惨敗の武蔵の池

今年の春は寒いか暑いか。ダウンか半袖か。
両極端な日に釣行がぶつかっている。

そんな寒さも忘れかける5月のGW明けに試釣を入れた。

手応えは何と段底！この池のヘラはまだダウンを着てるのか！？

5月15日（土）

さいたま市にある武蔵の池にて、シマノジャパンカップの関東予選が開催され、
仲間と参加した。

普通なら、メーターウドンセットか、短竿を使ったチョーチンウドンセットだろう
と考えるが、この池は“普通”は通用しない(-.-;)

まずは釣り座抽選。試釣で浅ダナに手応えを感じているのなら、中央桟橋が良か
ったのだが、残念ながら、浅ダナが釣れる意識がまるでなかった為、どこでもいい
かなぁ〜と考えていた。

たいがいそんな時は良い席を引くもの。

『中央桟橋 西向き』

風は南東が吹く。この上ない絶好の席。
この日の運の八割を使ってしまっていたことに、この時点で気付くはずが、
ない(T_T)

釣り座に着いてそそくさと支度を始める。

迷わず段底！

竿13尺
ヘラウキ『葉舟・流星底11』
ミチイト1号
ハリス上下0.4号12−50㎝
針 上8号 下5号

バラケは
デカ粒0.5＋顆粒0.5＋新B1＋水1.5＋セット専用1＋プログラム1＋段底1

クワセはタピオカ。

7時の開始の合図で第１投。

シーンと釣り場全体が静まりかえる。

アワセ音なのか、気合いのエサ切り音か、その水切り音だけが所かしこで聞こえて
くる。

この釣り場は住宅街の中にあるためか、小鳥達のさえずりが聞こえないのが寂しい。

って、そんな余裕はない。今日は大会なのだ。

段底はこの日も魚はいた。

開始早々から触りは表れている。

ただ、魚は少し上か？

エサに手水を打ち、少しシットリさせる。

エサ付けもラフからしっかり付けと色々と試す。勝負は2時間目以降だ。

この日は、バラケを背負っている時のアタリは全てスレ。試釣時は、早いアタリで
ガンガン食ってきたのだが。。。

抜けた後のアタリに的を絞る。
バラケもタナでぶら下がったら、強めに竿を引いて即抜きにし、大きめなエサ玉が
、塊のまま、地底に向かって落ちていくイメージ。

底よりチョイ上のヘラには大きなアピールになるかなぁと思っての作戦。

ウドンのみになってフワフワっと触れば、誘いを入れたりしながらアタリを待つが、
バラケが抜けた直後に触りがなければ、次！と、割り切った。

１枚目が釣れたのは開始45分後。なかなか手こずる魚達だ。

自分と同じブロックの奥の方は見えなかったが、見える範囲内では、浅ダナのウキ
の動きが良い。

気持ちは揺らぐが、今日は段底しかない！と信じて来てるので、脇目を振らずに
頑張ることにする。

しかし、釣れない。カラツンやスレはたまにある。

下ハリスを這わすも今一な感じで、どんどん這わせたりもした。

ヒゲを下針に付けた、武蔵名物ヒゲ段底も試す。

が、なんかフワフワした動きが多くなり、スグに止めたが、目先を変える意味では
いいアイテムかもしれない。

2時間経過で何とたったの3枚。

実は、気持ちは浅ダナをやりたがっていた。

もっと段底に集中すればいいものを…

この時点の段底は、ウキが動きすぎていた。

下ハリスを5㎝短くしたり、バラケを重くして極限まで柔らかくしたり対応をした
が、上ずりが抑えられなかった。

ならば!(b^ー°)

13尺を仕舞い9尺を出す。

ヘラウキ『葉舟・槐40』を1メーターの位置にセットし、起死回生を願って
メーターウドンセットを開始。

しかし、打てども打てども微動だにしないウキ(T_T)

だんだん集中力が薄れていくのがわかる(-.-;)

とりあえず、反応が現れないことには惰性でエサを打ち返すだけなので、ウキを
小さくしてみる。

『槐40』→『暁4』へ。

エサも軽めに変え、クワセも力玉にする。

ウキが立ちかすかな触りが出たと思った瞬間、『ズバッ』

が、スレ。

がっかりだ。

そして次投から触りが飛ぶ(>_<)

一応後悔しないように、8尺チョーチンウドンセットをやったが、全く動かない
ウキを見ている内にタイムアップ。

結果論を言ったら切りがないが、初志貫徹が出来なかったことが最大の反省だろう。

二回戦に進むことは当然出来なかったが、仲間が進んだので、応援で残って観てい
たが、渋い状況は変わらず、段底が釣れていた。

チョーチンで挑んだ仲間は通過ならず、せっかくなので最後の抽選会まで残ること
にした。

そして、麦茶が1ケース当たり、そんなところで、残りの2割の幸運を使ってし
まったようだ。

次はＧ杯だ！今日は池が悪かったことにし、気持ちを切り替えて行きたい。

ｔｏｍ

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