2016M―1cup清遊湖予選

3年振りにMー1cupの清遊湖予選会に出ることになり、大会本番の最も近い日曜日に試釣に行った。

今年は、申し込みの先着順にエントリーとしていた昨年までと違って、厳選なる抽選によって、当選した人が予選会に参加出来ると言う。
なので第一関門は、運次第となった。
その関門に引っ掛かって出場出来ない友達が、試釣に付き合ってくれ、大変ありがたかった(^-^)


この時期の清遊湖へは久しぶりの釣行である。
過去の経験から、11〜13尺のチョーチンで渋いなりに拾える、という印象だった。
しかし、しかし。蓋を開けてみたらびっくりするくらい釣れないのである。
正直に書くと、試釣では1枚しか釣れなかった。
多分、遠目で見てる人からしたらもっと釣っていたように見えたかもしれないが、あとは口周りのスレ。
食いたくないんだなぁ〜と思える感じだった。
でも、そんな中、18尺の沖宙が、コンスタントに絞っていた。
釣れてくる魚もほぼ新ベラ。
恐らく当日は、この釣り方を選択する選手は多いだろうが、自分的には藁をも掴む思いで、その沖宙に賭けるしかなかった。


2月11日(木) 祝日
少し早目に家を出たので高速を使わずに、下道で向かった。
下だと自宅から釣り場まで、1時間ちょっと。
その間、餌はどんなものから入ろうとか、竿は何尺でウキは何を使おうか?などとは一切考えなかった。
この日ほど、釣り方に迷いが無い日も珍しいくらいに、選択肢は一つ。
釣り座の抽選も特に浮き桟橋にこだわりはなく、どこでも良いよ〜みたいな感じで引いたら、浮き桟橋。
中央桟橋入り口から3番目。
当然何席かは抜いてあるので、そこそこ水深はあったと思うけど、チョーチンはやらないので、その辺もあまり気にしなかった。
友達は手前過ぎてあまり良くない場所が当たっちゃったね、と言うような悲観視もしていたが、自分的には、対岸には誰も居ないし、3年前もこの辺りで抜けてるし、悪くないぞ!
と、むしろ上がる思いだ。


快晴無風で長竿日和(^○^)
開始までの時間に余裕がないので急いで準備に取り掛かる。


竿17尺
タナ、2本
ウキ 葉舟 みなもカーボン脚 8ボディー8センチ、パイプトップ、カーボン足
バランスは食わせを付けて4目出し。
ミチイト 0.6号
ハリス 上0.5号10センチ、下0.3号70センチ。
針 上、極ヤラズ8号、下、クワセマスター2号。
バラケ
粒戦1+トロスイミー0.5+セットガン1+水2+セット専用1+GTS1+パウダーベイトスーパーS1
クワセ
力玉軽サナギ漬け、感嘆。


試合開始は7時15分だった。
まず、打ち始めはチモトのみを軽く押さえただけのラフ付け。クワセは玉で、ポンポン打ち込んでいく。
10分位で何にも動かないので、少しまとまりを付けて、馴染みをしっかり出して様子を見ていく。
動き出しは遅いはずだと分かっているので、慌てることはなかった。
同じブロックで最初に絞ったのは、6席程奥の沖宙。
やはり沖宙を攻めている人は全体的にも多かった。
次にヒットしたのは一番手前ヘチの12尺抜きチョーチンセット。
この方は、後に入れパクになった。
ホントに凄い釣れっぷりだった。


一方こちらは、なかなか触りらしいものもなく、あ〜魚居ないなぁ〜と言った感じ。
でも、必ず新ベラの回遊があると信じて餌を打ち返す。
タナは2本から始めていたが、動かないのでウキ1本ずつ深くしたり浅くしたり探っていく。
1枚目は、ウキから目を離している時に当たったようで、ウキに目をやると水面上に出ていたはずのものが無くなっていたと言うラッキーなもの(^^)
開始から45分が経っていた。
狙いの新ベラではなかったが、今日は、ツイてるかも!と思えた。
これから触りが出るかな?
と淡い期待は見事に裏切られ、次の投は微動だにしない(T_T)
クワセは力玉と感嘆と打ち分けるもあまり効果がない。
でも、僅かながら下ハリスの馴染みきるまでの時間が長くなる。
出来ればこの倒れ込む間に出るアタリで釣っていきたいのだが、その狙いのアタリは出ない。
2枚目は馴染み切ってウキが返してくるときにムッと押さえたもの。
アタリは小さい。
時間の経過と共にこの日の厳しさが身に染みてくる。
針をクワセマスターの1号にする。
下ハリスの張りをゆっくりにして、アタルチャンスタイムを広げる。
下ハリスの馴染み途中でハッキリとした触りはなく、先端1目残しまで馴染んだウキがゆっくり1目〜2目返す時に触りがあれば、アタリがもらえる。
逆を言えば多少の触りがないときは、まずアタらない。
当然全ての動きに手を出すが、カラもある。
でも、このアワせる動きがあるだけでもありがたい。
渋いなり方向性が見えてきて楽しくなってきた。
餌はボソッ気が多少残る小エサ。
弱い触りがあって落とさない時は、トップの黒帯が微かに沈む程度のテンションを掛けるとムズっと半目にも満たないようなアタリで釣れてくる。
9時を過ぎると、ハリスの倒れ込みがゆっくりになり、早めのアタリで釣れて来た。
しかも、狙いの新ベラ。
これが3枚目。
そのあとも毎投ではないものの、下ハリスの倒れ時に何となく気配を感じる。
ハリスのたわみでアタリが消えてるのかな?
そう思って、針をコムの3号に、ハリスを55センチ、食わせを力玉の大粒に変更。
変更後に、触りが消えたらすぐに戻すつもりでいたが、この日はこの変更が大きかったように思う。
馴染み途中で微かにムッと入るアタリには積極的に手を出して、馴染みきって返す時に触れば待つし、触らずに1節浮上するなら即切る。
前半終了までに6枚となり半分が良型の新ベラ。
と言っても6枚である。渋過ぎ(>_<)
休憩時間に情報交換をしていると、6枚でも悪くない様子。
後半に望みをもって入れた。
この大会は参加者全体で上位6名、その人達を除いた各ブロック内上位2名が通過となる。
後に関東代表決定戦となる第2ラウンドもあるため、割りと通過人数が多い。
朝から時折吹く向かい風が、沖宙をやる上でとても厄介。
上手く振り込めない時も結構ある。
でも、後半開始からは風が静かになり、ピンポイントで打ち込めた。
開始から5分もしないでスバ消しで旧ベラが上針を食ってくる。
しかし、その後がまた動かないので、タナを深く2本半にしてみる。
すると、直後から気配がある。
触りのある投が増え、狙いの下ハリスの倒れ時にチッと入る極小アタリで型の良い新ベラがポツポツ釣れ出した。
触りもなく、馴染みきってしまってもゆっくり1目返す時に触りがあれば、チャンスで、小さいアタリを見逃さないように手を出して行った。
食いが渋くなるハズの12時過ぎから最も気配を感じる事が出来、この日のピークと言える動きをしている時に悲劇が…(T_T)
これだ!とアワせた瞬間に穂先近くでプツン!
一瞬、頭の中が真っ白に。
魚は付いているようでウキが上下に動きながら移動していく。
時折消し込む。
最悪だ(-_-;)
とりあえず、気持ちを落ち着かせて、17尺を仕舞い、18尺を出す。
ウキを回収したかったが、18尺では届かない所まで行ってしまったし、何より周りに迷惑をかけれない。
ウキは同サイズのスペアがないので、1つ番手を上げて『葉舟・みなも9』(ボディー9センチ)に。
良いときだっただけに、歯痒い思いだが、気持ちを落ち着かせて、ウキのバランスを取る。
本当なら開始前にこのウキのバランスも取っておくべきだった。
反省点だ。


貴重な時間を大分ロスしたが、必ず釣れると言い聞かせて再開する。
新ベラは群れで動く為に、過ぎ去ってしまうと急に静かになる。
旧ベラが均等に居るなら多少の動きはあると思うが、全く動かない。
こんな時こそ根気強くエサ打ちをしなくてはいけない。
この日は開きすぎは御法度なので、魚が居る居ないに関わらず小エサを打ち続けた。
もし、新ベラが廻ってきたときに、その気配を確実にウキに表すため。
竿を変えてから運が悪く向かい風が強くなってきた。
このまま終わっては通過は厳しい。
残り時間も少ないので、苦肉の策としてハリスを長くする。
80センチへ。
針はクワセマスターの2号にして、食わせは力玉の大小を打ち分ける。
18尺にして1枚は釣っていたが、だいぶ間が空いていた。
長ハリスにしてから久々に気配を感じる事が出来た。
そして、何とか貴重な追加を終盤に出来て、14枚でフィニッシュ。
とても貧果だが、一生懸命やった成果だ。


14枚、11.6キロ
総合5位の人と同重量の6位で通過出来た。
同じブロックから自分を含め3人が総合で抜けた。
全体で見ると、魚の濃いエリアだったのかな?
でも、初戦を突破出来て、とても疲れたが嬉しい1日になった。


tom

☆ 発売中!!
☆ 『隼』(はやぶさ)底・パイプ&PC
☆ 『樹』(いつき)浅ダナ&チョーチン抜きセット用
★ 『樹』(いつき)「チョーチン専用ウキ・パイプ&PC」
「浅ダナ専用ウキ・パイプ&PC」
★『創』(つくり)・『結』(ゆい)・『紅』(くれない)シリーズ。
★『葉舟工房』ホームページ開設&25周年記念ウキ。
『槐(PC&パイプ)』・『槐・超パワー系』・『柊・底 (PC&パイプ)』 
『槐・浅ダナ』

今回ブログ書き込みに使用された 「 みなも・カーボン脚 」のラインナップは下記アドレスにて、是非一度、御観閲下さい。
葉舟ホームページURLは以下の通りです。
http://yousyu-herauki1.server-shared.com/