昔にタイムスリップ

朝晩はいくらか涼しくはなってきた感じはするが、湿度が高いのかまだ
クーラーを付けないと寝られない日々が続く。
2週間前の日曜日に偶然の再会をした藤野さんとお互い空いていたら、
一緒に釣りをしましょうと約束をし前日の夕方電話を入れ、お互い都合が
ついたので、藤野さんが良く行くというビン沼川に行くことにした。
15年振りに一緒に釣りが出きるとは思ってなかったので、
「すごく楽しみだ!!」


8月29日(日)
7時頃に現地でと約束をしていたので、6時半前に出れば間に合うと思っていたら
6時前に電話が鳴り、今秋ヶ瀬の橋を渡っていると言われたので、急いで仕度をし
6時20分頃家を出る。
外環から17号に出て、現地に着いたのは7時を回っていた。
砂塚橋から電話をすると、「ビン沼橋の水道管の下」に居るとのこと。


「おはようございます」 「どうですか釣れていますか?」
「まだやったばかり、いくらか魚は寄ってきた感じはするよ」
車に道具を取りに行き、釣り代をセットし、いつものことパラソルの準備。


「藤野さん、何尺ですか」 「9尺だよ」
私も9尺でやることにした。
仕掛け:道糸1号 ハリス四季の糸0.4号 25×35 針上下6号
エサ;夏60cc 水120 ガッテン120cc パウダー120cc フラッシュ120cc
   マッハ60cc 
へらうき 葉舟 「結・浅ダナ専用浮子 55」 5号


トップ5目出し、8時にタナを80cmで打ち込みを開始する。
仕度をしている間に早くも2〜3枚絞っているので、作りたてのエサを
ラフ付けしていくと早くも2投目でサワリ。
しっかり付けた3投目で1枚目が釣れるが可愛いい6寸ぐらいの小ベラ。
続いて釣れるが今度は5寸。
藤野さんが「ビン沼のサイズだよ」と・・・


何枚かは釣れたがアタリが飛ぶようになってきた。
右隣やっている人は13尺で、型も良いのが混じりアタリもあり合わせている。
私も普段の日にたまに行くぐらいで、日曜日の釣りは始めてだが、沖目のほう
がアタリもあり型も良い感じがしたので、先に出したほうが良いのではないか
と思い・・・


「藤野さん竿を10尺位に変えませんか?」 
「いいよ、11尺にしてみる」
「じゃあ、私は10尺でやります」


仕掛けは同じで、浮子を変えてみることにした。
へらうき 葉舟 「紅・パワー系」 45号


9尺の時よりアタリも多く、型も良くなり尺クラスも混じるようになって来た
藤野さんも型のいいのを連荘で絞っている。
「さすが昔と変わらず上手いものですね」
「そんなことないよ」
こちらも負けずに釣り込むが、段々と昨日の続きになってきた。(カラツン)
「藤野さん昨日の続きになってきたみたい」
「昨日はどうだったの?」 「情けなや入賞も出来ませんでした」
「まあ、そういう時もあるよ」と慰められました。


ヘラブナ釣りは小学校3年の時に、近所のおじさんに水元公園に連れて行って
もらったのが最初でした。
その頃はエサも今のように豊富になかったのでサツマイモをふかし、すり鉢で
練りさなぎ油を着けた物を使っていました。


ヘラブナ釣りを本格的に始めた時に知り合い、いちからみっちりと指導を
して頂いた師匠であるので釣れなかったとは言いにくかったです。


昔話をしながら釣りをし、段々と昔に戻っていきました。


「山ちゃんも昔は熱かったからなぁ〜」
そうですその通りです。
「寝てもさめてもヘラブナ釣りのことばかりだったなぁ〜」
寝ていて思いっきり右手で合わせ、女房に驚いた声で「どうしたの?」
「今消し込んだ!」Zz z z ・・・ (今までに3回見たそうだ!)


日曜日は絶対釣り。仲間3〜4人で毎週出かけた。
帰りに藤野さんの家の前の喫茶店で釣りの話。
それでも終わらないと藤野さんの家に上がり込み夜中の2時、3時まで
話し込んだものだ。


釣りに関するエピソードは沢山あるので機会があったら愉快な仲間たちに書いて
みたいと思っています。(予告・私の周りは舟から落ちる人が多い・釣り場に近く
なるとアクセル全開・山の中でガス欠・等いろいろ面白いこと沢山があります。)


「山ちゃん、エサが無くなったのでいつもビン沼で使うエサ、ベーシックAとB
にマッハか新Bでやってみる」
ベーシックとマル九の配合は合わないとチラッと聞いたことがあるので関心を
持った。


なんだかウキがなじまないと言いながらポツポツと絞っている。
「ウキをサイズアップしたら馴染むんじゃないの」と藤野さん
「私は逆のほうがいいと思います」
藤野さんは「紅・パワー系」 50号を使っていたので
「55号か60号に変えてみますか?」
「60号でやってみようか」と言われたので、ウキケースから60号を出し
「使ってみてください」と渡し、ウキの動きを見ていると飛び込むアタリの
連発だが全部カラ。
藤野さんが「設計ミスじゃ〜ないの」 「それはエサのミスです」
「またカラツンだよ」   「合わせのミスです」
「今度はモロコだよ」  「感度が良い証拠です」
と二人の会話は昔に戻っていました。


「藤野さん、50号がエサとマッチしているのじゃないですか」
「そうみたい」と元に戻すとカラもなくなり連荘で絞り出す。
「藤野さん、どうせなら45号も試してください」と言うと
「このままでいいよ」
「藤野さん教えと違いますよ」
「面倒がらずにやらなければダメとおそわりましたよ」
「そんなこと言ったっけ」 「言いました、今でも守ってます」
と言ったが面倒なのでそのままやってしまうことが多いかな?


45号に変えてからはカラツンの中ポツポツと絞っているが・・・
「藤野さん今日の釣りは50号が合ってるみたいですね」
「そんな感じだな、残りの時間50号でやってみるよ」と
ウキをチェンジする。


楽しい時間は経つのが早い。
「藤野さん何時までやります」 「俺は夕飯までに帰ればいい」と言いながら
「エサがなくなったのでやめるよ」
「あれ〜昔と違いますね、釣りはウキが見えなくなったらやめるものと教わり
ましたよ、でも3時半過ぎたのでやめましょうか?」
「いいよまだやってても」
「まだエサがあるので後20分ぐらい」 最後連荘で絞り納竿することにした。


今日は釣果のことは関係なく、15年ぶりに並んでゆったりと釣りをし、昔に
タイムスリップをした感じの楽しい時間を過ごすことができ、記憶に残る1日
でした。


葉舟


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