ビン沼で例会。

所属会の例会も残り2回となり、年間優勝争いも、大詰めになってきた。
今年は、近年希に見る混戦で最後まで息を抜けない状態になっている。
先月の例会で、首位に立ったが、2位との差は200グラムと、1枚差もない。
ハッキリ言ってビン沼は不馴れだ。
なので10日位前に試釣をした。
しかし、その日は平日な上に爆弾低気圧の影響で超強風な為に、釣り場はガラガラ。
あまりあてにならない試釣だった。


10月18日(日)
現地集合時間4:30(^-^;
ビン沼の夜空は空気が澄んでいるのか、周りの街灯が少ないからか、星がたくさん見られた。


例会エリアは砂塚場所からトイレ下までと決まっている。
人気釣り場なだけに場所取りをしなければ1日が始まらないのだ。
なので、早めの集合時間。
4時過ぎには釣り場に着いたが、ほとんどの会員は着いていて場所を確保していた。
自分の場所を決めようとウロウロしていると、新しくボサが刈り取られ、新しく足場が作られている場所が空いていた。
毎日来ている常連に聞くと、2日前に刈られたとのこと。実績ゼロ。
少し悩んだが、面白そうなので入ることにした。
天理教の真下の位置だ。
5時位になってようやく明るくなってきた。
ゆっくり準備を進める。


竿11尺
タナ50センチ
ウキ 葉舟・みなも・カーボン脚 6ボディー6センチ、パイプトップ、カーボン足。
バランスは4目出し。
ミチイト1号
ハリス上下0.5号 40―50センチ。
針 上下バラサ4号。
釣り方は浅ダナ両ダンゴ。
単品A1+グルダンゴ2+オールマイティー山1+水1
5:40頃だったと思うが打ち込みを開始。
この日の納竿時間は16時。
長い1日だ。
これで釣れちゃったら何キロいくんだ?
その心配は全く必要ないことになるなんて、この時は思いもしなかった。
今までに餌打ちされていない場所なので、アタリ出しは遅いだろうなとは思っていたので、バンバン打ち返していく。
20分位経過すると、周囲でもアワせ始めた。
しかし、こちらは異常なし。
なんと、ここから2時間全くアタリを見ないまま8時を過ぎてしまう(T_T)
このような魚影の濃い釣り場で、ここまでポイント差が出るとは予想外だった。
如何に、日頃の餌うちが大切なんだな、と痛感した。
周りではほぼ全員オカメセットのようだが、アタリが頻繁にあるらしいがカラツンが多いと言っている。
釣ってる人でも10枚位なので、状態は良くないようだ。
ダンゴでやるのにも無理を感じずにはいられないので、釣り方をシフトする。
竿、ウキは同じでハリスのみ交換。
上0.5号8センチ、下0.4号40センチ。
バラケ
粒戦1+とろスイミー0.5+セットガン1+水2+セット専用1+GTS1+PBスーパーセット1
食わせ
力玉大粒サナギ漬け
浅ダナセットだ。
何とか魚を足止めしたい。
セットにすれば直ぐにアタルだろう…なんて甘い考えは、程無くして吹き飛んでしまった。
弱い触りは有るものの、明確なアタリはない。
魚の薄さは否めないが、魚は必ず廻ってくると信じ、馴染み切りをするのではなく、なるべくタナにバラケを止めてアピールする。


朝からタナの微調整はしているが、1メートル以上深くは探っていない。
どうもビン沼ではカッツケ〜80センチ位までと言う固定観念があった。
物は試しと、ウキをだいたい1メートル20センチ位まで移動。
すると、1投目から触り、アタリへと連動した。
この日初と言っていいアタリらしいアタリ(^^)
カラツンではあったが(^-^;
しかし、次投。
馴染み切った時にズバッと入り待望の1枚目。
開始から3時間近くも経っていた。
タナに突破口を見いだし、あとはセッティングやら、バラケの調整に集中する。
立て続けにヒットし4枚になる。
しかし、釣れてくる魚が小さい。
8寸〜9寸といったサイズだ。
常連曰く、普段はこんなに小さいのは釣れないらしい。
あまりバラケを開かしてしまうと、魚が離れてしまうようで、アタリまで連動しない。
かといって、粘って開かないようなバラケは最悪なので、開きのいい元エサに、浅ダナ1本を少しずつ混ぜながら、バラケをコントロールする。
そうすることで、毎投とまでは言えないが、それなりに動くようになりつつある。


深目のタナでカラツンをもらうと、どうしてもタナを上げたくなってしまう。
現状よりもペースアップするために行ったわけだが、この日はこの対応が良くなかった。
タナを上げた直後は釣れるものの、後が続かない。
それで、直ぐに深い位置にウキを戻せば良かったのかも知れないが、ビン沼≒浅いタナと言う先入観があって、40〜50センチのタナで粘ってしまう。
下ハリスの調整もそうだ。
これでいい、と言う決まりが見出だせず、アタリがないと伸ばし、カラツンが続けば詰めたり。針の大小もあれこれ試すも正解に辿り着かない。
しばらく出口の見えないトンネルに迷いこんでしまった。


この上ない秋晴れになったが、周囲の人達も対岸の人達も次第に絞る人が居なくなっていく。
昼になりチラホラ上がる人達も見られ、口々にこの日の不調を言っていた。
昼飯のオニギリを食べながら、釣りの手を休め、少し頭の中を整理する。
入釣場所の良い悪いは別として、ここまでに一番動きの良かったのはタナ深めのハリス長目。
バラケはネバボソでカラツンを我慢しながらの拾い釣り。
再開後はウキを1mの位置に戻し、少しずつタナを下げていき、ベストレンジを探ってみた。
ハリスも、長すぎると思われた50センチにし、針は少し重めの角マルチ3号に。
それまで、カラツン対策で25センチ前後の長さでやっていた。
すると、1投目からガチッっとアタリ釣れてきた。
内心ニンマリ(^ー^)
しかも、その後もアタリがある。
カラツンも多いながらも明らかに深目の方が魚がいると確信できた。
周りがアタらないとボヤいている時なので、ここで釣り込まないと前半の遅れを取り戻せない。
しかし、アタるが打率が低い(T_T)
ハリスが長いので少しずつ詰める。
45、40、35センチと徐々に詰めていく。
詰めたときは釣れるが、短くすると触りが少なく感じる。


ウキからオモリまで1m+50cmの下ハリスで1m50cm。
もしかして、ここが ミソ?
と思い、ウキをオモリから110センチの位置に、下ハリスを40cmに。
この日は水面から150cmあたりに魚がいた。
結果は直ぐに出た。
下ハリス50センチから少し短くなり、ヒット率も上がる。
ほんの些細なタナの微調整でこんなに状況が変わるものか!と驚いた。
アタリは、バラケが馴染み、その後に下ハリスが馴染みに入っている時に触り、その直後に出るもの。
ウキのトップ先端でアタリを取っていく。
下ハリスが張り切ったあとのアタリはほぼカラ。
理想通りの動きでアタってもカラになるときもあったが、この日は我慢。
これらの釣り方がやっとわかって、ラスト2時間でまとめることが出来た。
16時になり例会終了。
31枚、13.4キロ
昼近くまではどうなっちゃうのかなぁ〜と心配だったが、何とか優勝出来た。
この日のビン沼は、竿を拭いたタオルが真っ黒になるほど水が汚れていた。
水面には油のようなものも浮いていたし(--;)
もしかしたら、表層の濁りを嫌ってタナが深めだったのかな?
ホントの所はどうなのか分からないが、今後の参考になりそうな釣行になった。


tom


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