泣き出しそうな空模様

夕方の6時頃、藤野さんから電話があり、
「明日、山ちゃんの近くの釣り場に行こうと思っているので行かない」と
誘われたので「今帰ってきたところです」
「釣りに行ってたの」
「羽生吉沼のミニ賞金大会に行ってきました」
「どうだった」
「朝はダメでしたが10時頃から浅ダナにして釣れました」
寝ないで行ったので、朝早くおきる自信がなかったので
「後から行きます」と電話を切った。


10月24日(日)
早く寝たので朝5時に目が覚めたが、やることがあったので3時間ばかし
用を済ませ、10分か15分もあれば着くので家を8時45分に出る。
9時頃に行って様子を伺うと・・・
「段底でやったが2回ぐらいしかアタリがなかったので今、宙にしたところ
まだ1枚も出てないよ」
「隣に入って並んでやろうよ」
「道具を取ってきます」
車に取りに行き藤野さんの隣に釣り台をセットした。


「段底ダメだったのですか?」
「アタリが2回ぐらいあったかな〜」
「どうしょうかな〜」
「段底でやってみてよ」
「じゃあ、チョッとやってみます」


竿:14尺
仕掛け;道糸0.8号 ハリス0.4号 10×45 針上6号 下3号
エサ:ペレ匠顆粒80cc ヘラスイミー120cc 水120cc
   新B120cc セット専用120cc マッハ120cc
   下にタピオカウドン(中細麺)
へらうき 葉舟 「段底専用浮子」10号

タナを計ると3本ぐらい、9時半過ぎに始める。
2投目には早くもサワリがあり、「藤野さんサワリましたよ」
「ほんと、はやいね〜俺が寄せといたからだよ」
3投目上エサが切れ、誘いをかけると2節の良いアタリ。
すかさずあわすが沖にのされハリス切れ、おそらく鯉だろう。
2〜3投後に消し込みまたもや鯉。


その後も打ち込むたびにアタリはあるがのらないので、ずらしを7cmにすると
一節のいいアタリをあわすが、またのされハリス切れ「また鯉だョ」
「藤野さん、俺が寄せといたからって全部鯉だけだったの?」
「おかしいな〜俺の時はアタリがなかったけど、鯉の好きなエサでも入れたん
じゃないの」
「いつものエサですよ、これじゃハリスが何本あってもたりません」
「いいよあるまでやりなよ」
「ダメです、藤野さんと同じ宙でやります」


竿と仕掛けエサは同じでウキを変えることにした。
へらうき 葉舟 「紅・パワー系」 50号

タナ一本半タピオカウドンを付けて4節出しで開始。
「藤野さんアタリはありますか?」
「たまにサワリがあるが、落とさないョ」
魚はいるなと思い、藤野さんの魚をこっちに向かそうと10投ぐらいナジミ切り
をしていくと、かすかに魚が来た感じがしたので、しっかりと深ナジミをさせ
エサもタナに入ってゆっくりとバラケさすようにしていくと、一節返した途端
消し込みアタリで型のいい38cm位のへらぶな。
本日の一枚目を絞る。
「お先にすいません。藤野さんの魚を取っちゃいました」
「後から来て師匠より先に釣るなんて破門だなぁ〜」と言われてしまった。


その後もサワリはあるがなかなか落とさないので、カラでもいいからカチッと
入るアタリだけに的を絞り、あわせていくと30分ぐらいしたら消し込み
アタリでのり、なかなか手前によってこない、水面から顔を出すと大きな口が
見え、これはデカイ。
釣り上げると40cmオーバーの体高のあるへら。
「型がいいねえ〜 ○○〇○○サイズだな」 
(藤野さんのいつものセリフ、私の品が疑われますので、はっきり書けませんので
丸にしておきました)


その後もサワリはあるが落とさないので、下バリのエサがタピオカでは重い
感じがしたので感嘆に変えることにした。
藤野さんに「俺のも作って」と言われたので二人分を作ることに・・・。


「藤野さん、バラケも私のと同じものでやってみてください。今日はエサの
研究をしましょう」と私のところに来て上のバラケを作ることにした。


12時半二人揃って再開。
休憩をしたので魚はどこかに行ってしまった。
魚を寄せようと藤野さんから頂いたバナナを食べながら、なじみ切りを繰り返す
こと20分、魚が帰ってきた感じがしてきた。


「藤野さん、さわりが出ましたョ」
「まだサワリも出ないよ」
サワリは出てきたがなかなかアタリまで連動しないので、ハリスを60cmに取り
エサを柔らかくしダンゴで使うようなエサにし、1目盛り残すぐらい深く入れて
いくと、カラを出すようになってきた。


カラを出しながら飛び込むアタリを待つ釣りにしていくと、たまに飛び込む
アタリで乗るようになってきた。
(ここの釣り場は、夏場の時期は両ダンゴで釣れるが、釣れる魚が大きいので
この時期になると結構難しくなってくる)


藤野さんが「飛び込むけどカラだよ」
「そのアタリが出れば時間の問題ですよ」と言った瞬間、「飛び込んだ〜」と
型のいい38cmぐらいのへらを釣り上げた。


試しにハリスの長さを55cm、50cm、45cm、40cm、35cm、30cmと
5cmづつ短くしていったが、今日の感じでは50cmが一番良かった。
45cmは最初は釣れたが、後は良くなかった。
40cmではサワリは出るがアタリには結びつかない。
30cm〜35cmではサワリもたまにしか出なかった。
(あくまでも私のバラケエサの場合です)


3時も過ぎたので下バリを50cmにして打ち込みを開始すると、のる、のらないは
別としてサワリからアタリまで、連動するようになってきた。


藤野さんもたまにではあるが絞っていた。
アタリがありのらないと自分の腕を棚に上げ、エサが悪いとかウキが悪いとか
あげくの果て感嘆の作り方が悪いんじぁないのと、言いたい放題。
私の師匠なので「しょうがない我慢をしてやるかぁ〜」と
聞こえない程度の小声で・・・・・


3時半頃にはうす暗い感じになり、今にも泣き出しそうになってきた。
「藤野さん、雨が降りそうですね」
「今日はまだ降らないよ、夜になったら降るんじゃないの」
「まだ大丈夫ですね」


「山ちゃん来週はビン沼にでも行かない?」
「釣れてますか」
「分からないけど、釣れるんじぁないの」
「今週秋ヶ瀬の近くに用事があるので、釣りはやらないですが見てきます」
「釣れてなかったらここにしようか」
「そうですね、ここの釣り場も難しいけど面白いですからね」


3時半も過ぎ雨も降りそうな感じになってきたので・・・
「藤野さん上がりベラを釣って止めましょうか?」
「そうだな、薄暗くなってきたので止めようか」
4時前に上がりベラを釣ったので納竿することにした。


今日の釣果は型のいいへらを7枚とまあまあの釣りができ、また藤野さんと
エサとかハリスの長さを変えてみると、魚の反応がどう変わるかと研究もでき
有意義な一日だった。
帰りの途中に雨が降り出してきた。いい時にやめて良かった。


葉舟


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