シブいぞ冬の椎の木湖

2018年1月21日。厳寒期真っ最中の日曜日。
「つり処椎の木湖」で冬のシブーい地合いを堪能してきた。


今日のテーマは、冷え込み厳しいこの時期のド定番「抜きセット」の練習。
昨シーズン初めて覚えた釣りで、今シーズンはまだそれほど回数を
こなせていないのだが、大好きな釣りなのだ。
特に好きな釣り場である椎の木湖で、正月以来久しぶり(?)の釣りなので
気合十分で臨む。


AM4:30前に釣り場に到着。やはり超一級管理釣り場
例会予約は200名とのことで早朝から混雑している。
我々一般入場組は、例会の人たちの後、釣り場に入る。
当然ながらこの時期人気のゴルフ場向きは例会組だけでいっぱいだが
それほど風が強くなりそうでもないので、
5号桟橋625番に店開き。水深は5.5mと文句なし(^^)v


それにしても夜明け前からの濃い霧が晴れない。
あたり一面真っ白、非常に幻想的な雰囲気でなんともいえないのだが
ここは椎の木湖。へら釣りにそんな演出はいらない。。。
「ウキ見えんの?」という感じだ。
そんなことを考えていたら、もともとメーターをやろうか迷っていたのに
うっかりチョーチン用のバラケを作ってしまった(^_^;)
まずは手堅く深めのチョーチンから入ってみる。


竿:14尺
タナ:チョーチン
ウキ:葉舟「創・浅ダナPC0.8mm」6 号。
細PCムクトップ(0.8mm径)14cm、ボディー6cm、足7cm
エサ落ち目盛は全11目盛中、クワセがついた状態で先端から1目盛出し。
ミチイト:0.8号
ハリス:上0.5号、下0.4号。8−60cm。
ハリ:上バラサ7号、下サスケ2号
バラケ:
粒戦100cc+細粒50cc+サナギパワー100cc+水200cc
5分程度吸水させ、セットアップ200cc+GTS100cc
(適宜水溶きした粒戦と少量の軽麩で調整)
クワセ:コーラ感嘆&軽さなぎ漬けの力玉大粒(ほとんどコーラ感嘆だが、適宜力玉も併用)


第一投は7時15分。とても冷え込んでおり、竿と竿掛けが凍ってくっついてしまいそう。
ストーブを持っていないので、エサ付けの感覚がなくなってしまわないよう
カイロをさわり手を温めながらながらエサ打ちをしていく。
完全な抜きセットの想定で、タナに入る前にバラケは抜けてしまっているはずだ。トップがエサ落ちまで沈んだら、縦誘いを入れつつアタリを待つ。


ウキが動くには時間がかかるだろうと思っていたが
10投位すると気配を感じるようになり、開始15分位で1キロ超えの
いい魚がファーストヒット。周囲では早いほうなのでとりあえず一安心だ。


次投もヒットでいい感じの滑り出しだったのだが、どセンターに刺さっていた針がタモ入れ寸前に抜けて、残念ながらこれは検量機に乗せられず。
まぁ、この時期の小針なので仕方がない。。。(T_T)


開始1時間で3枚とそれほど悪くない滑り出しで、隣の16尺チョーチンと比較してもウキの動きは悪くない。
14尺でアタリが遠かったらより深くしようと思っていたが、このまま14尺で続行することとした。


あれだけ辺りを深く覆っていた霧は比較的すぐに晴れて8時半頃にはすっかり快晴になった。
この頃から日差しの影響か、魚の動きが変わり糸ずれのような動きも出るようになった。
さっき釣れていたアタリで空振りが増えるようになる。


ハリスを詰めれば、早いアタリで1〜2枚は拾えそうな感じだが、後が続かなくなるだろう。とりあえずクワセを、さなぎ感嘆から力玉に変えてみるが、動きが出ない。
そのうち縦誘い直後の、クワセエサが高い位置で反応が出るようになったが
空振りになるので、上ずったかと思い水溶きした粒戦を少量加えてみた。
だが、これが逆効果だったようでますます余計な動きが増えていく。
それならと、エサの開きを抑えるために少量の軽麩をからめ、タナに入るエサの量を少し多くしてみる。
トップが沈没したら強めに竿をアオり、塊でズルっと抜けるようにするイメージだ。
少し反応がよくなったので、エサ付けの加減で多少タナまでバラケを持たせ、
竿をアオって強制抜きするようにするとアタリが復活し始めた。
エサに合わせて、エサ落ち目盛も1目盛出し→2.5目盛出しとするとペースが戻り、時間4〜5枚ペースとまずまずな感じになった。


「創」は、チョーチン抜きセットに◎のウキで、必ずといっていいほどこの時期はこのウキからスタートする。
PCトップは0.8mm径、ボディー径は5.2mmで、細すぎず比較的オーソドックスな仕様なので、とても弱いバラケからやや強気のバラケまで、幅広く使うことができる。
特にこの時期の釣りに重要なトメ、サワリがはっきりと出て「手を出すべきアタリ」がとてもわかりやすいので、この釣りは未体験という方や、これから上達したいという方(僕もそうですが)に自信を持っておすすめできる逸品です(*^_^*)


13時すこし前になると、またアタリが少なくなってしまったので、タナが上がったかと思い、11尺を試すことに。


11尺は魚っ気があるが、時間帯的に食い渋りタイムに突入したこともあるのか、14尺と比較するとやや気難しい感じがしたので、ハリスの長さは60cmのまま針を軽玉針1号にチェンジした。
また、風もなくもっと軽い仕掛けでアプローチできそうな感じがしたので、
ウキを同じ「創」5(0.8mm径PCムクトップ12cm、ボディー5cm、足7cm)とし、できるだけ動きを多く出しながら釣っていくイメージとした。


痩せた「がさベラ」が釣れてくる時は、柔らかい弱めのエサを比較的高い位置(水面に近い位置)で抜き、型のいいパワーのある魚が、入ってきたような時はボソっ気のあるエサを一旦タナまで入れるようにするとよかったように思う。
後半ややペースが落ちたが、15時の終了までに29枚とそれなりに納得できる内容で終わることができた。
できればあと1枚釣りたかったけど、それはまた今度頑張るということで。


厳寒期のへらぶなに対し、繊細な釣りでアプローチしていったが
さすがは椎の木湖、ヒットすると硬式竿を根元までぶん曲げてくれる
すばらしいファイトを見せてくれる。これだから冬の椎の木は面白い。


葉舟「創」で、真冬のへらと真っ向勝負。読者の皆様も是非、お試しください!


ゆうすけ


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