羽生吉沼で例会便乗参加

釣り場に向かう途中、窓の隙間から車内に吹き込む空気が、ピリッと感じるようになると、いよいよウィンターシーズンの到来だ。


街ではクリスマスのイルミネーションが、去り行く今年を締めくくっているようだ。


12月13日(日)

友人の会が羽生吉沼で例会を行うとの事で、仲間4人と便乗させてもらうことにした。


前日は強い北風が吹きまくり、明け方もその名残があった。

6時と、まだ薄暗いうちに入場が始まる。

富士桟橋に入り、真ん中よりも奥の釣り座につく。


まだ辺りは暗いのでゆっくりと準備を進めた。

聞いた話だと状況は良くないとのこと、まずは短竿のチョーチンから様子を見る。


竿8尺
道糸0.8号
ウキ 葉舟『結・短竿チョーチン専用ウキ PC1㎜5番』
ハリス 上0.4号10㎝ 下0.35号 60㎝
針 上6号 下3号


釣り方はバラケにタピオカのセット。渋いと読んで、抜きの釣りをしようと思う。


バラケ ペレ匠デカ粒0.5+同顆粒0.5+水2+鬼武者2+若武者2


曇り空が若干明るくなり始めた6時45分に第
1投を送り込む。

風は真後ろから強く吹く。

ウキのバランスは、小さめのウドンを付けて4目出し。


バラケは元エサをラフに付けただけのもので、タナにはぶら下がらずに、上層でバラけて、タナに降り注ぐイメージ。


だが、風流れが強いせいかイメージ通りにバラケと喰わせがシンクロしていない様子。


水中でバラけた粒子が広範囲に拡散しているのかと想像し、小分けした分だけに、ペレ匠粉末を少量振りかけ、手水を打って柔重なタッチにしてみる。


魚の気配は少しだが、感度の良いPCトップに現れている。

エサ打ちを繰り返していくうちに、触りが増えてきた。


ウキが立ちトップが馴染みかけると、フッとした触りが続き、ウドンがタナに入ってからも触りがある。

そのままズバッとアタって欲しいところだが、思いに反してアタリに繋がらない。

やはり渋いなぁ〜(-o-;)


ウドンがタナに入ったら小さく誘いを掛ける。

触りがあれば、下げ誘いを間髪入れずに掛ける。

穂先に引っ張られたウキの目盛りが、水面上に1目盛り残り、それが、チクッと入る。

これでやっとへら鮒とご対面。

この釣り方で最も早いアタリは、やっぱり食わせの付いた下針の倒れ込みだろう。


そのアタリで釣れてくる魚は渋いながらも、上から降り注ぐバラケに反応し、尚且つ、下がっていくエサを追い掛けて、食ってくるんだから、ある程度のやる気はあるのだと推測出来る。


ただ、この『下針の倒れ込み』の美味しいアタリが、日曜日などは無いのが殆んど(-o-;)

なので、

その美味しいアタリが出ない食い渋りの日は、水中で下へ下へと早く沈んで行ってしまうエサでは、魚が追いきれないと予測する。


風が弱まったので、元エサのエアーのたっぷり含んだ重ボソを使う。

エアが含まれてる分、水中では開きの良いエサになり、タナでお麩が漂うイメージ。

重エサを軽く使う感覚だ。


ちょうどタナで抜けるように指先に集中して、圧調整を繰り返す。


この釣りは、バラケが抜けた後の触りが非常に重要で、この日に限っては、良い感じで釣れてる時が一瞬あったが、後はどんどん状況が悪化して行き、触りが減ってしまった。

そこで、何とか少しでもウキを動かしたく、ハリスを70㎝まで伸ばした。

釣れる時のアタリは誘いを掛けた直後が殆んどで、下げ誘いがとても有効だった。


途中、9尺、10尺も試したが、8尺が一番魚が居るような印象を受けた。


ポツポツと拾う釣りで納竿の3時まで、チョーチンの抜きセットをやりきったが学ぶことが多かった。

28枚 17.8㎏

便乗させてもらった例会では1位になれ、釣り場全体では惜しくも2位になってしまったが、この釣り方の可能性に手応えを感じた1日になった。


tom


『葉舟』新シリーズ『結』カーボン脚バージョン
( ① 短竿チョーチン専用浮子PC 1mm  ②段底専用浮子・)
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