ある秋の日の椎の木湖
朝、自動販売機で缶コーヒーを買うときに、迷わずホットを選択するような寒さ
が訪れた今日この頃。
早く、クリーニング屋さんに預けてあるダウンを取りに行かなくちゃ!と思って
いる所に、友人から椎の木湖に行こうと誘いを受けた。
11月10日(水)
少し寝坊をし、現地での待ち合わせ時間に間に合わず、先に入場してもらった。
到着すると平日の為にガラガラ。
友人を探すと3号桟橋の5号向きに座っていた。
並んで入り、『この釣りをやるぞ』と前日から決めていた底釣りの準備を始める。
竿18尺
ミチイト1号
ヘラウキ『葉舟・流星底 パイプトップ15』
ハリス 上下0.4号 45-55㎝
針 上下、角マルチ5号
エサ 両ダンゴ
①ペレ底1+ダンゴの底釣り冬1+水1.5
②ペレ道+つなぎグルテン(一袋につなぎグルテン一袋を混ぜ合わせたもの)1
+水0.5
ウキはこれ以上上げたら釣りにならないって所まで上がっている。
づらしても3㎝位が限界か。
7時15分に人差し指頭大に①のエサを凪ぎの水面に静かに送り込む。
タナは上針トントンなので、4節は馴染むように気を付ける。
タナを測っていた時は、タナ取りゴムにもアタって来たのに、エサを投入すると
シ〜ン。 今までも底釣りが良くない時は、こんな状態に遭遇した。
馴染み幅を出すように、シッカリ餌を付けて底に集魚するように心がけた。
30分位が経過してようやく1枚。
スレが多いのでエサを②にチェンジする。
こっちの餌の方がエサ持ちが良いように感じる。馴染み幅も毎投シッカリと出て
いる。
変更後、間も無く追釣したが、1時間で2枚しか釣れない。
魚が底近辺には居る感じだが、下を向いて捕食するほどではないみたいだ。
辛抱強く地合いを構築したい。
あまいエサは上ずりを助長させるだけなので、エサ付けは丁寧に行った。
馴染んで触りながら戻して、力強いアタリになって欲しいとイメージする。
隣では友人が8尺のメーターウドンセットでバシバシ合わせている。
自分も宙釣りをしたくてウズウズ。
右手がサオケースに伸びるが、良い感じになりつつあるウキの動きがそれを拒む。
少しずつ、魚が底に溜まり始めたようで、理想に近い動きになってきた。
9時30分までこの釣りを続けようと決める。
穂先からウキまでの距離が近すぎる為か、戻しながら触った時に、竿を前に
送り出し、テンションをフリーにしてやると、カチッと明確なアタリが出て
釣れ出した。
時間も忘れてアタリを追いかけていると10時近くになっていた。
底釣りで16枚を釣り、釣り方をチョーチンウドンセットに変える。
竿8尺
ミチイト0.8号
ヘラウキ『葉舟・流星PC 7』
ハリス 上0.5号 下0.4号 8−30㎝
バラケ
ペレ匠デカ粒0.5+同顆粒0.5+水1.5+鬼武者1+若武者1+ペレ匠ダンゴ1
+速攻カッツケ1
クワセ
タピオカ(中太麺)
エサ打ち開始早々から触りがある。
さすが平日。魚居るな〜(^O^)
ウキは小ぶりだが、0.8㎜のPCトップが装着されている為に、柔らかなタッチ
のエサも触られながらもシッカリ馴染む、と言うのとクワセの重さがトップに
かかった時に、パイプトップに比べて、あまり干渉されないのが最大の武器だ
と思っている。なので、下のハリスが短いのが特長。あくまでも、ダンゴに興味
のある魚がターゲットになる。
打ち始めから元エサに手水を打ち、少しずつ柔らかくしていく。
ゆっくりウキが立ちトップの付け根で触りが出てジワリ、ジワリと馴染む。
一瞬止めが入りズバッと消し込み上針をくわえて、良型が水面を割る。
次も同様のアタリで上針を食ってくる。
それはそれで全然オッケーo(^-^)o
小ウキ+柔らかタッチのバラケの恩恵を受け、釣りがどんどん早く、そして簡単
になる。
エサがタナまで持たないなら、大きく付ける。
ペレ匠粉末をどんどん追い出し、重さとザラッと感を出した。
ウキが沈没したらそっと煽り、ハリスの倒れ込み時のチャッで釣れ続く。
魚の量が増えてくにつれ、カラツンも多くなりハリスを調整し、この日は26㎝が
良かった。
たまにアタリが遠くなるとハリスを伸ばしたりして魚に飽きられないように
努めた。
納得のペースになったので、チョーチンの抜きセットを試すが、まだまだ活性が
有りすぎるのか、上ずりがキツくなり、タナに魚がお留守になる。
ウキを1㎜のPCトップの物に変えて、決まっていたバラケに戻して再開したが、
先程までのペースを取り戻すことはなかった。
仕掛けが切れたのを期に9尺チョーチンに変更したが、全く釣れなかった。
色々やっていたら残り時間が1時間半になっていた。ここまでで40枚。
隣では浅ダナでデカイ型が釣れているので、最後はメーターウドンセットを
試みる。
竿8尺
ミチイト0.8号
ヘラウキ『葉舟・楓パイプトップ40』
ハリス 上下0.4号 7−25㎝
針 上、改良ヤラズ6号 下、角マルチ3号
バラケはチョーチンで使っていたものをそのまま使用した。
クワセも同じ。
友人は柔らかなバラケをタナの上で抜いて釣っているので参考にさせてもらう。
柔重なバラケを落とし込みで打つ。
打ち始めはウキが沈没したが、数投も打つと椎の木ならではのデカヨタが
水面直下に寄ってきた。
バラケも攻撃を受けてタナまで持たず、上層で抜けたバラケを追いかけて、
誤ってウドンを食ってくるヘラもいれば、落ちてきたペレットの粒につら
れて下から上がってくるヘラも居たようで、メーター棚では大盛況。
なかなかの良型が次々と胴調子の竿を絞り込む。
ズバッと景気の良いアタリに気を良くしていると、ある時にプツンとウキの下
から仕掛けをロスト。
慌てて新しいスペアの仕掛けを付け、エサも新しく作り、ウキのバランスを
取っていると、場内のスピーカーから終了のアナウンスが。。。
どうやら、終了時間を30分勘違いしていたようだ(-o-;)
できたてのエサが手付かずのままゴミ箱行きとなってしまった。
59枚 46㎏
秋晴れの中、気持ち良く1日釣りが出来、この日の竿頭と言うオマケまで付いて
締めくくった。
tom
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