シマノジャパンカップ椎の木湖予選会

『3度目の正直』でもダメだった前回の予選会。

もう後がない4度目の挑戦になってしまった、シマノジャパンカップ

今まで何度、この『分厚い壁』に跳ね返されてきたことか‥‥‥‥

今回は、ちゃんと日曜日のタフコンディションの中で試釣が出来た。

試釣では8、9、10尺のチョーチンウドンセット、8、9、11尺のメーターウドンセットを試した。

手応えを感じたのは、9尺チョーチンと9尺メーターの2つ。

本番は、試釣で得た感触とのギャップをドコまで埋められるか、に限る!(b^ー°)

朝は薄い長袖を羽織り、コンビニではおでんが美味そうな湯気を立てている。

すっかり秋の空気に包まれた早朝。

椎の木湖には、全国行きの最後の椅子をかけた熱い戦いをしに、300人を越す参加者が集まった。

9月26日(土)

大会本部で座席抽選をする。

朝一は浅ダナ、おかしいな?と思ったら即チョーチンで行こうとプランニングしていた為、深場を引きたかった。

座席番号にもなるゼッケンを箱から引くのだが、その箱が4つに別れている。
何となく手前の箱に手を突っ込み、最初に触れたモノを選んだ。

3号桟橋、GOLF場向き、渡りから奥に4席目♪
心の中で控え目にガッツポーズ(^O^)

言い訳の出来ない場所に入れたので、とにかく集中して、1回戦を通過したい。1ブロック30人中、5人通過と狭き門だ。

競技時間は7時〜11時までの4時間勝負。

先ずはプラン通り、9尺のメーターウドンセットから。

道糸0.8号
ヘラウキ『葉舟・槐・超パワー系45』
ハリス上0.5号8㎝下0.4号27㎝
針上7号、下5号

バラケ
ペレ匠デカ粒0.5+同顆粒0.5+水2+鬼武者1+ペレ匠ダンゴ1+華々1+若武者0.5+軽グル1

食わせはいつものタピオカ。

大会本部の合図と共に7時ジャストに第1投。目標は時間5枚。

試釣で良かったバラけのサイズは親指の頭大と大きめだったが、それは、それだけ食い気のある魚がいたから、成立したサイズだったと思う。

なので、小さめから様子を見て、魚の状態に合わせて大きくしていく。

3投目で弱い触りは出てきたが、釣れそうなそれとは程遠い。

最近の浅ダナはホント難しく、タナに魚が居ない状態が当たり前になってきた。

オモリよりも上にはたくさん居るように思う。その魚達をどう捌くか。

開始5分で突然の消し込みアタリで1枚ゲット!周りでは早い方だったが、後が続かない(>_<)

弱い触りだけで落とさないので、下ハリスを35㎝に伸ばす。
その1投目でナゼか上針にヒット。1020グラムの表示。

一向に良くならないのでハリスを更に伸ばし40㎝に。

カラツンは増えたがヒット率は下がった。

1時間経過して4枚。

チョーチンをしている人が多かったが、目立って絞っていたり、アワセている人がいないので、もう少し浅ダナを続ける。

遠巻きの魚を狙う為の長ハリスは、良くならないので短ハリス+軽いバラケに変更。

とろスイミー0.5+粒戦1+パワーX1+水2+セット専用バラケ1+GTS1+軽麩1

下ハリスは22㎝
針は5号

力強いアタリにのみ的を絞る。

水中では軽い麩がウドンの回りに漂うイメージ。

ハリスを短くした分、ウキの動きに派手さは無いがアタればヒットする。

しかし、そのアタリがなかなか出ない(>_<)。。。
たまに、ハリスを伸ばすとカラツンしか出ない。エサ付けも毎投のように変化させて、アタリを出そうと努力した。

これでダメならチョーチンにしようと、ウキをサイズダウン。

『槐・超パワー系45』→『槐・超パワー系40』へ
再開して何投程打っただろうか。全く良くなる兆しが見えない。 それに比べてチョーチンをしている人のアワセの回数が増えてきた。

2時間経過で8枚。残り2時間でどこまで追釣出来るか。

9尺チョーチンウドンセットに変更。

道糸1号
ヘラウキ『葉舟・槐・極太パイプトップ8』
ハリス上0.5号10㎝、下0.4号55㎝。
針上8号、下6号。

バラケ
ペレ匠デカ粒0.5+同顆粒0.5+水2+鬼武者1+ペレ匠ダンゴ1+若武者1+軽グル1+華々0.5

食わせは変わらずタピオカ。

再開後、すぐに触りが出るかと思ったが意外に静かなウキの動きに焦った(-o-;)

まず、しっかりタナに魚を溜めていこうと、沈没するようにバラケを付ける。大きさは500円玉位とデカイ。

縦誘い後の小さなチクッで9寸クラスの狙いと違うヘラがヒット。

しかし、後が続かない。試釣では、このハリス寸でイレパクになったのだが、この日は違うようだ。

どうも、長いハリスは浅ダナでも良くなかった。

『食ってくるヤツはバラケの近くにいるんじゃないか?』

ハリスを30㎝に。

力強い消し込みで釣れてくる。
たまに、カラツンが出るので、
『ダメなら元に戻せばいい』

と、どんどんハリスを詰めてヒット率にこだわった。

すると、20〜22㎝の短ハリスで連チャンする。

チョーチンに変えて1時間。ここまでで自分なりに見えてきたことがある。

一旦ウキは沈没させるが、縦誘いはかなりそっと行い、トップが出てきたら、引き誘い。
そこで触りが出たら、引き誘いを入れながら少し『待つ』

時間にしたら最大で10秒程だろうか?

短時間勝負の中で、待つと言うのは、自分的には勇気のいることだった。

しかし、少し待った後に『ドカッ』と入るアタリでキロフィッシュが連発!

残り時間が30分を切る。自分を信じてちょい待ちの釣りを続け20枚、16.7㎏

ブロック3位で1次予選突破。

2回戦は50人中8人が全国大会進出と、またまた狭き門。

1回戦の各ブロックの結果を聞いていると、場所によって釣果に大きな差があった。

自分がいたブロックは攻め過ぎは禁物だったと思うが、場所によってはイケイケだったのかも知れない。

はたして、2回戦が行われる5号桟橋ではどうか?

抽選で釣り座を決める。

渡り手前5席目。しかし渡りから2席は空けてある。右側には渡り桟橋まで2人しかいない。

2時間後には決着が着く。

12時ジャストに競技開始。

9尺チョーチンウドンセットで始める。

周りは8尺チョーチンウドンセットが圧倒的に多い。

少し長めの33㎝の下ハリスを付けて、後はエサ、セッティングは1回戦と同じ。
思いの外、ウキが動かない。
釣れてるのは8尺だ。
焦らず、じっくりタナを作ろう。勝負は後半の1時間!

開始20分後にやっと1枚。やたらと小さい(-.-;)470グラム。

やはり、短ハリスか?
20㎝に。

弱い触りの後に飛び込む『ドカッ』

穂持ちまで水中に突き刺さる。
ノッシノッシと上がってきた魚は、自分の釣りに自信を持たせる1280グラム。

エサは1回戦よりもボソッ気があった方のがウキは動く。

しかし、1時間が経過して5枚と奮わない。

もっとアタリが出ないものか?

良く絞っている人はハリスが40〜50㎝と長い。

気持ちが揺らぐ。

ここまでやってきた釣りに自信が持てなくなってきた。

アタリ欲しさにハリスを45㎝に伸ばす。
カラツンが連発する。エサを小さくする。
ナジミが浅くなる。
今度は硬くする。

サワリが遠のく。

また更にハリスを伸ばす。

カラツンの末に動きが弱くなる。

巻き返すはずだったラスト1時間で完全に迷路に入り込んでしまった(ToT)

残り30分のコールが流れる。ここまでで9枚。トップはどれくらい釣れているのか分からない。自分は今何位くらいなのか?

正直、迷路に入り込んでしまった時に諦めかけてしまった。でも、出掛ける時に、いつも一番近くで応援してくれている妻に言われた一言が脳裏をかすめた。

『最後まで諦めちゃダメだよ(≧ε≦)』

このままでは悔いが残るのは明らか。

たとえ通過出来なくても最後の最後までベストを尽くそうo(`▽´)o

少し頭の中を整理する。
1回戦と違うところを直す。

下ハリスを22㎝に。
1回戦より開くバラケに軽グルをパラパラ、丁寧に付けてウキを沈没させる。

そっと縦誘いをしてバラケが削られ、トップが出てきたら引き誘いを小さく繰り返す。

弱いサワリが出る。

誘いをかけるのを止め、少し待つ。。。『ドカッ』とトップが水中に消える!

残り15分で3枚を追加。14時、終了の合図が鳴る。

12枚 10.40㎏

結果を聞いて全身の力が抜けた。

8位の予選通過者との差は1.3㎏。10位だった。。。

自分の釣りを信じられず、長ハリスにしてボケてしまったことが悔やまれる。

でも、得るものはあったと思える1日だった。今日の思いが今後に生かされるように、もう一度自分自身を鍛え直さねば。。。

しかし、、、、、、、悔しいなぁ〜(┳◇┳)

tom


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