野田幸手園で大会参戦

今年は、なかなか半袖が仕舞えず、冬物の厚手の洋服が、未だに活躍の場がない。
長袖を着て歩いていると汗がにじみ出てくる。
地球温暖化が叫ばれてから久しいが、なんの解決もないどころか、どんどん深刻
化しているように思う。
そのうち、真冬の湖で両だんご!!なんてことにならなければ良いんだが…(^^;
そんな心配をよそに、半袖を着て薄手のブルゾンを羽織って家を出る。


11月3日、祭日。
野田幸手園にて、城北ブロックの大会が行われ奮って参加した。
参加97名。
天気予報では朝のうちは雲が多いものの、昼頃から日が出て夏日になるところも
あるとか!!


日が照ってくれればチョーチンに歩がある。
と、思っていた。。。


もみじ、竹、桜と3本の桟橋を使用した。


希望ではもみじ、竹のどちらか。
しかし、引いたのは桜。


幸手園の濃さを信じて頑張るしかない!!
桟橋の奥寄りに釣り座を構えた。


朝から気にはなっていたのだが、とにかく寒い(>_<)
予報は外れたのか、分厚く雲が覆い、お日様は全く見えない。

今日はチョーチンは不発かな〜と思いつつも、チョーチンの釣りの勉強と思い
準備を進める。


竿8尺
タナ、チョーチン
ミチイト 1号
ウキ 『 葉舟・創PC 0.8mm 8 』
ハリス 上下0.5号、10−24㎝
針 上極ヤラズ9号、下角マルチ4号。
バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+細粒0.3+水1.5+セット専用1+GTS
+段底1
食わせ タピオカ(太麺)


幸手は南向きに入ると朝陽が眩しい筈だが、この日はサングラスは不要なスター
トだった。


バラケに手水をし、しっとりボソのタッチで打っていく。
直ぐに釣れ出すイメージで来ているので、触りがないとガッカリきてしまう。
それでも、釣れ出すことを信じてひたすらエサ打ちを繰り返す。


自分がいる桜桟橋では絞る人が全くいない。
正面の竹桟橋では開始早々に絞る人がいた。


弱い触りは出てきたが、なかなか釣れるような動きにならない。
やはり、浅ダナから釣れ出している。


縦誘いを3回までとし、手返しを速めていくとポツリポツリと釣れ出したものの
型が悪い(T-T)


幸手は、型が悪いのが続くと釣りが合ってない証拠。
多分、この時間帯は魚が遠巻きなんだろうな〜と、思いながら活性の上がるのを
待ちながらの序盤戦になった。


パイプトップのウキを使い、長ハリスの釣りが正解だろう、と、思いながらも、
こんなときの短バリスの釣りを勉強してみようと、試行錯誤してみた。


まずは針を小さくして、短いハリスの倒れ込みの変化をつけてみた。
この短さでは大した変化がないのか、ヘラが近くによって来てくれないのか、全
く効果はなし。


バラケはかなりヤワタッチにまで探りを入れたが今一で、ボソタッチの方が良い
感じはある。
24㎝のハリスが基本で28㎝、または逆に20㎝と試すが、28㎝の方がまだ良い
感じだ。


8時を回っても一向に光明が見えてこないので竿を9尺に。
タックル、エサは同じもので再開する。


多分、タナ替えの直後だからだろうが、直ぐに釣れた。
でも、型が少し良く、今日は9尺で通すと1つ目の迷いが消える。


しかし、沈没をして縦誘いをするのだが全く触らない投が多くなる。
空は厚い雲に覆われ朝よりも寒く感じる。
車に薄手のダウンを取りに行くほど(>_<)


チョーチンで釣れない理由はこの天候が大きな要因であることは間違いない。


ウキをパイプに替え、馴染み込みの速度をゆっくりにしてみようと考えた。
『 創、PC 8 』→『 槐、極太パイプ 8 』
パイプトップのついたウキを使うときは、タナにバラケを止めておけるので、狭
い範囲に魚を貯めて強い地合いを作りたいのだが、この日はどうも魚の反応が悪
い。


ウキの沈没具合がヘラの寄り不足を感じる。
やはり天気かな〜(^o^;)


9時を回り、スタートから2時間半。
まだ15枚しか釣れていない。


短バリスにこだわり我慢をしてきたが、もう、我慢の限界(>_<)ここでハリスを伸
ばす!!


しかし、35㎝にするも、全く効果はなし。
目の前に見える、竹桟橋ではフラシをお代わりする人達がひっきりなしに桟橋を
歩いている。


完全に置いてきぼりになってるようだ。
ここまで釣れたヘラは小さいものが殆どなので、あと10枚位入れても大丈夫そ
うだ。
1フラシ15キロカット。
何か下ハリスを伸ばせば釣れると言うような感じではない。
しかし、セオリーだと、魚は遠巻きでバラケを吸いあおっているだけと、イメー
ジする。


下ハリスを45㎝に。
しかし、ウキは沈没してしまい、上から触らせようとバラケのチモトを抑えただ
けのラフ付けにすると、イトズレ、スレ掛かりのオンパレード。


そんなこんなで手を焼いていると、突然、暗い空に電気がついたかのようにいき
なり晴れ間が出てきた。


間違いなくそのせいだと思うが、いきなりウキが入らなくなる。
エサをしっかり丁寧に付けると沈没。
そこでハリスを少しずつ詰める。
30㎝位にすると縦誘いの中のアタリで釣れてきた。


その魚を見てビックリ(*_*)
今までの魚が何だったのか!!と思えるくらいに大きく、そして重い。


これならパワー系で行けちゃうかもなぁ〜( ̄ー ̄)などと目論む。


バラケをボソのタッチでラフ付けにして打つが、これだとウキが入らない。
だからと言ってしっかり丁寧に付けると沈没して、縦誘いをしながら釣っていく
と、リズムが悪く強い地合いには程遠い。


ボソの大エサを、適度に触らせながらタナまで入れて、そこで2、3回の縦誘いで
仕留めるようなリズムが理想的。


そこで、ウキを替える。


パイプトップを装着したウキでは、トップに付加が掛かったときに、上にいこう
とする力が働くので、ヘラの寄り、バラケに対する反応が激しい時には、馴染み
辛くなってしまい、それをエサ付けで強引に馴染ませようとすると、せっかく合
っているバラケエサが違う性質のモノになってしまい、地合いをつかみ損ねてし
まうことに繋がる。


この日はどうもボソタッチで、上から程よく触らせながら馴染ませる方が良い感
じがした。
恐らく上で触りを出しているのは、中小ベラで、下に大型が貯まる図式になって
いると思われた。
なので、開くバラケをすんなり馴染ませる為のウキ選択。
創のPC0.8㎜のウキでは、この日は静かに馴染み過ぎてしまう。


『 槐、極太パイプ 8 』→『 樹、PC1㎜ 8 』 (近日発売)

実戦初登板の『 樹 』が、この後、大仕事をやってのける。


ウキ交換の間に魚が散ってしまったのか?ウキがすんなり馴染み切った。
エサを切ろうと思ったが、縦誘いを、1回、2回…フワッ、ズバッ!!


これは、ホントに久々のパワー系で、行けそうな雰囲気だd(⌒ー⌒)!


このウキはラフ付けでもタナまでエサを届けてくれる。
という事は、ボソエサを割りと早めに開かせながらも、タナまでエサ玉が到達さ
せる事が簡単に出来る。と、言うこと。
日が出て、チョーチンが良くなるってことは、実際に釣るタナよりも上に、中小
ベラを寄せて陰を作らせ、タナでカタモノの警戒心が薄れて口を使ってくれる。
と言うことにも繋がっているのではないだろうか!?
ちょっと前に浅ダナパワー系のセットが一世を風靡したとき、そのエキスパート
が、教えてくれたことを思い出した。


いつの間にか太陽の日差しが強くなり半袖になる。
その陽気につられて魚の活性も急上昇♪


ここが勝負どころと、ハリスを詰めて24㎝に!
大型の煽りに負けないようにウドンもデカく針付けした。


またいつ厚い雲に覆われるかわからない。
今のうちに遅れを取り戻さなければ(^_^;)


ウキの動きはこちらの想いが乗り移ったかのように、躍動感たっぷりの演出をし
てくれた。


勝手なイメージだが、幸手のヘラはペレット好きなので、いつもの水に浸かった
デカ粒をどんどん追い足し、更に、細粒をも追い足す。
BBフラッシュを一握り投入で、まとまりを良くし、エサ付けをスピーディーに
した。
エサ付けは、チモトをギュッと抑えただけ。


ボールの中のエサはほぼ茶色(笑)


ボソエサなので、から切りするときの無駄なエサの舞い上がり防止も、考慮して
の細粒の追い足しでもあった。


ウキは、微かな触りを感じながらも沈没するまで馴染む。
縦誘いを2回するまでにズバッ!!とアタルのが、今日一番リズムに乗ってた時の
ヒットパターン。


そんな楽しいひとときも、そう長くは続かなかった。
あれっ?と思うほどいきなりアタらなくなったと思ったら、お日様が雲に隠れて
いて、いきなり寒くなる。
また薄手のダウンを羽織るはめに…(T-T)

日照時間が多分、1時間半くらいあったが、その間、23枚を稼ぐ事が出来た。
楽しかったな〜(*´∇`*)


あとは、ぽつりぽつりペースになってしまった。
ラスト40分位でまた空に電気がついたかのように明るくなり、バタバタ追釣する
ことが出来たが、先程の勢いはなかった。


『 樹 』のようなタイプのウキは今まで有りそうでなかったタイプなので、また、
チョーチンの武器が増えた感じがする。


3時、大会終了の合図で納竿する。


53枚 32.2㎏


幸手の大型が揃ってくれたお陰で優勝する事が出来た。
今度は1日中晴れの時に釣りたいなぁ〜(*´∇`*)



tom



☆『創』(つくり) ペレ宙用ウキ・ソフト&ハード新発売!!


★『創』(つくり) シリーズ発売中!!
「竹脚ロングPC 1mm」 「浅ダナPC 0.8mm」 「底・PC 1mm」
「底・パイプ」


『結』シリーズ・『紅』シリーズ発売中!!
『葉舟工房』ホームページ開設&25周年記念浮子。
『槐(PC&パイプ)』・『槐・超パワー系』・『槐・浅ダナ』『柊・底 (PC&パイプ)』 
「特別価格にて発売中!!」


今回ブログ書き込みに使用された、「創・浅ダナ PC0.8mm」
「槐・極太パイプ」のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲
下さい。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/