師走のミニ賞金大会

暮れも押し詰まり世の中、忙しいのか暇なのか分からないが、景気が良くない
のは確か、政治家の皆さん世の中の景気を良くしてください。
前日の午前中に秋ヶ瀬の近くに用事があり、昼ごろから3時間ばかし出来ると
思い車に道具を乗せ出かけた。
昼に用事が済みびん沼に行ってみた。
砂塚橋の上から見ると相変らず釣り人が多く、北側はほとんど空いているところ
がないほどの混みようだ。
墓場下の辺りに行って水面を見るとかなり濁っている。
2〜3時間竿を出してみたが、まったくアタリはなく濁りのせいなのか、状況が
良くないようだ。周りでも絞っている様子は無く、オデコの3文字で帰って
きたら「とも」から電話があり明日本年最後の荒稼ぎに行きましょうと
いつものズッコケトリオで羽生吉沼のミニ賞金大会に行くことになった。

12月25日(土)
約束の時間5時に家に迎えに来てもらい出発。
「山下さん大きなバックを持ってきました」
「何すんだョ」
「帰りにお土産を持って行ってもらおうと思って」
「耳ダコだョ」
122号から東北道に入り中年暴走族「とも」はひた走る。

高速を降りてからコンビに寄り、現地到着は6時過ぎ、事務所には釣り人が
並んでいたので、モンスター君が降り事務所に向かう。
入場番号を見ると、車の台数にしては55番と早い番号だ。
この頃から車が多く入ってき、駐車場は7割近くになった。

6時30分入場開始。
私と「とも」が仕度をしていると、大きな声で早くしろ〜〜と辺りかまわず
恥ずかしくなるような声でモンスター君が叫んでいる。
急いで行くと70番台の人が入っていた。

今日は南西の風が吹くと予報では言っていたので、奥のほうが良いのでは
ないかと岩手桟橋の真ん中から先事務所向きに入ることにした。

今日は最初からチョーチンの抜きをやろうと決めていた。
何尺を出そうか迷ったが9尺をつなぐ。
仕掛け；道糸0.8号　ハリス上0.6号　8cm　針6号　
下0.4号　70cm　針3号
エサ：ペレ匠顆粒　180cc　水180cc
　　　鬼バラ120cc　若武者120cc　華華120cc　ペレ匠ダンゴで調整。
　　　食わせタピオカウドン。
へらうき　葉舟　「短竿チョーチン専用浮子 PC 1mm」 45号
エサ落ちをトップ先端からウドンを付け2目出しのグリーン。
7時15分にスタート。
1投目を打つと左にガンガン流れ。
「とも、川でやっているみたいだな」
「渓谷じゃないですか」
「バッキの流れだな、もう少したたないとダメだな」

10投目ぐらいにハリスが倒れ込んだ後、1目盛りの良いアタリを合わすが空振り。
その後10投目流れでテンションが掛かっているので、竿先を浮きの近くに
持っていき、張っていた糸が緩んだ瞬間、1目盛り｢カチッ｣と音のするような
良いアタリで本日の1枚目を絞る。

たまにカラをくいながらでも、良い感じでのってくる。
抜く位置もタナに近いところで抜いたほうがアタリは続いた。
のってくるのはウドンがなじみ込んだ後上げか下げ誘いをかけると
良いアタリでのるようになった。
10枚ぐらいは早かったので、今日はいけるかも？
(そうは甘くはなかった)

その後はポツポツと釣れるが、徐々にカラも多くなってきた。
エサが抜けているのにカラが多いのでハリスを60cmにすると直ぐにのるが
その後はカラが多くなってくる。
「なんであのアタリがのらないの？」
「とも」も隣で「あれがのらないのですか」
「のってもいいアタリだよなぁ〜」
試しにハリスをどんどん詰めていくと、今迄あれほどあったアタリがなくなって
しまった。

抜けてカラ、どうしたらいいのか分からなくなってしまった。
上ずっているのか、魚を下に落とそうと、バラケも鬼とペレ粒を足し込み、
エサも丁寧に付け、タナまでいって抜けるようにし、ハリスも0.3号に落と
してみたが一向にカラはおさまらない。

カラの中から拾うしかないと、元の長さに戻すことにした。
ポツポツではあるが、11時頃に検量機を覗くと17枚。
自分的にはもう少し釣っていたような気がしたが、カラが多い分釣ったような
気がしただけだった。

11時におにぎりが来たので、いつものことモンスター君に「頂きます」と
おにぎりをほうばりながら、エサ打ちを続けた。

アタリは多いがなかなかヒットしない。
午前中は下げ誘いが良かったが、午後からは誘いがきかなくなってきた。
（後で考えると、この頃からバラケが付いていないとダメだった気がする）

「とも」が何も言わず立ち上がったので、トイレにでも行ったのかと思ったが
なかなか帰ってこないので・・・
「省ちゃん「とも」はどこへ行ったの」
「トイレにでも行ったんじゃないの」
「それにしても長くない、ペーパーが無くて出られないかもしれないよ
見てきたほうがいいんじゃないの」
「車で寝てるんだョ」

モンスター君はあたらないと悩んでいるが、こっちはカラで悩んでいる。
新しく作ったエサを使ってみなよと、持っていくとすぐにアタリが出てきた
ようだ。

こちらはカラの中からポツポツ拾う程度。
のらなくてイライラしているのに、隣の方から煙が、モンスター君は煙突と
アダナが付くほどのヘビースモーカー。
私は最近釣り場ではタバコを吸うのを止めていたが、
「もう、ガマンできねぇ〜」と
ウドンを一本持ってモンスター君のところに行き、すいませんがタバコ1本と
交換してください、と1本貰って吸ったがラークだったので、マイルドセブン
のほうが上手いよ、と言ったら返してくれと言われた。

1時半頃に「とも」が戻ってきたので・・・
「何やってたの」
「車で寝てました。これから10キロ釣ります」
またまた口だけは達者だと思ったが、再開したら直ぐに絞り始めた。

「とも」の釣り方は、 「槐・極太パイプ」 を使い、一旦深くなじませ
バラケてからの「カチッ」と入る良いアタリでのせている。

こちらもあと少し頑張って釣ろうと思ったが、2時頃からは、北西の風も強く
なり、抜いたエサが先に流されたのか、だんだんアタリも遠くなってきた。
たまにのるぐらいで終了時間を迎えた。

16ｋ910ｇで10位だったが、反省材料の多い釣りだった。
いつものこと二人とも抽選にも当たらず、ズッコケトリオを返上し
ズッコケ2人組みに改名することにした。

ここのところ釣りに行っても晴れの日が多く、また風も無く釣り日和の日々が
続いている。
1月、2月と寒さが厳しくなり、風の吹く日も多くなってくるだろうなぁ〜〜
帰りに蓮田S・Aでラーメンを食べ帰路に・・・・・

葉舟

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