武蔵の池にて大会参加

毎年2月11日は日研の城北ブロックの大会で、さいたま市にある武蔵の池に行く
のが定例。

1週間前から天気予報では大雪の予報。

うまく外れてくれと願っていたが、当日は見事に気象庁が的中させ、1日中雪が
降っていた。


2月11日(金)建国記念日のこの日、釣りキチ以外は釣りに行かないだろう
天気の中、城北ブロックの大会が、武蔵の池にて開催され参加した。
参加127名。

毎年この大会の様子はブログにて報告させてもらっているが、散々な結果が
続いている。
今年こそは!の想いを込めて1週間前に試釣を入れた。

が、その日は季節外れな春の陽気でポッカポカ。
で、当日は。。。(-.-;)

しかし、試釣で手応えのあったメーターセット以外はやるつもりはない。

あとは、当て番式なので入釣場所次第と言ったところか。

ドキドキのクジを開くと中央桟橋の14番と書いてある。

西桟橋向きのビミョーな場所が決まる。
北西が吹くと最悪だ。
まぁ、こればかりはくじ運なので、どうにもならない事だ、と、前向きに気持ち
をシフトする。


竿9尺
道糸0.5号
ウキ『葉舟・楓40』
ハリス 上0.4号、下0.3号 7-25㎝
針 上カイト8号、下角マルチ2号

バラケ
粒戦0.5+とろスイミー0.5+パワーX1+水2+セット専用バラケ1+冬のバラケ1
+段底1
食わせ
タピオカと感嘆を用意した。


先ずは手返し勝負だと頭に叩き込み、触りもなく、アタリがなくても
ハイスピードで打ち返す。この時点ではバラケの馴染み幅は1〜2目。

この日はテントにこもっているため、全体の様子が見れない。

並びで最初に絞ったのはやはり段底。

自分の中では無い釣りだったので全く気にならなかった。

極度の冷え込みのせいか触りがイレギュラーな物ばかりで、アタリもしかり。

短バリで早いリズムの釣りを展開したかったのだが、やはり、と言うか当然、
試釣時とのギャップは大きかった。
試釣時と比べてヘラが湧いて来ない。
それでも、一生懸命あまい餌を打って行くとうっすらと湧いてくるものの、肝心
の餌には見向きもしない。
試釣時に決まった釣りは、あまい餌につられて湧いてきたヘラがターゲット
だった。

一旦、頭の中を白紙に戻してこの日の正解を探す。

ハリスを25㎝→35㎝に伸ばして2枚ゲット。
バラケは完全抜きで、人差し指頭大。

だが、触りが出たかと思うと次投はシ〜ンとしてしまう状態。

2時間経過して6枚。
今一な状態が続くが、水中の様子が何となくイメージ出来た。


あまいバラケの水面直下抜きは、いたずらに上ずらせるだけで釣果に結びつかず
、かと言って、小エサのチリチリバラケでは、数少ない食いに来る魚を寄せきれ
ない。

混雑によるプレッシャーもあり、魚が遠巻きなのは明らか。


予報では午後から風が強くなるとのことで、ウキのサイズダウンになかなか踏み
切れなかったが、釣れないのでワンランク落としてみる。
と、同時にハリスを伸ばす。

『楓40』→『暁4』
ハリスを35㎝→45㎝に。針を角マルチ2→軽量極関スレ3に。

朝イチのエサが経時変化で粘りが出てきた為、軽く漂う麩の入った配合で作り
直す。


粒戦1+パワーX1+水2+セット専用バラケ1+冬のバラケ1+GTS1

水に浸したデカ粒も用意し、小分けした餌に加えていく。


これらの変更により、触り、アタリも増えてきた。

感嘆の方がよりアタリが多く出ると思ったが、実際はタピオカの方が釣れた。

きっと、使用したバラケや、自分のエサ付けなどで、シンクロしていたのは
タピオカの方だったのだろうと思う。

バラケも小エサにして、必要最低限の粒子をタナに漂わすことで、食わせに反応
してくれたように思う。

サイズは小指の頭くらい。

触りが無いときは、割りと早めに抜いていき、仕留めたい投では、1目〜2目
ナジミにした。

馴染んでも、抱えさせずに、すぐ割れ落ちるイメージ。

きっと餌を食いに来てる魚が居るから、水流などで直ぐに抜けるのだと思う。


昼食の時間になり、全員にうどんが出るので、桟橋の並びごとに区切って食堂に
移動する。

毎年この時間を境に釣れなくなってしまう。

昼食休憩後、風は時折向かい風が雪と共に吹き込んで来るが、振れないことも
ないので更に小ウキにする。

『暁4』→『暁ミニ4』
ボディー経が細い為、同じボディー4㎝でもオモリ負荷量がだいぶ違う。

この日のような目先の1枚を拾って行くような展開には重要なアイテムとなる。

エサ落ちのバランスはタピオカ装着時で、先端の1目出し、感嘆装着時で1目半
が出る。

再開後、意外に早く触りが出てくれて安心する。
残り時間は3時間を切っている。
ここまでに16枚。

あと10枚位は釣りたい。

上針を極ヤラズ5号にして、更にバラケを小さくする。

小ウキにしたお陰か、下ハリスの倒れ込み時の触りが劇的に増えた。

かすかな触りを感じながらゆっくり下ハリスがナジミ切り、半目盛りがフワッと
返され『ズバッ』とトップが消える。

下ハリスがナジミ切り、煽りが出ないときは穂先で軽く水面を叩き縦誘い、
それでもダメなら穂先を水中に突っ込み下げ誘い。

ここでアタればシメシメだが、アタリがない時は次を打つ。

触りがあるからと待ちすぎると次の投では触りが消える。

このリズムを貫くことで、ポツポツだが大きな穴を開けることはなかった。

途中、隣の人仕掛けとライントラブルになり、30分以上のロスがあったが周りの
人達からは自分が良い位置にいることを聞かされ、最後まで集中して続けた。


雪がいつの間にか止んだ14時、終了のアナウンスが流れた。

29枚 16.2㎏


検量係の人に2フラシは自分だけだと知らされる。

段底の不調のお陰で、何とか優勝することが出来た。

試釣が生きた大会になった。


tom


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