秋空の間瀬湖

秋も終盤にさしかかった間瀬湖で、このブログでもお馴染みの「こうじ」さんと遊んできた。
風に悩まされたものの、紅葉の気配を纏った綺麗な景色の中で、秋らしい釣りを楽しむことができた。


三連休最終日の11月5日(日)
空が明るみ始めた午前6:00。車を降りると、平地とは違いすっかり冬の空気に包まれている。
今シーズン初のダウンを持ってきて正解だった。
日曜日ともあって一力桟橋は既に7割ほど埋まっているが、ダム側の桟橋突端近くが空いている。
さっそく釣り座を構え、チョーチンセット釣りの準備に取り掛かった。
間瀬湖は東西を山にはさまれているので、釣り座に日が差すには少し時間がかかる。
山の先端だけが、朝日に明るく映し出されていた。


竿:8尺
タナ:チョーチン
ウキ:葉舟「茶」(プロト)7   PCムクトップ14cm、ボディー7cm、足7cm
エサ落ち目盛は全11目盛中、先端から5目盛出し。
ミチイト:1号
ハリス:上0.6号、下0.5号。8ー45cm。
ハリ:上バラサ7号、下サスケ4号
バラケ:
粒戦50cc+とろスイミー50cc+水200cc
5分程度吸水させ、パウダーベイトスーパーセット100cc+セットアップ200cc+サナギパワー100cc
クワセ:力玉大粒(さなぎ粉につけたもの)


6:30過ぎに第一投。状況がわからないので、まずはタナに魚を呼び込むイメージで、ややラフ付けのエサをテンポよく打っていった。
左隣で先にエサを打ち始めたこうじさんは、早くも1枚掛けている。
こちらはやや出遅れたが、10分程した頃にはウキが弱いさわりを出すようになり、ようやく魚の気配を感じるようになった。
バラケを促進する強めの縦サソイを掛けた後のフリーフォールで、エサの重みで沈んでいくトップがズバッと力強く消し込んだのを捉え本日のファーストヒット。
何度釣りに来てもいつも感じる、至福の瞬間だ。
水面に顔を出したのはコロッとした30cm位のへらぶな。


悪くないスタートにテンションも上がり、エサ打ちにも力がこもる。
しかし、そんな期待は水の中にいる魚にも伝わってしまうのか、カウンターがなかなか進んでいかない。。。
一旦なじんだエサが抜けた後の「カチッ」というアタリはあるのだが、空ぶってしまう。こうじさんのほうも同じような感じに見える。
「もらった!」と思えるようなアタリでの空振りもあり、しばらく探りながらの釣りが続いた。


こういう時に同じことばかりしていてもつまらない。
魚が上ずり気味で空ツンになっているのかも、と思い魚に下を向かせるイメージでバラケに粒戦を足し、ややしっかり目に付けたバラケをタナに入れるようにした。
すると、散発ではあるがバラケが抜けかけた状態で出る強いアタリで、ポツポツであるが釣れるように。
ただ、それを続けてしまうと魚がいなくなってしまうので、しっかり開くエサも打っていき魚の興味を引きながら、寄りをキープすることを心がけた。


プロトタイプの「茶」は、もともとバラケがついている状態で、アタリが出るような場面での食い渋りを打開するために、工房にわがままを聞いてもらって、カスタマイズしたウキ。
だが、クワセエサの入りをゆっくり自然に演出できるため、バラケの抜けかけ〜抜けきった状態でもしっかりとアタリが貰える。
ウキの性能にも助けられ、桟橋全体ほとんど竿が立たない中でも時間4〜5枚位のペースで釣れるようになった。


8時半頃になると、釣り座にも日差しが届いてきた。
そのためかわからないが、一席空いて右の方が10尺位のメーターで、いいペースで絞り出す。
型もチョーチンより一回りデカい。
強い風が吹くという予報を受けてチョーチンではじめたが
10時を過ぎても意外と風が弱く、流れもそれほどない。
間瀬湖は午後になると風が吹き始めるが、風が強くなるまでは、もともとやりたかったメーターセットをやることにした。
セッティングは以下の通り。


竿:9尺
タナ:1m
ウキ:葉舟「 春夏秋冬・春 」4.5   中細パイプトップ7.5cm、ボディー4.5cm、竹足7cm
エサ落ち目盛は全7目盛中、先端から4目盛出し。
ミチイト:1号
ハリス:上0.6号、下0.5号。7ー35cm。
ハリ:上バラサ6号、下サスケ4号
バラケ:
粒戦50cc+とろスイミー50cc+水200cc
5分程度吸水させ、セットアップ200cc+サナギパワー200cc
クワセ:力玉大粒(さなぎ粉につけたもの)


メーターセットのスタートは11:00少し前。
こうじさんも同じタイミングでメーターにして、浅ダナバトル開始!
一旦なじんだエサを素早くタナで抜き、エサが抜けた瞬間位のタイミングで出るアタリに絞り、5枚くらいまではいい調子で絞る。
間瀬湖特有の、掛けた瞬間の強烈な走りに竿がのされる感覚は、他の釣り場と比較しても引けを取らない。
水がとてもきれいなので、消し込むウキもよく見え、浅ダナ釣りが本当に面白い釣り場だと思う。


いいぞいいぞ、この調子♪なんて調子に乗っていると、12:00を過ぎたあたりから、恐れていた風が吹き始める。
魚はそれなりに寄っているはずなのだが、追い切れないほどの右流れ。
明らかにアタリの数が減ってしまった。
とりあえずエサをしめて、バラケの拡散範囲を狭めるイメージで打つと、バラケがついているところでサワリが出てきた。
魚を狭い範囲に集めていきたいと考え、下ハリスを35cm→32cmにする。
また、ウキを「春」のボディー4.5cm→5cmとした。
すると、深なじみでウキが沈没したところでのサソイに消し込んで、1枚ゲット。
このパターンかと思い、シメたバラケがついている時のアタリだけを狙っていくことにした。
しかし、それがよくなかったのかもしれない。
シメたエサを打ち続けていたことで魚の量そのものも少なくなってしまったようで、アタリのない時間が続き大きな穴があいてしまった。
その間にこうじさんはパターンをつかみ、いつの間にかリードされてしまった。


すっかり迷路に迷い込んでしまったまま14:00となる。
15:00までの釣りの予定なので、あと1時間でこの状況をどうにかしないと
また一週間もやもやしながら仕事かぁ〜(+_+)などと考えながら、こうじさんのウキの動きからヒントをもらうことにした。
やはりアタリ数が全然違う。
どうやら、バラケが抜けたところでアタリをもらっているようだ。
こちらも少しエサを開かせるようにエサ付けして打っていくと、徐々にキレのある動きが出始めた。
もう少しサワリを増やしてアタリにつなげたいので、下ハリを4号→3号に変更したところで、2目盛なじんだウキが静止し、ドン!と入った。
次も同じパターンで、3/5の高確率でヒットさせることができた。
今日一番の40cm位の良型も顔を出す。
少し打開策が見えたところ、このペースで最後の1時間追い上げようと頑張ったのだが、結局浅ダナバトルは20対15でこうじさんに負けてしまった。


最近の、特にセット釣りでは、一日同じパターンで釣りきることは困難で
ぎりぎりの線でいろいろな手を使いながら、一番アタリがもらえる方法を探っていくことがとても重要であると感じている。
要は「決めつけてかからない」ということなのかもしれない。
言うだけであれば簡単なのだが、これが今の自分の課題であるとも思っている。
今回の釣りも、それが試された内容だった。
風流れ=シメたエサというのはセオリーに近いと思うが、そればかりを引きずってしまったことで、釣れない時間が長くなってしまった。
結局うまくいかなかったけれども、改めて次回以降の釣りでの課題を見直すことができたので、大きな収穫だとプラスに考えよう。
一日トータルでみると15:00までで35枚。なかなか難しい釣りであったが
秋らしい絶好の天気の中、管理釣り場とは違った綺麗な魚が遊んでくれたお蔭で満足の釣りができました(*^_^*)


さて、来週末はどこにいこうかな。


この度、葉舟とゆかいな仲間たちに記事を投稿させて頂けることになりました。
釣りのほうは葉舟さんやtomさん、こうじさんのようにはいかず、未熟者のですが、頭の中はいつも釣りのことばかりの「釣りバカ」です。
これから、自分の勉強の意味も込めて少しずつアップしていければと思ってます。
拙い記事になるとは思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。


ゆうすけ


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葉舟ホームページURLは以下の通りです。
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