最後の宮沢湖。
8月16日(日)
お盆休みの最終となるこの日、飯能市にある宮沢湖で例会が行われ参加した。
宮沢湖へ初めて釣行したのは確か、小学6年の頃だったと思う。
今から約30年も前の話だ。
堰堤に釣り台を置いて、手持ちの最長尺でもある15尺で浅ダナを攻めた。
周りは21尺のドボンだった。
少しでもウキを沖目に立たせたくて、タナ50〜60センチの両ダンゴをやったが、当然オデコ。
今でも記憶に鮮明に残っているのは、それでも楽しくて、充実した時間を過ごせたからだと思う。
そんな宮沢湖が、来年の3月をもって営業終了。
なんでもテーマパークが出来るらしい。
今回も試釣なしのぶっつけで挑む。
会友からの情報で11尺の浅ダナと決めつけていた。
出船前に皆で話ながらポイントはどこが良いのか聞いてみると、とにかく空いてる所。
３組目の出船順で漕ぎ出すと、Ａ縦ロープが無人。
迷わず船をつける。
すぐ近くのＢロープ突端には試釣バッチリの会友が入る。
と、ここで思わぬ誤算が(--;)
後から出船したグループが続々とＡ縦ロープに着船(T_T)
まぁ、入っても3杯位までならなんとか人災は避けられると思っていたのだか、この日はなんと、8杯。
日曜例会をやってる以上、避けられない現実である。
気を取り直し準備に取り掛かる。
竿11尺
タナ 浅ダナ（80センチ）
ウキ 葉舟・槐パイプ 45ボディー4.5センチ、極太パイプトップ、カーボン足。
食わせ付きで3目出し。
ミチイト１号
ハリス上0.5号8センチ、下0.4号43センチ。
針 上極ヤラズ8号、下クワセマスター3号。
バラケ
粒戦1＋とろスイミー0.5＋セットガン山1＋水2＋セット専用1＋GTS1＋ＰＢスーパーセット1
クワセ
力玉大粒サナギ漬け
打ち初めはタナは深目、バラケはボソッ気強めのほぼ抜きのセットから入る。
予定ではタナは上がっていき、バラケはしっとり系になっていく。
しかし、予定通りに行かないのが釣り。
なかなか魚が湧いてこない。
試釣の時は直ぐに湧いてきたとの事なので、この日は状況が違うようだ。
とにかく序盤はウキを動かすことに専念する。
バラケも完全な抜きから、チョイ抜き、タナ抜きと抜き系で待たずに、集魚の為に打ち返していく。
15分程してようやく触りが出てきた。
弱い動きに手を出し、痛恨の引っ掻き(>_<)
でも、魚は完全には散らず気配はある。
１枚目は振り込んだ直後、ウキから目を離しているときに竿が引き込まれ、間一髪竿尻を掴んで良型ゲット。
その後、数投に1回アタルようになるもののヒット率が悪い。
2時間経過で4枚と、全く波に乗れない。
途中、カラツン対策でハリスを35センチに詰めたらアタリが飛んだので、角マルチの3号と重い針にして、ハリスを48センチと長目にとった。
そこで、カラツンの中から拾う策を取るも思うように行かない。
6枚目を釣り上げたときに下ハリスがヨレた事もあり適当に詰める。
大分短くなったこのハリス寸で状況が一変した。
ヒット率が向上する。
なんだ〜そういうことだったの？
と言った気持ちだった。
探りの段階でも1度ハリスを詰めたが、その時は魚の寄りが不十分だったようで、結果が出なかった為、直ぐにまた伸ばしてしまっていた。
改めてハリスを計ると27センチ。
まだ、詰められそうなウキの動き。
バラケはボソからまとまりの良いしっとり系に好感触。
ウキも途中、ＰＣトップのものを試したが好転せず「紅・カーボン脚5番」に変更している。
スタート時に装着していた槐の太いパイプトップでは、この日の活性下では下ハリスが張り過ぎてしまい、カラツンを助長する原因にもなった。
ウキのバランスも3目半出しから、4目出しに。
抜き系からぶら下げ気味にバラケの餌付けも変わっている。
様々な部分を見直してやっと釣りがハマリ出した。
10時を回り食いが落ちてくる時間帯だが、ここから2時間がこの日のハイライトだった。
下ハリスは23センチにまで詰められ、バラケは細粒と浅ダナ１本でしっかりとしたタッチになっていた。
人差し指大の大きさに付けて、トップ先端1節〜半節が見えるまで馴染ませ、その位置でモソモソ触らなければ、即打ち返していく感じで、寄りを保つようにした。
開く餌さでは食わせることが難しかった。
アタリはドカッと気持ちの良いものばかりで強いアワセは禁物だった。
タナは予定よりも深く、80センチがベストだった。
水面下に影が見えても、この日はそれよりも浅くして良いことがなかった。
1時過ぎからは強風になりパラソルを畳む程(^-^;
舟も多いことでロープの揺れが半端なく、まともに釣りが出来なくなってしまった。
おまけに並びの人達は終了1時間前に上がるらしく、現場検量が始まってしまった。
Ｂロープの会友は2時から釣り込んでいたが、こちらはノーフィッシュ。
最後に少し残念な１日だった。
29枚、21.6キロ
なんとか例会優勝。
多分、なかなか遊びでは来ない釣り場なので、きっとこれが宮沢湖でのラストフィッシングかな？
そう思うと少し寂しい気持ちで釣り場を後にした。
ｔｏｍ
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