城北ブロック野田幸手園大会

柿の実も熟し、朝焼けに渡り鳥のシルエットがよく似合うようになると、朝の挨拶が『寒いですね〜』から始まるようになる。


天気予報では木枯らし1号が吹いて、今シーズン一番の冷え込みと伝えられた。


11月3日(火)文化の日に毎年行われる城北ブロック秋季大会が、千葉県野田市に位置する野田幸手園で行われ奮って参加した(^O^)


真っ赤に染まる朝焼けの空は寒い1日の始まりを静かに伝えているように見えた。


4時30分位に現地に着くと、まだ辺りは真っ暗なのに多くの釣り人でごった返していた。
大会参加者は125人と、未だかつてない程の少ない人数になってしまい寂しい限りだ。


2日前に一緒に参加する仲間と試釣にきたが、釣状は良くなかった。 朝のうちは浅ダナで釣れたのでこの日も浅ダナから入り、途中からチョーチンに変えようと目論む。


もみじ、竹、桜と3本の桟橋が使われ、抽選により自分の釣り座は竹桟橋になった。

北風との予報から、当然皆さん南を向く。


まずはメータータナをウドンセットで攻める。

竿8尺
ミチイト0.8号
ヘラウキ 葉舟『槐・超パワー系45』
ハリス 上0.5号8㎝ 下0.4号40㎝
針 上8号 下5号


バラケ
粒戦0.5+とろスイミー0.5+パワーX1+水1.5+セット専用1+冬のバラケ1+GTS1


渋いだろうと思いながら人差し指頭大と小さめから打ち始める。


打ち返して行く毎に、この日が極度の食い渋りであることが判明していく(>_<)


魚はいつもに増して上層にたくさんいる。
糸ズレのような動きが多く、なかなか理想的な動きにならない。


それでも深く馴染んだ後の力強いアタリでカウントが進みだした。

釣り場全体を見渡してもほとんど竿が立っていない(-.-;)


浅ダナを諦めチョーチンに変えようとも思うが、スタートからチョーチンをやっている人達も状況が悪そうだ。なので、もう少し浅ダナで頑張ってみようと思う。

どうやら朝の冷え込みが相当な悪影響を招いてしまったらしい。


だましだましの釣りで8時15分までに12枚と低迷(T_T)釣れる時は馴染み際の『チャッ』で上バリを食わえてくるのもいたが、深ナジミして、触られてもスグに返さないようなシッカリしたバラケで、少し待ちのリズムで釣れてきた。でも、勝てる釣りではない気がしていた。


トイレに立ったのを機にチョーチンウドンセットへ変更した。


竿9尺
道糸1号
ウキ 葉舟『槐・極太パイプ9』
ハリス上0.5号10㎝ 下0.4号27㎝
針 上9号 下6号


釣り方はやっぱりウドンセット。

バラケは

粒戦0.5+細粒0.5+とろスイミー0.5+パワーX1+水1.5+セット専用バラケ1+プログラム1+BBフラッシュ1


ボソッ気の強いエサで強気の攻めの釣りをしてみる。


再スタートをしてすぐに触りはあるが、食いアタリには連動しない。

チョーチンなので、先ずはじっくりタナを作ろうと、自分に言い聞かせ、ウキをしっかり馴染ませることに専念する。


しかし、丁寧に餌付けしてもナジミ途中に激しく突き上げるような動きが出たり、深く馴染まないうちに餌落ちになってしまったりする。


今日の状況ではトップの浮力が強すぎるようだ。


そこで、もう少しトップの細いウキに変更する。

『葉舟・槐9』→『葉舟・みなも9』

すると、同じ圧をかけたバラケが、静かにドップリと馴染む。


縦誘いを繰り返し、突き刺さるアタリで釣れ出した。型も浅ダナよりも良い(^O^)


でも、更に魚の寄りが多くなると、馴染まなくなる時もある。

そこで、少しずつハリスを積めていく。

すると、19㎝でこの日1番のラッシュが訪れた。


アタリは、ウキを沈没気味まで一旦入れて、2回程の縦誘いをした直後の『ドカッ』

そこでアタらない時は引き誘いを入れるとウキが消える。


このまま釣れ続くかに思われたが、この日はそう簡単には事が進まなかった。


アタリがピタリとなくなってしまう。


そこで8尺を出す。

タックルはウキが『みなも8』に変えた他は大きな変更はしなかった。

9尺でかなり餌を打ち込んでいたので、すぐにアタリが出てもいいようなものだが、意に反して動かない。

すぐに8尺を諦め9尺に戻す。


バラケにBBフラッシュを入れて、まとまりのいい餌にし、ハリスを40㎝に伸ばす。


スレが多く、ウキが馴染まなくなるときもあったが、一番動くセッティングを探し、ポツポツ拾っていく釣りを心掛けた。


下ハリスを40から45㎝にして、下針を7号と大きくし、ウドンも大きく付けた。


バラケは基本的にはボソッ気の強い餌のままだが、ナジミ辛く感じたらBBフラッシュを追い出し、丁寧に針付け沈没させるくらいにタナを意識した。


渋い時の縦誘いは慎重にやった方が良いようで、そっとやるように気を付けた。


ハリスが40㎝を越えるとバラケが抜けた直後の下げ誘いが、かなり有効だった。

しかも、この誘いで釣れてくる獲物はどれもデカかった(*^o^*)


我慢の釣りを1日通し、納竿の14時を迎える。


39枚 25㎏


全体的に苦戦しているようだったので10位以内には入っているかなぁと思っていたが、なんと、優勝することが出来た。


我慢の釣りが実った1日になった。


tom


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