シマノJC椎の木湖予選

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、タイミングを図ったように寒く
なるので毎年驚かされる。
あと、彼岸花は必ずこの時に花を咲かせる。
だから、そういう呼び名なのだと思うが、自然と言うのは凄いなぁ〜と感心して
しまう。
日めくりカレンダーもないのに、よく自分の出番がわかるよなぁ〜などと考えて
いる。


9月24日(土)
シマノジャパンカップ。今までに何回参加しているのかわからない。
なかなか、手が届かない全国大会出場の権利。
今年こそは!の思いで予選に挑んでいるが…
富里、武蔵と惨敗(ToT)
しかも2回戦へも残れない有り様で、ブログのネタにもならなかった。
今回の椎の木湖は最後の予選会。
最後の椅子をゲットするために250人もの参加者が集まった。


試釣では9尺チョーチンウドンセットが良い手応えで、この日はこの釣りしか
するつもりはなかった。


座席抽選。
出来ることなら5号に入りたかった。
最初に触れた封筒を引く。その中に座席番号になるゼッケンが入っている。


3号の2号向き。渡りの手前のエリア。


可もなく不可もなくな場所。
椎の木湖は大会時、魚は奥に押される。薄く感じるだろうなぁ〜と思いながら
支度に取り掛かる。


竿9尺
タナ チョーチン
ウキ 『 葉舟・槐極太パイプトップ 9 』
ハリス上0.5号10㎝ 下0.4号45㎝
針 上極ヤラズ9号 下セッサ4号


粒戦1+とろスイミー0.5+細粒0.3+パワーX1+水2+セット専用バラケ1
+GTS1+段底1+軽麩1


強気が垣間見れるセッティングだ。
試釣の手応えから1回戦は行ける…なんて、思っていた。


釣りは謙虚に挑まなくてはならない。特に大会となれば尚更 。
そのことを、改めて痛感する1回戦になってしまった。


7時、11時までの競技が開始する。
大きめのバラケを丁寧に付けてシッカリ馴染みを出していく。
すぐに触り出すかに思われた。
しかし、10分が過ぎてもノーサワリ。
右隣の10尺チョーチンウドンセットの人はたまに合わせているがヒットしない。


バラケのタッチは多少しっとりさせる程度の調整幅で、あとは、ハリスを調整
した。
しかし、60㎝、70㎝としてもアタリが出ない。
それでも、エサを打ち続けていれば、釣れるようになるだろうと思っていた。


スタートから50分が経過。
何と未だデコ。
これはヤバイ(汗)


右隣の10尺チョーチンは6、7枚は釣っている。ここらで何かしら釣り方の
方向性とかを掴んでないと、1回戦突破は難しい。


周りを見回しても短竿のチョーチンはあまり良くない感じなので、11尺チョー
チンウドンセットで様子を見てみようと、右手を竿ケースに伸ばした瞬間
『カタッ』と、音がしたかと思ったら、竿の握りの部分が水中に消えていく姿が
スローモーションのように目に映る。


『あ〜あ、やっちまった(ToT)』


ダメな時って、運にも見放されている。
でも、この一件で何かが吹っ切れた気がした。


試釣を意識し過ぎたのかも知れない。
頭の中を空にして、この状況に適した釣り方を考え支度に取り掛かる。


竿8尺
タナ チョーチン
ミチイト 1号
ウキ『 葉舟・結・短竿チョーチン専用ウキ、PC 5 』
ハリス 上0.5号8㎝ 下0.4号45㎝
針 上極みヤラズ8号 下角マルチ2号
困った時の抜きセット♪


エサも前記したものから、軽麩を抜いたものに作り直す。
水も少なくしてボソッ気を強くした。


1回戦残り3時間。
ここで終わってたまるか!と言う強い気持ちを持って再開する。


最初から高い位置で抜き、とにかくウキを動かしたい。
1投目。
ウキが立ち、バラケの重さはかからず、食わせの落下と共にゆっくり馴染む。
フッ、フッと、いきなり触る。
バランスは食わせを付けた状態で2目出し。
その下のメモリでチャとアタッた!
思わず『おっ(゜〇゜;)』と声が出てしまったが、やっと竿が曲がる。
検量器のカウンターが0から1に。
よしっ、これからだι(`ロ´)ノ
かなり鼻息を荒くして釣っていたと思う(^o^;)


釣り方が合っていたのか、下ハリスの倒れ込みでの触りが増え、ハリスの張り
切る前に、小さくても鋭いアタリが連発して良型が水面を割る。
地合いを崩さないように、たまに、シッカリとエサを付けてわざと沈没させる
ようにする。
触りが減ると元エサのボソを追い足して、高めの位置で抜き、魚にアピールした
りした。


デカ粒の追い足しのし過ぎは下ズリを招くような感じがしたので、少量に留めた。
ハリスは45〜50㎝の間が良かった。
終了1時間前に、各ブロックの通過ラインでもある5位の釣果の発表が、場内
放送でなされた。


自分のブロックは12㎏台。
その時の自分の釣果は15㎏台。圏内には入っているが油断は出来ない。
動きがたまにシラッとする。
ボソのエサを別に作る。
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+水1+セット専用バラケ2+GTS2


これを使っているエサに一握り追い足して、ボソッ気を強めた。
これで触りが復活し、力強いアタリが戻ってきた。
落ち掛けてきたペースが再度上がり始めた。
周囲でも合わせる音がしきりに聞こえてきた。
自分が今、どの辺りの順位にいるのか全く分からないので、一枚でも多く拾って
いこうと必死に釣った。


11時、1回戦終了の合図がコールされる。


29枚 23㎏台。
何とかブロック3位で2回戦へ進むことが出来た。


2回戦へ進んだのは総勢50人。
A、Bの2ブロックに分けて、それぞれの上位3名が全国へと進むことが出来る。


くじ引きにより、5号桟橋渡りの手前のブロックに入ることになった。


2回戦は強めのセッティングで入ると決めていた。
と言うのは、1回戦の釣果が5号桟橋は良かったことと、ここ椎の木湖の5号
桟橋は、午後から型が良くなると言う印象があるため。


厳しい残暑の中、大急ぎで準備に取り掛かる。
竿8尺
タナ チョーチン
ミチイト1号
ウキ『 葉舟・槐・極太パイプ 9 』
ハリス 上0.5号 10㎝ 下0.4号 25㎝
針 上極ヤラズ9号、下セッサ5号。
強気なセッティングで入り、後半の地合いに備える。
バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5+パワーX1+水1.5+セット専用バラケ1+GTS
+段底1
食わせはタピオカ(太麺)


勝戦は12時からの2時間。
狙いどうりに行くかわからないが、強い気持ちを持ってスタートする。


親指の頭大のバラケに大きめのウドンを付けて、打ち込んでいく。
ここでもすぐに触り出すかに思われた。が、かすかな触りはあるものの、釣れ
そうな動きには程遠い。
しかし、ゆっくり地合いが出来ていくものと信じ、特に慌てないで打ち続けて
いった。
その間、浅ダナのスタートダッシュが物凄かった。
完全に置いてかれてしまった。
取り敢えず、ハリスを伸ばす。
一気に50㎝にする。
やはり、遠巻きなのか、力強いアタリが出てキロフィッシュが釣れてくる。


この長めのハリスでポツポツ拾えたが、このままでは通過は無理だと思った。


エサに予め水に浸けていたデカ粒を一握り投入。
エサをシッカリと付けてウキを沈没させて切る。をなるべく意識して、手返しを
早めていく。
程なくして回遊なのか、ウキの入りかけにつっかえる動きが出始め、良いカラ
ツンが続いた。
やっと、求めていた地合い到来か!?
ハリスを適当な長さでバスン!!
あれっ(^o^;)
ちょっと短すぎかな!?
でも、魚が散らない内にエサを打つ。
フワッ、フワッと触りながら馴染み、1回縦誘いをすると、戻し掛けにズバッ!
気持ち良いアタリで良型が釣れてくる。
更に次投。また、馴染みながらカッ、カッ、ドン!!
今度は早いアタリで上バリをフッキングさせて上がって来た。
また、数投後にもズバッと消し込み釣れてきた。
が、気になることがひとつ。
カラツンが、ない。


アタれば釣れるのは結構なことなんだが、セット釣りはカラツンも必要。ダンゴ
の釣りもそうだが。


不安は的中してしまう。
馴染みながらの触りが次第に減って行ってしまう。


小エサにしたり抜き気味にしても
好転の兆しが見えず、結局ズルズル終了時間を迎えてしまった。


15枚 12㎏台。


強気で攻めの釣りが決まらなければ、この面子の中で3位以内は難しいと思った。
その判断は間違いなかったと今でも思う。


今年もシマノは全国行きのキップを手にすることが出来なかったが、自分の最大
の弱点でもあるメンタルの部分は、少し鍛えられた年になったかな?と、思って
いる。


あとは、残すはG杯の全国大会のみ。全てをぶつけてきたいと思う。



tom




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