小春日和の西池で

去年から藤野さんと2日は西池に行こうと約束をしていた。
前日のよる8時過ぎに電話を入れると、騒がしいので・・・
「飲んでいるのではないですか」
「いや〜盛り上がっちゃって」
「いい加減にしてくださいよ、飲むのはもう止めないと」
「帰って明日の用意をするよ、5時に迎えにいくよ」
「5時で大丈夫ですか」
「入れなかったら清久大池に行こう」と電話を切った。


1月2日(日)
家に5時に迎えに来てもらい、外環から122号を岩槻方面に向かう。
正月休みで車はあまり走っていない。
シルバー暴走族の藤野さん。
隣に乗っていっても右足がツッパツテしまうほどの飛ばしようだ!
「師匠、勘で運転してるんじぁないんですか」
「バカ言っちゃあいけないょ、ちゃんと見えてるよ」


昭和池の近くのコンビニにより、食料を買い込み直ぐ近くの西池へ・・・
現地6時に到着してビックリ。
バックがひとつしか置いてなかった。
正月休みで混んでいるだろうと思ったが、拍子抜け。
私たちもバックを下ろし入場まで車で待機することにした。
徐々に車は来るが、前に来た時より少なかった。


6時に入場が始まり並んでいるのは30人ぐらい。
この時期北風のよける場所は自分の釣り台を用意している。
固定桟橋に入った人は20人ぐらい。
北側の釣り台持参の人も入れて、全部で40人ぐらいに・・・
入り口から15番目の所に二人並んで入る。


前回来た時より30cmも水位が低いので、水面まで60cmもあり水を汲むのも
つんのめりそうだ。


コーヒーを買いに行ったとき管理人さんと話したが・・・
「水位が低いですね」
「釣り場用の池ではないので、市の職員が来て水位を調整してるので、私たち
には分かりませんが、雨が降りそうな時は落とすみたいですよ」
との返答だった。
水位が一定してるとやり易いのになぁ〜と思った。


今日は何尺を出します。
「14尺を出すよ」
「短竿ではやりにくいので、16尺を出しますがいいですか」
「勝手にしたら」


仕掛け:道糸0.8号 ハリス上0.6号 8cm 針6号
    下ハリス0.4号 45cm 針3号
エサ;ペレ匠顆粒120cc 水140cc 鬼武者120cc 若武者120cc 華華120cc
   ペレ匠ダンゴで調整。
   下針にタピオカウドン。
へらうき 葉舟 「紅・カーボン脚」 9号

師匠は早い、もう打ち込んでいる。
「サワリでもあります」
「まだないょ」


タナ一本半、ウドンを付け4節出しで7時15分スタート。
打ち始めたら師匠がチンパンジーにエサをやらなければと私にバナナを
3本。「いただきます」といつも貰ってます。
(ほんとはバナナが好きだと言う師匠がチンパンジーじぁないのかなぁ)


期待を持たせるモジリ、はやる心を抑え打ち込みに専念する。
20分過ぎた頃にかすかなサワリ。
「いるいる早くパクッと食ってくれ」
次投打ち込むとなじんで返した後一節半の良いアタリで一枚目。
上がってきたのは型の良い33cmぐらい。
まだ3回目だが型が良くて魅力的な釣り場だ!
水面まで低いのですくうのも大変だ。


今日は玉と柄は持ってきたが、始めてきた時は玉を忘れ、2回目に来た時は
柄が入ってなかったので、今日は大丈夫。揃ってます。。。


「お先にすいません」
「こっちはまだアタリがないよ」


竿が長いせいかサワリはだいぶ出てくるようになってきた。
3投に1回は良いアタリを出すようになってきた。
良いアタリが全部のればいいのだが、そうはイカの○○○○(書けません)


「山ちゃん、ポンプ出しのウドン持ってきた」
「持ってますよ」
「ちょっと貸してみて」
「今日は鍋で作ったウドンのほうがアタリがでますよ」
「俺のは切れちゃうんだよ」
と師匠の周りにはポンプが3個。種類の違うのが入ってる。
「師匠に貸すとポンプが戻ってこないからなぁ」
(私のポンプが2個は入っている)


研究熱心な師匠はいろいろ試しているみたいだ。
この前は食紅を入れて、もって来たのはまっかっか、
「これは赤虫と間違えて、真ぶなが食っちゃいますよ」と言ったら、
「今度作る時はもう少し違う色を混ぜてみるよ」
次に行った時に・・・
「山ちゃん、黄色を足して作ったよ」
「まだ赤いのではないですか、ハエ練と間違えてヤマベが食べちゃいますよ」
と言うと、また違うのを考えているようだ。
研究熱心なことはいいことだ!


型のいいのを3時間で10枚ぐらい絞り、13尺に変えてみることにする。
へらうき 葉舟 「紅・パワー系」 50号

竿が短いのか直ぐにはアタリがでない、単発でアタリがあるぐらい。
師匠が息を吹き返し連荘で絞り始めてきた。
「いやぁ〜山ちゃんまたきちゃったょ」
「それは、ようございましたね」


竿が少しでも長いほうがアタリがあるみたいだ。
こっちは1尺短いだけなのに、13と14尺の違いでこんなにも違うのかと
感じさせられた。
(まぁ腕も違うからしょうがないか、師匠の車で来たので、沢山釣って
もらわないと帰りは電車で帰ったらと言われちゃうかも)


13尺で5枚を釣って昼の休憩タイム。
バナナとパンを食べながら、師匠のウキを見ていると良い感じの動き
今にも釣れそうだ!


昼からなにをやろうか考えていると・・・
「長い竿でやってみてよ」
「18尺でやってみますか」
(18尺を出すのは久し振り、いつもは10を引いた竿が多い)
仕掛け・エサ同じ
へらうき 葉舟 「新作・PC 1mmロング」 10号
10目盛りのトップ上からエサ落ちはウドンを付けて6節出しのグリーン。


12時30分、タナ2本で再開。
竿を長くしたせいか直ぐにアタリ出し、沖目のほうが魚の量が多く感じる。
10投も打つと4節ほどなじんだウキが2目盛り返した後、1節の「カチッ」
と入る良いアタリ。
沖にのされ上がってきたのは今までより型のいいヘラだ!
35cmはあっただろうか、丸々と太り腹もだいぶ大きくなってきている。
後3ヵ月もすれば乗っ込むのだろう。
(乗っ込みと言えば去年、河口湖ではタイミングが悪く、いい時期を逃して
しまった。今年は河口湖に入り浸りしたいものだ)


PCのストロークを利用しているのか、はたまた魚が多いのか、サワリから
アタリまでが今までと段違。
型が良いので、1枚釣ると次はサワリがなくなり、2〜3投打つと触ってくる。
魚の型が良いので、たまにスレで来ると大変だ!
竿が長いのでなかなかそばによってこない、上げるのに一苦労だ。


「山ちゃん、来週は清久に行こうか」
「もう来週の話ですか」
「たまには行ってみようよ」
「分かりました。行きましょう」


アタリも多く今の時期、数は釣れないが18尺にしてからは一回り型の良い
へらを10枚ぐらい釣ることができた。


仲間と来た時は釣らなくてはと思い、負けずに一生懸命やるが師匠と来ると
のんびりと釣りを楽しむというペースにはまってしまう。


さぁ明日は久し振りの椎の木湖、頑張って釣るぞぉ〜と思ったら、急用が出来
行けなくなってしまった。。。残念!
小春日和の中、型の良いヘラを釣り、満足のいく一日だった



葉舟


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今回ブログ書き込みに使用された、「紅・カーボン脚」 「紅・パワー系」
のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲ください。


※ 今回使用したPCロングウキも発表します。こちらのほうもよろしくお願い
いたします。


葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/