ホームグランドで
先週山ちゃんと今度の日曜日は、ビン沼か管理釣り場にでも行きましょうと
約束をしていたが、台風が近づいていたので、どうしょうかと思ったが
一応山ちゃんに電話を入れてみることにした。
「明日どうする」
「大したことなさそうですね」
「じぁ〜どこか行ってみる」
「風と雨が朝のうちは残るのではないですか」
「じぁ〜山ちゃんの近くの釣り場にでも行ってみる」
「そうですね、近いから出来なければ直ぐ帰れますからね」
「6時過ぎ頃に家を出る時電話を入れるから」と、
約束をして行くことにした。
10月31日 (日)
朝6時を回った頃に山ちゃんに今から出るからと電話を入れ、現地に
向かう。
家から近く20〜30分もあれば着くので私はよく行く釣り場のひとつ。
6時半頃に着いたが山ちゃんはまだ来ていなかったが、そのうち来るだろうと
北風が吹くのを予想し、風を背にする場所に入ることにした。
釣り台をセットしていたらようやく山ちゃんが来たので、
「ここにしたよ」
「ここなら北風が背になるので、いいんじぁないですか」
「道具は」
「今取って来ます」と私の隣にセット。
「山ちゃん、最初は段底でやらない」
「いいですよ」
「何尺出します」
「14尺のほうが、木の中に入ってウキが見やすいんじぁないの」
「そうですね、14尺でやりましょう」
仕掛けは道糸1号、ハリス0.4号で上10ｃｍ針5号 下45ｃｍ針4号
エサは山ちゃんと同じ配合でやることにし、一緒に作ることにした。
ペレ匠顆粒 ヘラスイミー 新B セット専用 マッハ
ウキは山ちゃん作 葉舟 『結・段底専用浮子 11号』
7時過ぎに始めるがなかなかアタリが出ない・
山ちゃんは始めて10分ぐらいで・・・
「藤野さんサワリましたよ」
「もうサワリがあるの」
「さわるけど、アタリが出ないです」
「こっちはサワリがないよ」
30分もすると山ちゃんが型の良いのを絞る。
私のほうは30分を過ぎてもサワリも出ない。
1時間ぐらいで山ちゃんは3枚も絞っているのに、私のほうは2〜3回
アタリはあったがのらなかった。
「山ちゃん、エサはカタボソ」
「最初に作ったエサに手水を打ち少し持つようにしました」
山ちゃんと同じように、手水を打ちタナまでいってバラけるようにしていくと
今までと違った動きになってきたので、エサがバラケ落ちた瞬間に誘いを
かけると一節の「カチッ」と入るいいアタリで一枚目を上げることができた。
一枚目を釣るのに1時間も掛かってしまった。
周りではあまり竿が立たないなか、山ちゃんは5枚も釣っていた。
昔から動物的な感をもちあわせていた。15年間所属会で一緒にやったが
ほとんど年間優勝をしていた。
その後もサワリはあるがなかなか落とさないので・・・
「山ちゃんサワリはあるけどアタリにならないんだけど」
「おそらく魚が上ずりぎみだと思うので、ペレ匠の顆粒を足し込んだ
方がいいと思いますよ」
「どのくらい入れるの」
「120ccのカップに60cc 水がしたる程度入れ少し置いてください」
「どのくらい置くの」
「10分ぐらい置くと水をすいますので、少しづつ足し込んでください」
10分ぐらい置きエサに混ぜ込んでいったら柔らかくなったので・・・
「山ちゃん、柔らかくなっちゃった。どうするの」
「新Bとマッハを少しづつ入れボソに持っていってください」
「分かった、これで釣れなければひとこと言うよ」
「またですか、腕を棚に上げるのは」
言われたとおりにしていくと、魚も下を向くようになりアタリも多くなってきた。
ひとこと言いたかったが残念だ。
昼ごろまでに5枚。今日はあまり良くないみたいで竿を絞っている人は少ない
昼までに5枚も釣れたのは山ちゃんのアドバイスのおかげかな〜？
昼のおにぎりを食べ休憩をし、10枚は釣りたいので頑張ることにした。
「藤野さん、上でやりませんか」
「もう少し底でやるよ」と1時間ほどで2枚釣れたので、山ちゃんが上で
やりたがっているので・・・
「山ちゃん、上でやる」
「やりましょう」
上でやることにし、仕掛けはハリスを下バリだけ50cmにした。
ウキも変えることに・・・
へらうき 『葉舟・紅パワー系 50号』
「山ちゃん上エサを変えるの」
「そのままで、だいじょうぶです」
タナを一本半にして打ち込むがなかなかアタリが出ない。
山ちゃんは上にして直ぐに絞るが、アタリがあるがのらないとボヤいている。
1時間ほどやったが、私の方もたまにアタリがあるが釣れないので・・・
「山ちゃん、底にするよ」と言って戻すことにした。
底にしたらポツリポツリではあるが3枚を追加して4時前10枚になったので
納竿することにした。
七十半ばを過ぎると、競技する釣りはともかくウキの一点を見つめて、
構える緊張感はなんとも言えない快いひと時。
釣行数が断然多い山ちゃんはエサの操作が実にうまいものだ。
私の数倍の釣行でどんな状況にも対応するテクニックを、身につけている
のがわかるし、なにより一緒にやっていて心強い。
一人で考えても数あるエサの変化をさせる利用法は実に参考になるし、
隣でお互いのウキを見ながらの釣りはさらに楽しいものだ。
一人ではつい面倒くさくなって、後でああすれば、こうすれば、といつも
思っていた自分にいい反省をさせてくれる。
勝負の釣りもまあ良いが、二人で一日のんびり釣る快い感覚はなんとも
言えない、気がおけない二人の会話は楽しいの一語。
いつも夕方になって納竿時間を忘れている自分がおかしいョ。
山ちゃんと釣りをやっているせいかなぁ〜
一日中曇天、たまに霧雨、風も出ると思ったが穏やかだったのは
私の日ごろの行いが良かったせいと山ちゃんに言うと
「私の行いです、私が来なかったら大雨、大風ですよ」
「あっ、そう」と聞き流した。
藤野
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今回ブログ書き込みに使用された、「結・段底専用浮子」「紅・パワー系」の
ラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲ください。
葉舟ホームﾍﾟｰｼﾞＵＲＬは以下の通りです。
http://www8.ocn.ne.jp/~herauki1/
