夏の思い出…2011

蝉が少ない。
言われてみれば確かに少ない気もした。しかし、8月に入り、連日猛暑を伝える
天気予報を聞いているうちに、思い出したかのように一斉に鳴き出した。
なんか、ホッとした。
子供の頃の夏休みを思い返してみる。
アブラゼミの大合唱、カブトムシ、すいか、ラジオ体操、学校のプール、そして
海d(⌒ー⌒)!
こうして、キーワードを並べると今も昔も変わらないのかも。
今年も大人たちの夏休みがやって来た。
恒例行事となっている、仲間数人での釣り旅行。
行き先は伊豆の海(@ ̄□ ̄@;)!!じゃなくて、湖(^^;。。一碧湖。
幼い頃、砂浜でした砂遊びが、麩餌に変わり、水中眼鏡が、偏光サングラスに、
小さな体を海にぷかぷか浮かべてくれた浮き輪は、今は仕掛けを浮かべてくれる、
ヘラうきに変わった。
昔に比べて様変わりした夏休みだが、右手に竿を持てば、誰もが一瞬にして童心
に帰れる魔法がかかる。


8月14日(日)
1日目の空は雲が多く、肌を突き刺す真夏の日差しは和らぎ、パラソルの下には
爽やかな高原の風が吹き抜ける。
正に至福の時がゆっくりと流れる中、はやる気持ちを抑えて準備を進める。
仲間6人で並んだポイントは白ブイ前。
既存のミザオに舟を固定するだけなのでチョー楽♪
釣り方は全員底釣り
先にタナを測ってる仲間が、カラバリでも当たったとか、いち早く餌打ちを始めた
友達は、2投目から合わせている♪
毎年、期待を裏切らない一碧ベラが、楽しい楽しい2日間の開幕を、激活性で迎え
てくれた。


竿17尺
タナ 底
ミチイト1号
ウキ 『葉舟・流星、底15』
ハリス 上下0.5号 40‐52㎝
針 上下バラサ5号
両ダンゴの底釣り
グルバラ1+ダンゴの底釣り冬1+ペレ道1+水2


心地良い追い風に送られた第1投。
なんか、馴染みが甘い。
しっかりと、餌を着けて第2投目、馴染みながらフワッと触ったような。。。。
3投目、やっぱり何かしらいる気配。
次投、しっかりと、少し大きめに餌を着けて、しっかり馴染ませて、息を潜めて
ウキを見る。
スッと返させフワッと触りカチッ!!
ジュバッ!!ズギューンと、穂持ちまで引き込まれてノッシノッシと上がってくる。
水中のキラッと光る魚体が、その大きさを予想される。
玉網に取り込んだヘラブナをみて、ああ〜来てよかった(o^・^o)と思う。
その後もアタリは続きテンションは全員上がりっぱなし。


今年は放流物も多く交ざった。ハリスの倒れ込み時のアタリを追いかけると、
去年放たれたであろう新ベラっぽい魚が釣れてきた。よく引くので楽しめるが、
折角ここに来たのだから、デカイ地ベラをゲットしたい。


ここは1つ基本に戻り、しっかり馴染ませ返された後のアタリに的を絞る。
エサも重く針持ちの良い物に作り替える。
ペレ底1+ダンゴの底釣り冬1+ペレ道1+水2
自分の底釣りの定番ブレンド
ハリスも詰めてみる。
40ー52→35ー47㎝。
ウキがたち、すーっと馴染み、程なくしてモヤモヤ。
フワッと返し、一呼吸置いてからの重々しいズンっっ!!
合わせた瞬間から、重い!
地底を這うように沖に、右に左に泳ぎ回る。
右手1本じゃ太刀打ち出来ず、左手を添える。
首の振り幅が大きく、早く魚を拝みたい。
何度かの突っ込みをやり過ごし、水面を割って出てきた口はデカイ!!
たくさんの水飛沫を上げて玉網に収まった魚体は素晴らしく、玉の柄のしなりも
半端じゃない。
手前に引き寄せて玉網に収まり切れない魚体に目をやると、イカツイ顔をし、
艶々した肉厚ボディーに見とれてしまった。


そう、これを釣りに来たんだよな〜ρ( ^o^)b_♪♪


ウキは、ほぼ毎投動いた。カラもイトズレも沢山あった。
仲間とワイワイやりながら、湖上の舟釣りで底を両ダンゴでバクバク。しかも、
カイデー!!
これ以上の贅沢がほかにあるだろうか?
必ず来年も、再来年も訪れるだろう。
などと考えながら、返してズンっっ!!に合わせて、糸鳴りを響かせ歓喜をあげる。


10時を過ぎると、底釣りから、宙釣りにスイッチする仲間もちらほら。
丈1チョーチン両ダンゴものっけからアタリがあるようで合わせている。
型が悪いと言いながらも、カッ、カッ、ドン!にご満悦な様子だ。
一応この日は朝からフラシを下ろして、全員でカッパギもしている。
だから、いっぱい釣れると2度美味しいo(^o^)o


底釣りの活性が落ちてきた時に、チョーチン両ダンゴのバクバクが始まったので、
次々と竿が短くなっていく。
結局、自分ともう一人を除き全員チョーチン。
こんな底釣りはよそでは体験出来ないからと、底釣りオンリーを貫くことを
決める。


時間の経過と共に風向きが正面からに変わってきた。
しかも、ちょっと強い。
流れもついて、だいぶ手前に流されてしまう。
そのせいか、餌持ちも悪くなってしまった。
針を5号から6号に。タナも這わせ気味に取る。
餌持ちも良くなり、再び濃厚な底釣りが始まった。
釣れてくる魚がイカツイ地ベラばかりになる。
カタボソのペレ底のダンゴをかじるように食ってくるようだ。
向かい風の中の振り込みも体が馴れて来て、差ほど苦にならない。
流れなども考慮し、ハリスも少し詰めて着水から、着底、アタリと早くなるよう
にと考えた。
魚が上っ調子になったのか、ボディーが斜めに立ち入っていかない。
そっと竿を上げるとガツッと針がかり。
馴染んだと思ったら、スルスルっとウキが上がってきて、そのままヒット。
上げ系のアタリが増え出した。


アタリを追いかけているうちに時間は経過し、気付けばアブラゼミから、
ヒグラシの鳴き声に変わっていた。
まるで、終了時間を伝えるBGMのように。。。
62枚 30.5㎏
また明日も釣りが出来ると言う余裕があった。


夜は毎年決まった漁師料理のお店で宴会。
これも楽しみの1つになっており、睡魔と戦いながらの釣談義には妙に
テンションが上がったりする(^o^;)
アワビ旨かったなぁ〜


明けて2日目
8月15日(月)
月曜なのに、前日よりも釣り人が多い。
1年前からの予約なので1番出船。
この日も天気は言うことなしの快晴。
入釣ポイントは、前日と同じく白ブイ前。
前日の仲間内でのトップ釣果の出たポイントだ。
やはり丈7の底釣りで80枚で38㎏だった。


まずは、やはり全員で底釣り。
しかし、この日は昨日のような激活性ではなく、少し落ち着いてる雰囲気。
でも、餌打ちを開始して10分位で強い引き込みを見せる。
この日の第1号も重量級だ。
玉網に取り込み手前に寄せ針を外そうとすると激しく抵抗。
その弾みで玉枠と玉の柄の境目からボキッ(ToT)
大型を取り込み過ぎたか!?
気を取り直し釣り続けた。これも思い出かな〜


途中、10尺〜14尺までのチョーチン両ダンゴもした。
そこそこ楽しめた。
この日はトータルで40枚くらいだった。
トップは、70枚位で楽しい2日間だった。
海からの夏風を感じながら舟を漕ぎ桟橋に向かう。
バシャッ
後ろを振り返っると大きな波紋が。
また来年もよろしくo(*⌒O⌒)b
舟だけじゃなく、ヘラ達にも伝えて一碧湖をあとにした。


tom



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