クラブ対抗予選in三名湖
季節の変わり目をいち早く感じるのは、恐らく釣り師かも知れない。
自然界が夏から秋に移り行く最中、まだ夏の真っ只中にいるような男達が、熱いバトルをするために、群馬県藤岡市に位置する、超メジャー釣り場『三名湖』に集結した。
8月29日(土)
マルキュークラブ対抗戦予選会が行われた。
所属会のメンバーで構成されたチームは、去年と一緒。
昨年は予選を勝ち抜き、決勝の椎の木湖にコマを進めたところ、全く歯が立たずに涙を飲んだ。
今年こそ決勝で良い釣りをしたい!と、既に予選を通過したかのような思いで、予選会に臨んだ。
それぞれが試釣した感触を話し合い、長竿は捨てて、水面から短竿チョーチンでの釣りに意見がまとまった。
あとはポイント。恐ろしい位の魚影を保持する三名湖でも、160杯を越す舟数と、トーナメントプレッシャーで、外したら釣れないと言う危険は予想出来たので、慎重に話し合って決めた。
出船順にもよるが、各3人の行先が決まった。
そして、出船順のくじ引き。
最近引きの強さを自負するまでになった自分が、チームを代表して引いた。90名中、12番、25番、32番と、まぁまぁな順番だった。
自分はチーム内では最後の出船にした。
と言うのは、他の選手の入り具合によって、ポイントを選びたかったから。
仲間は金市田ワンドに1人、旧石切前の中央ロープに1人。
自分は迷っていた。
新石切の対岸に一旦舟を留める。
完全に固定せず、辺りを見渡し様子を伺う。
すると、旧石切ワンドに1人しか居ない。
今までに1回も竿を出したことのない場所だが、人が居なければ『あるょ!(b^ー°)』と聞いていたので、迷わずワンドに飛び込んだ!
しかし、後からも人が入ってしまい、スタート時に5人も並んでしまった。
逃げようかとも思ったが、モジリがその気持ちを打ち消したo(^-^)o
天気は晴れ。
気持ちの良い空気の中、高まる気持ちを抑えながら準備を進める。
まずは中間な長さの竿から様子を見る。釣り方はチョーチン両ダンゴ。
竿11尺
ミチイト1号
ヘラウキ『葉舟・紅セミロング10』
ハリス上下0.5号65-50㎝
針上下バラサ7号
グルバラ1+ガッテン1+パウダーベイト2+GTS2+水1.3
一発仕上げのネバボソ。
エサ打ち開始が6時05分。
まずは集魚。親指の頭大とやや大きめにラフ付けして、ナジんでは切るを繰り返す。
5投程でナジミ途中に触りが出た。
エサをシッカリ付けて揉まれてもナジむように気を付けた。
8投目、強い触りの後にトップ先端まで3目を残して『ドカッ!』と消し込み1枚目。
いきなり黄色味かかったイカツイ獲物にヤル気がみなぎる。
カラツンを大事に、決して待つことはせず、強気な攻めのスタイルで釣り進む。
力強いアタリにのみ手を出していき、スレが少なかった1時間目は15枚。
上出来なスタートを切れた(^O^)
次第にウキが立った直後のボディアクションが激しくなって来たため、9尺をスタンバイ。
主なタックルに変更はなく、ウキが『葉舟・紅セミロング8』に変更。
予備竿は1本まで許されていたので、11尺にいつでも戻れるようにと、脇に置いておく。
9尺にすると、すぐに釣れ始まったが、釣れる時のアタリは付け根のチクッか、触りがあまり無いままナジ切り、一呼吸置いてからのドカッ!と入るもの。
中間の10尺が良いのかなぁと、思いつつも続けて2時間経過の8時05分に26枚になり、フラシ交換。
決して悪くないペースなので、このまま、大きく変更などせずに釣り進もうと決める。
エサは作り替え時に、毎回微妙に変えていた。
カラツンが多かった為に2回目のエサは、1回目のグルバラを抜きガッテン2+パウダーベイト2+GTS2+水1.3
3回目のエサは持ちを良くする為に、ガッテン2+パウダーベイト2+BBフラッシュ1+GTS1+水1.3。
どのエサでもそこそこは釣れた。
後はロッドワークだなぁと思い、11尺を仕舞い10尺をだす。タナをダイレクトに狙い撃ちするつもりだ。
だが、意に反して効果を得られず、ポツポツペースになってしまった。
試釣時は、ダンゴで決めれずに、ヒゲで良い釣りをした。
だから、ここで10尺チョーチンのヒゲセットにチェンジ。
ミチイト1号
ヘラウキ『葉舟・紅・カーボン脚8』
ハリス上0.5号8㎝ 下0.4号16㎝
針上セッサ8号、下バラサ5号
バラケはそれまで両ダンゴで使っていたものを使用し、タッチを探りながら釣っていく。
長いハリスの後に、このような短ハリスでは、ホントに釣れるのかよ〜(-o-;)と不安になったりもする。
その不安を打ち消すかのような、鋭いアタリで良型のヘラが釣れたのは、セットに変えてから3投目。
それから、周囲が沈黙するなか、ポツポツペースを維持することが出来た為、これで良いものと思ってしまった。
11時半頃3つ目のフラシを下ろす。
10尺で動きが悪いと8尺に変更して目先を変えて釣ったりと、ゴマカシながらの釣りになっていった。
仲間の様子を伺うと、みんな厳しい状態。でも、長竿は釣れているとの話しに『そっか(・o・)』
と、慌てて21尺を出す。両ダンゴで1投目からウキがなかなか入って行かない。ハリスを詰めたり、エサを大きくシッカリ付けたりすると、ようやくナジミ幅を出し始める。
魚は下にいた。
21尺では長すぎる感じがしたので、即18尺に。
ウキは『葉舟・紅セミロング13』
を使い、やや大きめなウキで一気にタナにエサを届ける。
残り時間はあと30分。
最後の最後まで諦めずに竿を振った。
なかなか、エサが合わせられず、18尺に変更してからの30分間で3枚追釣したのみ。
64枚 29.8㎏
セットにする前に長竿を出さなかったのが反省点。
チームは総合7位で決勝に進むことが出来なかったが、3人で力を合わせて戦い抜いたことの充実感で一杯になった。
また、来年もリベンジだ(^◇^)┛
tom
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