武蔵の池にポチャ

ようやくお正月気分も抜け、走りやすかった道路もいつの間にか車が増え、
やっと平成23年に馴染んできた。

1月10日(祝日)
成人の日とされるこの日は、新成人達の華やかな衣装が、街を明るくする。

そんな中、今年で2回目、3回目の成人式を迎えようとする大人達は、
さいたま市にある武蔵の池に集まった。

まだ空が暗い内から、駐車場にはどんどん車が入ってくる。

自分を含め仲間4人が一般入場で中央桟橋に入れるか不安になったが、
向かい風が当たる西向きに席を確保。

ゆっくりと夜が明けてきて、凛とした空気のなか支度を始める。

が、ここで事件が( ̄○ ̄;)

万力を設置しようとしたら、樽木が太く、自分の万力では幅が合わない。
でも、少し木が削れれば入りそう。

万力を無理やりグリグリやってれば、入るかなぁとやっていると、手から万力が
スルリ。。。
ポチャと波紋が広がった(ToT)

満タンに座席の埋まるなか、長い柄の着いた池の網を借りて来て、水底を
ガシャガシャ捜索する訳にも行かず、ひとまずは、事務所へ行き事情を
説明して、レンタル用の竿掛をお借りした。

ハッキリ言って釣りどころじゃなく、テンションも下がりきっていた。

しかし、せっかく仲間と並んで釣りが出来るのだから楽しい時間を過ごし
たい(^O^)

気持ちを切り替えて段底の支度に取りかかる。

竿12尺
道糸0.7号
ヘラウキ『葉舟・流星(底)パイプトップ12』
ハリス 上0.4号15㎝ 下0.35号50㎝
針 上7号 下4号

バラケ
粒戦1+ダンゴの底釣り夏0.5+新B1+水1.5+冬のバラケ1+段底1
クワセ タピオカ(細麺)

まだ、風が吹いていない静かな水面に第一投を送り込む。

宙でのエサ落ちのバランスは付け根から4目盛りが沈んだ位置。
下針の負荷が掛からない段底では、付け根から3目盛りが沈んだ位置が勝負
目盛りとなる。

トップ先端までシッカリ馴染みをキープ。
ボソっ気のある開きのいい餌を打ってる為、ウキの戻りは早い。

食い渋りはわかっていたが、30分経過して全く動かないウキに痺れを切らす。

バラケを抜き気味にし、馴染み幅を2節に。
しかし、微動だにしないウキ。。。

開く餌は逆効果なようなので小餌のチリチリバラケにすると、1投目で何か
フワッと触ったような。

この時点で落とした万力のことなど忘れていた。
我ながら釣り馬鹿( ̄∀ ̄)

程なくして、小餌のバラケの効果か、1枚ゲット。
その前にスレを2回引っかけているので、少なからず魚は居るようだ。

かと言って、小餌を打ち続けていると触りが消えてしまう。

たまに、ボソッ気のある元餌に戻したりする必要があった。

しかし、この日は釣れない。
開始から2時間経過して2枚。
時間あたり1枚。計算が楽だ。

しかも、型が悪い。

となりの仲間は9尺チョーチンの抜きセットで4枚。

段底に比べて型が良いし、アタリの数は比較にならない。

予報では昼近くから北風が強くなる。

この時点でも、吹いているのだが。

いい加減ツマラナイので11尺で変則的な抜き段底を試す。

いわゆる、抜きチョーチンの延長。
ウドンの付いた下ハリスが張り切ると底に着く。

竿11尺
道糸0.7号
ヘラウキ『葉舟・結・短竿チョーチン専用浮子 PC1㎜ 6 』
ハリス 上0.4号10㎝ 下0.35号60㎝
針 上8号

バラケ
粒戦1+パワーX1+水1.5+セット専用1+冬のバラケ1+GTS1

クワセは同じ。

バラケを小分けし、若干の手水でしっとりボソにして再開。

3投目に下ハリスの倒れ込みに触りを感じ、馴染み切ったと同時にカチッと
アタリ久々のヒット。

この辺りから予報通り、風が強くなり始め流れが強くなる。

こうなると抜きセットは辛い。

次に、メーターウドンセットを試す。

竿9尺
道糸0.6号
ヘラウキ『葉舟・暁ミニ4』
ハリス 上0.4号 6㎝ 下0.3号40㎝
針 上5号 下3号

バラケは抜き段底と同じ。
タナまでギリギリ持つように餌付けをする。
しかし、流れの影響もあるが、どうも釣り方があっていない気がする。

そこで、バラケをタナでぶら下げて、水中でのバラケの拡散を少なくし、
流れに対応する。
バラケも作り直す。
粒戦0.5+とろスイミー0.5+新B1+水1.5+セット専用1+冬のバラケ1
+GTS1

クワセはタピオカと感嘆を使用。

流れ対策と小餌を抱えさせる為にウキを替える。

『暁ミニ4』から『楓40』
効果はすぐに現れ、深く馴染んだウキが流されながらも触りを伝える。

カラツンが続いたので、ハリスを詰める。
どうも、長ハリスで遠巻きの魚を釣るのではなく、小バラケの少ない粒子に
近付いてくる魚をターゲットにするべき、と、感じた為にバスンっと詰めた。

40㎝→23㎝へ。

狙いは当たり、フワッ、フワッと触って間髪入れずにスパッとアタル。

流される範囲を狭くして、触りがなければ即打ち返しを徹底する。。。
つもりが、触りがあるとつい待ってしまいリズムのないまま終わってしまった。

浅ダナでは3枚拾ってトータル6枚。

万力も落とし、釣果も乏しく寒い1日になってしまった。

とは言っても、営業終了後に粘りに粘って万力を網ですくい取る事が出来ま
した(^O^)

今年の運使っちゃったかな(-.-;)


tom


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