が来ればまた違うと思うが…


11時頃、エリアごとに食堂で昼食休憩を取る。
寒い日の温かいうどんは骨身に染みる(*´∇`*)
このくらいの勢いでヘラもウドンを食べてくれると悩みは無用だろうな〜などと
思いながら、たぬきうどんを胃袋に流し込む。


後半も同じ釣り方で通すつもりだ。


開始早々から触りがあり期待が持てる。
そして、簡単に1枚目が釣れてきた。
これは、一気に稼げちゃうのかな〜( ̄∇ ̄*)ゞ


しかし、この予感は見事に裏切られてしまう。


風が左右から代わる代わる回って吹いてくる。
エサ打ち点がバラバラなのも釣れない要因だと思う。


更に55㎝までハリスを伸ばす。
馴染み途中に触りがあり、先端1目残しまで馴染みきって静止する。
ここで、フワッと煽られるような動きが、この日は出ない。


縦誘いを入れてやっと触り『チッ』


小さいアタリで新ベラが釣れてくる。
この動きがもう少し頻繁にあれば釣果も上がったろうと思う。


釣りをさせてもらえてない状態が続く。
エサもこれ以上小さくは付けれない程まで小エサにしたり、完全に上で抜いて
ゼロ馴染みにしたりと、試行錯誤の繰り返しだった。


これだけやっても突破口が見付からなかったので、きっと他の釣り方に正解が
あるんだろうなぁと思っていた。


残り時間も僅かになり、試しに元エサを大きくラフに付けて打ってみると、馴染
む際に大きな触りが増え、下ハリスが長い間ふかふか煽られた。
そして、チッと入って良型の新ベラがヒット。
これか!!と思い、人指し指サイズのバラケを抜きで打つと、触りは増量した。


ハリスが長くてアタリが消えてるのかな!?
と思い、適当に詰める。多分、45㎝位になっただろう。
それでも、触りだけでアタらない。
更に35㎝に詰める。
今度は触りも弱くなって釣れそうもなくなった。


再び50㎝にして、圧を調整しながらボソボソのエサでハシャがせ気味にしていく
が、水面直下にはいるようだが、タナには入って来なかった。


最後はこの日を象徴するような形で終わってしまった。


25枚、13キロ台


全体的に渋かったようで、大会3位だった。
1位は段底。2位はチョーチンだったようだ。


今日のモヤモヤした感じは今後の課題になると思う。
今年は、浅ダナを積極的にやっていきたい。


tom



☆『樹』(いつき)クリヤーボディ新発売!!
「チョーチン専用ウキ・パイプ&PC」「浅ダナ専用ウキ・パイプ&PC」

☆『創』(つくり) 段底特別バージョン新発売!!
★『創』(つくり)・『結』(ゆい)・『紅』(くれない)シリーズ発売中!!
★『葉舟工房』ホームページ開設&25周年記念浮子。
『槐(PC&パイプ)』・『槐・超パワー系』・『柊・底 (PC&パイプ)』 
『槐・浅ダナ』・「特別価格にて発売中!!」


今回ブログ書き込みに使用された、「楓・浅ダナ」「暁・ミニ」の
ラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/